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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

「恥知らず」からの脱却

2012-05-12 | 趣味

社交ダンス、とても自信喪失。
キモチと実体、理想と現実のギャップ。
あんなに楽しみにしていた、張り切っていたことなのに、いまは、しぼんでいる。
意気消沈。

パーティでは、嫌なことや自信を失くすことが続き、コーチのアドバイスもかなり手厳しいものに。

グループレッスンでも、ついに、ついていけなくなり、来週から欠席しようと本気で思ったりしている。
以前は、ついていけなくても、のーてんき、恥知らず、厚顔無恥でへっちゃらだったが、
いまは、全然ついていけてない自分が、とても恥ずかしく、
そんな無様な力量で、その場にいて皆と同じようにレッスンを受け続けるのが、苦痛になっている。

お遊びでチャラけてるほうが、ずっと楽しいかった・・・
(恋も、こんなもの? などと、まったく違うジャンルに想像力は膨らむ・・・
こういう、横にすぐ逸れる、フマジメさが命取り?




両足が地面にぴたっと張り付いたまま、カラダだけが前のめりに、つんのめっているかんじ。
脳の司令塔が出す命令に、カラダが反応しない。
司令塔そのもの自体も、怪しいものだ。

電車のホームに立っていて、ショルダーバッグだけが電車のドアに挟まれ、本人をホームに置いたまま先に発車、
挟まれたバッグにぐいぐい引っ張られ、ずるずるホームの上を電車の進行方向に引きずられる。
やがて、電車の速度は速まり、危険な状態に。

バッグのベルトがカラダのどこかに引っかかり、外すこともできない。
そして、首に巻きつき、たいへんなことに。
適当なところでベルトが、パッチーンと千切れてカラダから離脱しないと、大怪我、瀕死の重傷。

ホームの上をいくら全力で走っても、やがてホームはなくなり、姿を消す。
線路の上から走っても、
電車のドアから出ている短いショルダーバッグのベルトが短すぎるし、速さについていけないし
宙吊り状態に。
ひょっとして、死んじゃったりするのだろうか。

これを分析すると、つまり、
電車(=レッスン、習得理想)の速度と、自分の(実際の習得)速度が、合っていない。
ホームを必死で走るぐらいが精一杯、関の山で、ホームが過ぎると
ホームの高さ(=基礎・土台部分の厚み、強靭さ)と、自分の走る線路の高さ(薄っぺらな基礎)が、合っていない。

ちょっとぐらいならゴマかせても、すぐにメッキが剥がれ落ちる。
目に見えない水面下の力、能力の絶対量が、大きく不足している。
いくら、外ばかり、見てくればかりを飾り立てても、肝心な中身が伴っていない。


「みんな通る道だから」
「はじめは、恥をかき倒して、だんだん上手くなっていく」
「3年は辛抱期間」

そう皆さん、おっしゃる。

とてもお上手に、優雅に踊られる、美しい方は、こうおっしゃっていた。
「わたしも、はじめは、そうだったわ。ひとりで、ずっと壁を押して練習してた」


若さでも、美貌でも、スタイルの良さでも、性格の良さでもない。
(わたしは、どれも、ナイナイづくしだけれど。ま、書くのは自由だし)


天性のものはさておき、技を磨く、不断の努力。
くじけず、あきらめない根性、粘り、持続力。

悔しさや、恥をバネに、頑張るしかない。
一から、基礎から、地に足つけて、じっくり地道に、もう一度、気合を入れて、やり直そうと思う。

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