へんな洋食屋

昨日のランチ、調理場側のカウンターに三人のお客さん。常連だが、一人づつ三人の女性である。揃いも揃って、絵の趣味を持ちお互い初対面だかオイラが間に入り大趣味話である。一人は、先日に銀座でグループ展を開いた。銀座ですよっ！もう一人は、毎月頂く「切り絵」の女性。そして、「和紙ちぎり絵」の女性。オイラは、「カメラ精密画」である。同じ種類の趣味を持つ同士の喜怒哀楽の物造り感論であった。これ又、知識・経験・技術を越えた同趣味人の励まし合い会話だ。珍しい組み合わせであった。
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先日に解決した事件の相手は、以前何度かへんな洋食屋にてライブをしてくれたジャズギターの達人だが、ギターの話は、尽きない。お互いに尊敬仕合ながらも技術を盗み、憧れを持ちコンプレックスを持つ。珍しく、批判や競い合いが無い。相性が合う訳である。オイラなんて相当教わったのだが、同じ達人同士だから理解も手並みも早いし、教授を元にオリジナルを開発する。昨日も、寄ってくれテーブルの上の「音叉」を見て大話である。音叉一つでかなりの話題に繋がる方も中々居ない。五歳年下だが、年齢や経験を越えて教わる事が沢山在る。励みである。

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今流行りの、貴金属買い取り屋の話。一又隣の奥さんが、旦那の形見の金・ブラチナ・ダイヤモンドのコンビのブレスレットを処分する思案であちこち回り終いに相談された。買い求めた時は大変な金高だったと察するが、買い取り屋はその十分の一程度の価格を提示したらしい。当家は元は、貴金属店だったので多少は判断出来る。安く見積もっても十二万円程度の価値は在る、オイラが好みなら善いのだがそうでもなく、又ブレスレットは今流行らない。十万円でどう？とも言われたが他人の形見だし欲しくは無い訳で、十万以上ならば処分したら？と提案した。買い取り屋も商売だが、中々やるなっー！装飾品の価値なんてどうしようも無いですなっ！所詮、身を飾る物でしか無い訳である。
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解決した。78日後の事である。遡る事、へんな洋食屋の口座に心当たりの金額が入金されており当然に銀行へ確認。「銀行は間違いないですよっ！」と二つ返事、だが不審なので口座番号を知り得る心当たりに尋ねるが、皆知らぬ存ぜぬ。一月ちょっと経ち、売上入金や仕入れの出金、自動引き落とし等で整理が付かなくなる。月末には大きな支払いも在り区別も付かず、確認してもあの通り。どんぶり鉢にまぜこぜに為った金銭も段々少なく為った今週月曜日。銀行よりあの入金が間違いと発覚した。出す金銭は無い。つまり、食べてしまって75日後に戻せないっ！様々と会談しオイラも腹をくくる。裁判所の差し押さえ命令を受ける気でいた。ところが、今朝の最終会談で支店長「銀行内でのミスは、銀行内で付けます」と。一件落着だが、行員さん達で責任在る方々は沙汰を受けるであろうか？オイラは、裁判所の沙汰を受けるつもりであった。真実、有り得ない事実であった。

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「責任」とは何だっ！責任を採るとは如何なる事だっ！様々な立場で異なると思うが、オイラ飲食店自営業の責任を採るは、金銭を含め全ての沙汰を受けるという事だ。しかし、企業の責任の採り形に不可思議、不条理が在るのは色々なメディアでも理解できる。トカゲの尻尾だったり、擦り合いだったり、である。オイラには、嫌、個人事業主には尻尾も擦る相手も居ないから自らが沙汰を受ける訳だ。その「潔さ」一つの生き様が異なる訳である。幸い、戦国の世とは違うから相談出来る公共機関にも頼れる。

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結局、横浜へ戻りいつもの床屋でさっぱりとした。未々、日も明るいので伊勢佐木町へ出てブックオフと有隣堂、ダイソーに寄り買い物をしバスに乗る前にサンマルクで一服だ。昼からの行動だが、忙しい1日である。そこへ、今週に降って湧いた75日前の理不尽の話で銀行と会談依頼があり、その支店に出向く。今週に為ってもう四回目の会談である。オイラには、正義が在る。「春日山」を通して銀行とオイラの沙汰を出来る機関に委ねるつもりでいり。この話は、解決後にブログに書く予定である。帰宅は、9時であった。
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で、思案だが帰り道中に桜木町まで東横線で一本だから床屋へ、という事だ。結婚式まで、半月在るが気質上、押し迫ってというのは嫌いな性格だから気分転換を兼ねて寄ろうか？と考えている。どのみち、今日の休日はもう後半だから動きようもないし「やらずに後悔よりもやって後悔だ」の思慮の原理である。
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問題は、改札口を越えてからだった。全く判らんっ！学生さんに交番まで案内して貰い。ハンズへの道を尋ねる、おぴただしい人混みをたどり着く。今日は、縁に恵まれなかった。連休だ。仕方なく、駅までの道中のマクドナルドである。オイラは、こういう縁無しが結構在るが今では「受け留める術」を得ているので悔しくも思わない。中古カメラも覗いたが、縁無し故に散財もせず。人間模様散策である。マクドナルドも、あちこち入った。以前は、小馬鹿にしていたが最近は嵌まりである。何しろ安い。他人も気にせず一服出来る。収穫は無いが、散財も無い。善い休日である。

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今日の休日は、お客さんの写真展にて横浜へ出向く訳だ。雨降りで、窓から暫く考えていたが午後に雨が上がる。仕方無しに出掛ける。その足で渋谷へも行きたいが、その場、その時次第である。でも乗った。20年振りであろうか？東横線。訳が判らんっ！改札口やら改札機ならの様々がである。東横線には綺麗な方々が乗っていると評判だが、そうでもないなっ！唯、電車の窓ガラスがグリーン色なのか？景色は綺麗に映る。知らない街を走る車窓は楽しい。

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昨夜は、音楽関係の来店であった。最初に習ったギターの師匠の家族が食事ついでに貴重な名演奏家の映像ビデオを持ってきてくれた。もう一人、以前何度か店内ライブをしてくれたジャズギター奏者である。クラシコの演奏家とジャズの演奏家とでは思想が噛み合わないのでオイラはジャズを嫁さんはクラシコを担当して接客した訳である。オイラの様などっち付かずのコウモリ的なギター弾きは珍しいらしいが、あちこち会話は出来る。唯、混ぜ小瀬には為らないのが常である。これは、双方共がお互いにコンプレックスを持っているからである。クラシコ奏者は、ジャズ奏者の如く即興は無理だしコード進行なんて知らないから仕方ない。その逆に、ジャズ奏者はクラシコの緻密な譜面に数分違わない演奏は出来ないし伝統の重みを知らない。大概は、牽制仕合ながらも、相手を見下しているが、裏を返せばコンプレックスが在るからである。オイラは、様々なジャンルを学んで演奏するので差別はしないし、新たに出会うジャンルには憧れを持って取り入れてゆく。そして、それを演奏や奏
法に活かし奏法家元に為っている訳である。
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