常連だが、ちょっと困るタイプ。今日も一番で来店し、こんな風雨だからとオイラも気を直して元気良く挨拶。いつも調理場前のオイラ達夫婦に近いカウンター席に腰掛ける。否や、大溜め息(いつもの事だ)。此がオイラは嫌なのだ。幾らお客さんでも来店意気なり大溜め息、その後は溜め息の原因の色々様々な不満並べである。で、言い放てばあっさりと帰る。オイラ達は、料理を提供し楽しい食事時間を過ごして頂きたい訳であるが、解決の衝かない愚痴聞き、解決の衝かない大溜め息聞きで嫁さんはともかくオイラは顔を見るのも避けている。つまり、その話の相槌に動揺して作業に影響を及ぼしたくない訳である。言葉も汚ない主婦で他所で出会ったら知らんぷりだなっ!お客さんだから仕方がないという唯一の方である。
さてさて、へんな洋食屋も週始めだが生憎の雨模様が続くらしい。月末なので、この雨続きは客入りにどうなる事やら。先週には、パトローネ額縁装飾も二枚完成し今週からは三曲の新曲譜面起こしに励む訳である。思えば、毎晩暇ながら趣味に励んでいるから一週間は直ぐに過ぎ去る。そして、モノ造り趣味だから必ずや形に残る訳で一年52週の結果も残るのでちょっと嬉しい。ワインコルク額縁もパトローネ額縁も譜面起こしも銅製品収集磨き展示も全て廃棄寸前の品々活用であるが、其もオイラの流派である。勿体無いという気持ちも強いが、コルクだってパトローネだって譜面だって銅製品だって折角原料から製品にまで造られた物だから未だ未だ何かにつけて活かされるだろうというセコい心根も多分に有る。コルクは店での廃棄寸前だし、パトローネはプリント屋での廃棄寸前、譜面もスナックのママからの廃棄寸前、銅製品は毎週月曜日朝の町内缶瓶収集時に出る鍋釜からオイラが広い、磨き挙げて店内装飾に使う。思えば、それぞれは買ったら大変な金額である。そのままで
は只のゴミだが磨き挙げ飾り挙げれば立派な作品である。
は只のゴミだが磨き挙げ飾り挙げれば立派な作品である。