玄人の独り言

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「枯れ葉ーautumn leaves」の稽古に余念が無い。今まではあれこれとジャズバージョン、ブルースバージョンと器楽の様々なバージョンばかり聴いて研究していたが歌手部門の枯れ葉も聴いてみる。すると冒頭の歌い出しは英語では「good falling leaves」と始まる。つまり、素晴らしい落ち葉よと始まる訳だなっ！落ち葉の舞い落ちる様はたしかに物寂しくも素晴らしい光景でロマンチックある。英和辞典を調べてみよう。落ち葉・枯れ葉と共に死んだ葉とも訳している。これを和訳して歌い上げたら如何なものか？しかもグッドが付くのだから「素晴らしい死に葉よ～」てなるんだなっ！どうか？中学の音楽教科の教科書に載るだろうか？毎年、秋口に歌われるだろうか？世界的大ヒットに為っただろうか？曲名は「秋葉」だなっ！上手い事考えたモンである。

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県庁及び県立精神保健福祉センターより連絡有り。正式に県庁登録が済み、来年1月10日からの勤務ですと言う事にてメデタシめでたしですなっ！で、気分良くバイクに股がり鶴見区は潮田大徘徊へ向かう。しかしなんだな、寒すぎっ！途中、京浜工業地帯の運河を撮影する。トイレにも困る。マサか、52才の県の職員になる大の男が道路際で立ち○○○○○という訳にもいかない。見本と為るべく第三の人生を歩き始める大の男は我慢だっ！と、目の前にハードオフを発見。トイレを借りに入るも、何しろ中古品の大バザールだかんねっ！あちこち見学。ダウンジャケットなんか無いかなっー！バラクーダのスイングトップは有るかなっー！と探し始める。バラクーダは四枚有るも色が気に入らない、ダウンジャケットはナイロン製のツルツル素材で気に入らない。散財無しっ！オイラは、こう見えて素材にはうるさい。表面加工にもうるさい。衣類は天然素材が良いんだな。化繊なんかは、雨降り用とか作業用には着るが普段は下着から上着まで綿とか毛とか麻とか絹とか毛
皮とかを着ている。けっして高価な衣類ではないが、安価良品を発掘しながら着ている訳である。

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一兵卒の研修も無事に終了した。現場作業の通っていた現場が打ち上げと相成った訳だ。今日の３時の一服の後は現場物置の掃除という使令で手元手伝いの一兵卒の研修終了であるが、其の使令で薄々今日でオイラも上がりだなっ？と感じた。終了証とか卒業証書は出るのか？最後の物置掃除作業はオイラの得意な片付け整理整頓清掃だからお世話に為った感謝と引き続き行われる皆さんの利便性を考えて一生懸命行う。最終日の打ち上げに相応しい一人食事会を環状2号線沿いの「かつや」にて110g豚カツ使用のカツ丼・豚汁小セット782円の一人大宴会も開催された。なんか、晴れ晴れしいなっー！必要とされるまでやり遂げた男の晴れ晴れとしたカツ丼・豚汁セットである。これからの生涯を「お役に立てるのか」「今、何が出来るのか」「人とモノとの縁を活かして、自らも活かされたい」の三原則を打ち立てて社会に貢献したい訳だ。清く、正しく、美しく努力を続けるんだっ！

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しかしなんだな、此の一週間で「一兵卒の」とか「補欠の」とか社会の最底辺の言葉で自らを下げずみ52才の大の男が新天地に挑む心意気を言い聞かせて染み込ませた訳だが、少しも惨めで悲観的で悲壮感漂わないのはどうしてであろうか？一兵卒は、今夜、帰路にカツ丼が食べたいっ！現場作業員に相応しいカツ丼+豚汁定食が食べたいっ！もう何日も前から考えていたが、今夜には決行だな。カツ丼とか牛丼とかの現代底辺食は、こんな機会でないと中々食べられないかんなっ！現場作業の土方仕事で汚れたジャンパーで入店したい訳だ。安く、硬いカツ丼、豚肉を探す様な豚汁。最低価格の割り箸を割りたいっ！労働者だらけの店内の相席で食べたいっ！脂身の多いカツ丼が良いな、つまようじでシーハーもしながら店を出たい。～したいの大欲だらけだが、非常に細やかな欲ですなっ！

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「想い溢れて」と言えば、バイクだけでなく銀製の三本のボールペンも想い溢れているし20年間使用しているLOUIS VUITTONやハンチング・ワールドのバッグにも想い溢れているし、30年前に入手した愛用のギターにも想い溢れている。ギターに関しては此の三年間で20本余りの楽器を整理したが愛用の三本は手元でボサノバの名曲「想い溢れて」を奏でている訳だ。「想い溢れて」と名曲を知り、手掛けて15年に為るが想い溢れる楽器で「想い溢れて」を奏でるのは奏者冥利に尽きる。しかしながらなんて素晴らしい言葉であろうか、想い溢れてなんて生涯使いたい言葉ですなっ！オイラは、かなり神経質で曖昧肌で熱情型であるからこそ此の「想い溢れて」という言葉と名曲に惹かれ続けて来たとも謂える。語音としては、優しい語音だが言葉の内に込められた語意は計り知れない心中なのだ。

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今朝は本当の寒風だ。何しろバイクの温度計が0℃から動かない。しかしながら呼ばれた。もうこうなったら最後まで付き合う覚悟の現場作業だから何と言っても一兵卒の研修だ。明るい新年、新天地への研修だ。現場近くの朝のセブンイレブンで毎朝合う常連とももう合う事は無いであろうがこの一月半だが毎朝が一期一会だった訳である。就職相談をしたおじさんとも合う事は無いであろう。年内、いつまで呼ばれるかは判らないがケガ無く、交通違反無く、仲良く締めくくりたい。カブにもスクーターにも大分世話に為った。よぅく走ってくるた。全て「想い溢れて」だ。昨夜は、アントニオ・カルロス・ジョビンの率いる本番ボサノバのビデオで想い溢れてを観た。華やかなメジャーコードの名曲である。想い溢れて昨日は、新婚旅行で買い揃えたROLEXの風防も交換した。このROLEXは、勿論の事「想い溢れて」いる訳である。

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年内、気にかかる店を梯子した訳である。いずれも以前からバイクで通りすがり、また敷居の高さで入店出来なかった店だ。中古時計店というかアンティークウォッチショップ、大四角でバイク駐輪不可能の古本屋、普段は絶対に歩かない横浜駅と神奈川駅の中間のカフェである。年内気掛かりの一連をいずれも気に入りにした休日である。道中は、常に名曲「枯れ葉―autumn leaves」を口ずさみ今夜のギターの稽古に結びつける。叙情だなっ！実際に街並みの枯れ葉を眺め、口ずさみアレンジに役立てたい訳である。で、帰宅し、風呂に入り、晩御飯を食べ満腹になるとサラリと忘れているんだなっ！どうしたモンであろうか？30年間そうして完成しないでいる次第である。

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とんでもない発見になった。六角橋商店街の路地裏の中に中古ギターの店を見つけて立ち寄る。好みのギターが鎮座していた。其の隣には中古時計の店だ。とある客が入店するのに引き摺られオイラも入店、中古時計の店の方である。ご主人、何を閃いたかオイラの27年モノのROLEXを観て風防交換ですなっ！ときたモンである。そういえば分解掃除はしているものの傷だらけの風防は交換した事はない。しかも最近の現場作業では土やセメントや砂を弄りかなりの傷が気にかかり自分で磨いた経験がある。ご主人続く「汎用品なら今直ぐの交換で5000円だが、どうか？」と。暫し思案しながら会話。自分の店はこれ程ちゃんとしているんだという二階の工房に案内してくれる。話は合うご主人だ。工房も職人さんが一生懸命に時計を組み立てていた。信じたっ！風防交換である。更に、時計磨きもブレスレットもセメントが詰まっていたのを綺麗に掃除してくれた。5000円は安いっ！いい店を発見してしまった。其の足で神奈川方面に歩くと今度は古本屋を発見してしま
った。しかも閉店セールで30％オフ、入店だなっ！文豪東海林さだをの棚を眺める。大分沢山の文庫本を蔵書しているからいささか発見は有るまいと思っていたが、大発掘で八冊。2240円のところ1600円弱で入手した。大散財と言えばそうなんだが、ROLEXの風防もいずれ近い内には交換だし、東海林さだをは全てを集めるつもりだから財布は開く。しかも充実の大散財である。神奈川駅に着き、井土ヶ谷までの運賃を見る。190円、しかしながら一つ先の横浜駅からならば150円。歩くとカフェ発見、入店200円のコーヒーで一服。つー事は350円の支払いな訳だ。善かったのやら悪かったのやら。

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妙蓮寺からそぞろ歩きに六角橋へ入った。此処には大好きな路地裏商店街が在る。何度も撮影には来ているが、今年の始めに火事で３分の１程のお店が焼けたらしい。先ずは白楽駅前のマックにて割引券390円のダブルチーズバーガーセットで一服だなっ！何年か前にお邪魔した際にはこのマックでとてつもない光景を観てブログにも書いた記憶がある。今回もちょっとは期待している。ワインボトル持ち込み、ナゲット・ポテトフライつまみ、瓶口呑みの男性である。しかも、つまみが無くなると次なるつまみを調達している。勿論、調達はマックメニューであった。六角橋商店街のあのフライ屋はどうしているだろうか？ウズラ串揚げ旨かった、はんぺんフライも旨かった、ハムカツ見事だった。素晴らしい品備えの煙草屋はどうか？喫煙具のパイプとか吸い口とかライターとか灰皿なんかも大変な品備えで楽しめた。人間模様とか路地裏商店街というのはバイクや車では発見出来ない世界遺産的物件や人間模様は観られない。散歩道中に限る訳である。

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京急から東急に乗り換えた途端に乗客の装いは一変した。思えば、京急沿線には公営博打場が点在しているし住宅街からの乗客が多い訳だな？東急を登り方面に乗るというのは行き先はお洒落な繁華街とか大学に通う学生な訳だ。で、薄暗くくすんだ装いではなく色気の様々な装いで華やかさが感じられる。目的地の菊名～妙蓮寺～白楽は如何なモノか？人間模様はどうか？という内に菊名へ着く。こう言っては失礼だが、なぁんていう街並みでもなく駅裏特有のゴタゴタも少しばかりなので旧綱島街道を下り始める。マァ、なぁんていう街並みでもなく妙蓮寺に差し掛かると菊名池とか1300年前に鎮座した弁財天とかどうしようもない路地裏商店街とかが現れた。どうしようもない、とは言うもののどうするんだっ！と言えば叙情的古典派撮影である。こういうどうしようもない路地裏商店街こそが探し求めている被写体なのである。かなりの数のシャッターが切れた。踏切なんかもあちこちに在って商店街中に警告音が響き夕方なんかだったら叙情的に輪を掛ける事であろう。