へんな洋食屋カフェ

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マックでの昼食は610円だった。そうそうあの旧東海道の八王子街道追分の松原商店街でシルクの靴下120円を四足購入したな。往路の交通費は190円だ。つまり、ここまで1280円の大徘徊という事である。セコいと言えばセコい話だが、世の中ナンでもかんでも予算案は一大事だ。当初の予定では、保土ヶ谷から自宅近くを通る路線バスに乗って帰宅ねつもりだったが保土ヶ谷駅南口商店街を撮影するうちに金沢街道に出、「政子の井戸」も途中に在る事から路線バス210円の散財はやめにした。この浮かせた210円で道中、缶コーヒーでも如何なモノか？とも考える。もう自宅近くなので撮影自体は少ないが、既に二台のデジカメで二百枚を超える撮影をしている。駅前の温度計は32℃を射している。思えば、神奈川駅から井土ヶ谷駅までの６駅間を徘徊してきた訳である。二百枚を超える撮影をしてきた今日の得物(機材)は、共に戴きモノのキャノンイオスKissＦとRICOHのＧＲⅡだからこの暑さの中でも軽量なのが救われた
。ちょっと専門的だが、イオスはモノクロ撮影に使用しＧＲⅡは正方形撮影に使用した。とかナンとか謂ってもやはりスナップ撮影で歩く距離も長いと中級器と軽量器の組み合わせでないと大変な労力となって嫌気が刺す訳である。マァ今日もセコく楽しい大徘徊であった。

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「追分」とは街道の分かれ道つまり分岐の事だが、此所は旧東海道と八王子街道との追分である。往時の名残を感じる瞬間ですなっ！追分を過ぎるとこれまた有名な松原商店街で路上に沢山並んだ商品が朝市(マルシェ)の如くの様相でシャッターはドンドン押せる。魚屋さんは水曜日だから休業(市場が休みだから)だが、八百屋から洋服屋(とは言うものの普段着)雑貨屋、花屋、ドラッグストア、韓国系の食材屋、百均等々が店の外にも山盛りで陳列し商店街の上には万国旗が商店街を盛り上げている。さぁていよいよ江戸見附の在る天王町に入る。駅前には立ち食い蕎麦屋が在って素晴らしく良いかつをダシの香りがして誘われるが我慢して保土ヶ谷駅へ進む。此の天王町の「江戸見附」から保土ヶ谷駅迄は保土ヶ谷宿場町だから社寺仏閣も数珠繋ぎに存在する。あらゆる宗派のお寺さんが並び庚申塚や色々な神様の鎮座する神社も点在しているなっ！保土ヶ谷にも有名な辻が在る。旧東海道と金沢八景や鎌倉街道との追分である。此所を左に曲がり一山越
えれば自宅の在る井土ヶ谷へ続く訳である。で、昼の1時、財布に入れておいたマックの割引券を利用して昼食だ。チキンマックバーガーのセットにマクシェイクを足して一服する。保土ヶ谷駅前のマックは大繁盛だが、学生さんや子供連ればかりでなんとも騒々しいがここいらで一服入れないと金沢街道の峠越えは不可能である。峠の茶屋為らぬ峠前の茶屋だなっ！

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厳選なる選考の結果、今朝は京急井土ヶ谷駅の上り線ホームに立つ。気付くと京急神奈川駅のホームの大先頭に降りた。改札口は最後部の階段上に在る。下り側のホームで電車を待っ方々は最前部から最後部までを歩く中年のオイラの姿をどう思って眺めているのだろうか？「あれまっー！あんなに前に降りちゃって馬鹿だねっー！」なぁんて考えているに違いない。神奈川駅の改札口を出、私見的に有名な神奈川の跨線橋に昇る。この跨線橋は京浜東北線、東海道線、横須賀線、脇には京浜急行線を跨ぐ歩道橋で京浜急行線には踏切も鎮座する踏切研究者としは何時間でも見飽きない場所である。マッ、5分後には跨線橋は渡りきって東横線反町駅周辺のいつまでも片付かない雑店の風情を撮影し江戸時代の神奈川宿台町方面へ歩く。台町というくらいだから高台の登山である。気温31℃の駅看板を視たな、数人の地元民に道を尋ねながら旧東海道へ出ると其処は「連れ込み旅館街」つまりラブホ街であった。うーん、オイラのデジカメ二台持ちはなんか疑われそうだなっー！と感じ
ながらそうそうに旧東海道の本流へ足を向け保土ヶ谷宿方面へ向かう。途中、浅間下と地域で道に迷い婦人服屋さんで尋ねると気さくなご夫婦で立ち話とも為った。浅間神社へも参拝はするよっ！有名な「コノハナサクヤヒメ」を祭る富士浅間神社の末社だが旧東海道に鎮座するにはわけが有ったに違いない。更に保土ヶ谷へ進むと「追分」だ。

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ちょっとよぅく寝た。起床は9時である。昨日までに鎌倉、足柄、大崎、東戸塚、京急神奈川と色々思案したが結局は交通費も安く帰宅道中も考えて京急神奈川駅から反町を抜けて台町から旧東海道を保土ヶ谷宿まで徘徊する事にした。実は、旧東海道は品川から飛び飛びで小田原まで歩いてはいるが神奈川宿から保土ヶ谷宿の間は疎らにしか歩いていない。マァ横浜の西区大繁華街だから旧所名跡が無いという事が歩かなかった理由で、そこいら界隈は今ではマンションだらけである。しかし今回は、敢えて大マンション郡の中を往時の風情を発見しようと強硬する。朝の気温28℃、予報では日中は32℃にもなるらしいが歩く事は１週間に一度のオイラの健康管理でもある訳ですなっ！徘徊、散歩、健康管理とは言うものの何処でもいいから歩く訳ではなく何日か前から地図調べやお客さんとの会話の中から徘徊地域を選考しているンだな。マッ強いて謂えば毎週毎にオリンピックの開催国を選考したりワールドカップの開催国の選考をしているに例えられる。選考委員会は常
に２人でもある。選考にあたってノミネートには条件があるのだが、交通費は往復1500円以内、日没前には帰宅、昼食は1000円以内で贅沢厳禁、喫茶店二軒で500円以内、つまり3000円以内での大徘徊地域がノミネートされる。昨日も一昨日も念入りに選考は行われた。

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月末の第４週は月曜日から決まってセールス関係の電話が鳴る。今日、月曜日はご多分に漏れずインターネット関係のセールス勧誘、同じくネット掲載の勧誘、ワイハイ置かしてくれ関係の勧誘、米屋のセールス電話と忙しい。それこそ暇潰しどころか居眠りも出来ない。一件だけは興味が芽生えたので話の内容を聞き齧る。スマートフォンの店舗ワイハイを置かせて欲しいとの事だが、今までも沢山の会社から勧誘は有った。いずれも通信会社ばかりが得する話でへんな洋食屋カフェにメリットは少ない。今日の話しは一台の機械で主要三社のスマートフォンに対応するワイハイアンテナという事で話しは聞き始めた。話の途中で「で、此方にはどんなメリットが有るのか？」と尋ねると、先ずは月々の出費額が少ない事と特典でIパッドをくれるという訳である。出費額と聴いてオイラは「なぁんだ、置かしてくれというから無料で置場所を提供しIパッドもくれる訳ではないンだな」と判断しその後の出費額を聴く前に「協力出来ません、只でサービス付きの会社が日頃から勧誘し
てくれています」とお断りした。不可思議なのは、こうした会社営業はアポインターが話を着けて後に説明係りの方が会見予約を得て、更に取り付けなんかは又々別業者なんですなっ！複雑、面倒でオイラなんかはそこの時点で話を打ち切りたくなります。しかも後々に不都合が発生するとアポインターも説明係りも取り付け業者も全てが転勤とか退社とか廃業とか言っちゃって責任所在が不明瞭になるンですなっ！会社とは言うものの何故に注文から取り付けまで一貫出来ないのだろうか？へんな洋食屋カフェなんて「いらっしゃいませ」のお迎えからテーブルセット、注文取り、調理、片付け、料金徴収、そして「有り難うございました」までのお別れまで一貫している訳ですなっ！

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アイドルタイム、暇潰しどころか８人、４人、1人、1人と示し合わせた如く来客が在り一旦帰宅した嫁さんを呼び出す。しかし、呼び出すにも注文取りや調理等で電話も架けられないのでカウンターに腰掛けた常連のハモニカ達人に繋いで貰う様に頼む。嫁さんも出頭だったらしく五分後に直ぐ様駆け付けてくれた。意気なりの大挙14人の食事は1人ではちょっと無理。調理場とホールに別れての協同作業でも同時多発来客は困難。その上、全バラ注文だったら放棄であるが８人さんが察してくれてハンバーグ・カニコロッケセットで纏めてくれてとても助かったので８人の皆さんにはデザートのサービスをする。勿論、嫁さんに呼び出し電話を代行してくれたハモニカさんにもサービスする。気は心という訳である。会話というのは大事で不思議なモンであるが、その８人の中の1人が「面打ち」つまり能面師を目指す方で半年前から店内に展示してある「面ーおもて」を発見し、しかも打ち手つまり面を掘った面打ちの素性を見抜く。その方の師匠の知り合いの面
打ちだったのである。店内の「おもて」は半年前にあのお宝鑑定団に出したが選考漏れだったのである。瞬間、選考漏れの理由が解明されたのだが「おもて」の鑑定委員は店内の「おもて」を打った面打ちだった訳ですなっ！つまり、自作品を鑑定し価格を付けるなぁんて事は出来る訳がない。不可思議だったカードが捲られて解明出来たのは半年後の事である。

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この晩、とは言うものの夕方だが先ずはハモニカの達人が来店。カメラカタログ大いちゃもん会議を始めて達人が発掘してきたカメラ雑誌にもいちゃもん会議を始めるが、いちゃもんどころかよぅく読んでしまった。その雑誌の中程の記事は戴いてとても気に入っているキャノンイオスKissＦの解説であった。達人はオイラの気持ちを汲んでBOOK・OFFにて105円の棚から探してくれた訳に違いない。読み進むと、その古本カメラ雑誌は2008年7月号だが予告には８月号はイオスKissＦの特集と打たれている。うーん、捜し物が出たなっー！なぁんて謂っているとカホン奏者も来店する。イオスKissＦをくれたプロカメラマンであるが、今日は新調したウクレレを持参してきた。ハモニカ、カホン、ウクレレ、ギターと揃えばやるしかないだろっ！せっかくだから先日に作曲した新曲「追込」も手掛けてみる。副題は「変幻自在」だから8ビートの中で様々な弾き方や色々な打ち方を延々と108小節留まらずに演奏する稽古用の曲である
。カホン奏者も徐々に諸々の打ち方が出来る様に為ってきたのでここいらからは大仕込みに入り楽曲のダイナミズムに要素を注入したい訳ですなっ！その為には延々続く稽古曲が大事である。108のパターンは楽器での演奏は難しいが弾き続ける内にメロディーが確定され打ち方も整い、パターンも出、スケールの大きい曲に仕上がる筈である。打ち手と弾き手の即興的稽古から「追込」をして完成させたい訳である。

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昨日のアイドルタイムに一曲出た。ヒントや切っ掛けは何だったかなっー？と考えれば、なぁんだ大したことではない。劇画「鬼平犯科帳」を読んでいて盗賊改方な与力や同心が長官つまり長谷川平蔵、人呼んで「鬼平」の騎乗の後を走って追い掛け現場に急行する場面であった。何十人かの捕物装束の与力・同心が足並み揃えてザッザッ！と駆けて行く劇画中の「ザッザッ！」がカタカナで書いてありそれをインスピラシオンした訳である。で、この曲は常々考えていたカホン奏者の稽古用に8ビートのランダム、変幻自在の変奏稽古の為でもある。連続したコード進行も12コードを網羅しリズムは一定だが小走りから曲がり角走り、大駆け、闇夜駆け、朝駆けと様々に変幻自在なカホン打ちをして稽古にしたい訳である。メロディーは即興的にその場かぎりのモノをカホンにつられて出したいのでメロディー自体の作曲はしていない。つまり、リズムと和音だけの曲である。曲名は既に用意したのだが、曲名自体が煽られる感じで如何なモノか？と思うがとにかく「追い込み」とい
う曲名である。曲の頭出しはカホンからのテンポに任せたいが、躊躇が存在すると失敗する曲でもある。

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カメラ趣味の常連がやって来て先日にヨドバシカメラで貰ってきた大量のカメラカタログを広げ一々とケチを付ける作業にいそしむ。メーカー様には大変に失礼な話だが、この作業は結構に楽しめるので年に数回は開催しているなっ！性能的、重量的、価格的、勿論、光学的、そして、カタログの豪華さを競う訳である。だいたい雲上のカメラであるライカなんかはケチの付け様は価格的だけである。コンパクトデジカメなんかに為るとケチの山盛りとなる。一眼デジカメでも中級器以上の製品カタログはどれも素晴らしいがライカのカタログとなるとカタログ自体の紙質も素晴らしい。ハウスメーカーの住宅カタログや高級外車のカタログにも匹敵するブック形式で一枚々の捲る手触りまでなんとなく優雅に為るな。で、カタログは隅々まで検査、検証して最終ページの仕様説明(所謂スペック)でいちゃもんケチを付ける訳である。カタログはメーカーが売らんが為に作成した大袈裟かつオーバーな言語表現に彩られていて、よくもマァそこまで表現出来るモンだと常々感心しながら
「いい加減にしろよっー！」といちゃもんケチを付ける作業というか集会というか学会というか趣味な訳である。マッ！戴きモンのカタログでお金の架からないクダラナイ趣味と謂える。

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アイドルタイムの暇潰しに去年の今頃に電話屋から貰った固定電話のセッティングをする。今まではレジ脇の場所に固定電話が在り呼び出し音毎に調理場から手を拭いながら駆け付けていたのだが、戴いた電話機は親子電話だから調理場近くに置いておけるので慌て必要もなくなったのである。去年に戴いた時点でセッティングして接続していれば良かったのだがオイラはこういう電気製品には弱いンだなっ！とは言うもののデジカメのカスタムセッティングなんかは取扱説明書とにらめっこしたがらなんとかやり遂げる訳である。マァ、只の好き嫌いであり面倒か否か？の思案にしか過ぎない。固定電話、これへんな洋食屋カフェでは意外に使用しないなっー！問い合わせ電話なんかもそうそうは無し、食材屋の御用聞きは携帯に架かるしで毎月の固定電話料金なんかは最低限の支出である。更に、固定電話からは他所にはかけないから基本料金だけを支払っている訳ですなっ！思えば、固定電話、必要か否か？を問えば不必要に近い訳である。だが、店を張って営業している面子の為には有った
方が良い。固定電話の回線のお客様に対する信頼度は如何なモノか？結局、通信費ばかりが支払われているに過ぎないのではないか？と感じ始めた訳である。