へんな洋食屋カフェ

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ナルト探し。そう言えば先日の徘徊途中でのラーメンにナルトが乗っていて全く下々のささやかな話で恐縮だが、久しぶりの外食ラーメンでコレマタ久しぶりのナルトの出会いもあって最後の楽しみにナルトは取り置きして泳がせていたのである。暫くするとあのナルトは潜水を始めたなっー！しかしながら、ナルトの渦巻きは鳴門海峡の渦潮から発想を得た魚肉練り製品なんだろな。なぁんて鳴門海峡を思い出せば、じゃあ回りのギザギザはナンなんだろうか？太陽燦々の感じかな？マァいい。で、潜水中のナルトを右手に割り箸、左手にレンゲを持って捜索していると隣のテーブルの三人の女子高生が気になったのか「叔父さん、何探してんの？」と声を掛けてくれた。マズイなっー！しかしながら正直に「沈んだナルトを救助してんだな」と説明した。ソッか、オイラは気になる程に真剣にナルトを探してたんだなっ！と、ちょっと恥ずかしかったがそこで郷愁のナルトに付いて女子高生相手に論じるのナンだからチャーハンを弄ったのである。スープを半分程に啜ると薄く醤油色に染まった
ナルトが見えてきた。一安心であった。

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「某ウコン」のテレビCMの中で呑み仲間が前夜にしこたま飲酒をしインタビューで午前中は仕事に為らないなぁんて事を謂っているが、その度にオイラはケシカランっ！とテレビに向かって怒っている。給与を出す社長が聴いたら同じくケシカランっ！と怒るに違いないからである。しかしながら、オイラも休日明けの翌日は徘徊のし過ぎで疲れが残りダラダラと営業しているし午後３時過ぎのアイドルタイムなんかは居眠りする始末である。で、そんな居眠りの最中に通常ならば暇なのに来客が有るんですなっ！居眠りは店の入り口脇の待ち合いカウンターの椅子に腰掛けもう一つの椅子に足を伸ばして、本を広げて読んでいるフリをして寝るのである。何故に入り口脇のカウンターかと謂えば、扉が開けば直ぐに気付くし、来客は直ぐ脇よりも店奥に目が行くからである。苦肉の居眠り忍術だ。マァ、来客だから仕方ないので読書は幾らなんでも失礼、自作銀製品を飾る化粧箱造りに勤しむ。以前にも書いて、その後に店内を飾る化粧箱を観た方は数知れずだが今一度書きます。何しろ、
暇潰しだかんな。だが、何かしらの作業をしている事でお客さんも満足してくれている訳である。例え暇潰しでもDVD鑑賞とか読書とかメールなんかよりは作業という仕事がらみぽい動きだから許せるに違いないからである。

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しかしナンだなっ！徘徊に纏わる様々な人との出会いとやり取りはネットとかバイクなんかの単独行為では導けない、思いも由らない展開が起こるモンである。帰宅後にカルバン・クラインの磨きに取り掛かりながら思い出せば、あの時、徘徊していなければこの銀製ブレスレットは発見出来なかった事は謂うまでもないが気になって女主人に尋ねなければカルバン・クラインなぁんてブランドも知る由もなかった筈である。更に、オイラがこの形状を好み嵌めていた自作のブレスレットを見せなければあの女主人も是非にオイラにとは考えていなかったに違いない。買ってからの話だが、女主人曰く「実はカルバン・クラインは有名だから数多くの若者が観ていったが値引きしてまでは譲る気に成れなかったが貴方の本望は自作ブレスレットで判りました」とまで謂ってくれた。とても小さな凹みなんかは鑢掛けをしなければ消えないがせっかくのカルバン・クラインだし銀地金も有名ブランドらしく硬く鍛えられているのでそのままにして小キズを磨き消してややもすれば新品仕上げ程に磨き挙
げた。厚さ３mmの質感と風格はヘラ掛けという金属鍛練に由って内からなる光沢に変わって来た。で、今までの自作銀製品を装箱して展示を考えてながら磨き挙げたブレスレットを洗浄中である。前記したが、フラメンコ弾きの特徴は右手爪の短めの伸びとギター弾き用の研ぎ方、ここまではクラシコ弾きでも同じだがフラメンコ弾きは右手に銀製ブレスレットをしています。

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しかしながら、家以外でラーメンを食べたのは久しぶりであった。テレビなんかで名物ラーメンとかナンとかを特集したりしているが豪勢で高いなっー！しかも、シンプルではなくあれこれと工夫や拘りを持って一途にラーメンを造るのは判るがオイラは昔ながらのラーメンが好きだなっー！スープは醤油でも塩でも味噌でも良いが麺は縮れ麺が好き、チャーシューは豚バラでも肩ロースでも良いがシナチクは必要、ナルトも必須、青ネギ(白ネギではない)も大事である。今日のAセットのラーメンにはナルトが一枚浮いていたなっー！アレは善かった。バイトのネーチャンが造ろうがお愛想が良ければ良いんです。今川焼も食べたのは久しぶりである。ポッポではあんこにオイラ好みのツブシ餡を使っていた。それにカスタードと季節限定の桜餡入りが有った。今川焼なんかの様な下町、下々の和菓子にはこし餡の様な上品な餡では駄目です。歯に小豆の皮が残るようなツブシ餡が良いんです。しかも、一個100円は特に善かった。上品な鯛焼きとか今川焼とかたこ焼きな
んかは見向きもしません。

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一服を終え自宅に向かって上大岡を過ぎるとどうしても立ち寄りたいセレクトショップが在るのだ。このセレクトショップは本当のセレクトショップで欧州品ばかりを取り揃えてある。立ち寄ったがサイズとかの問題や価格の問題が立ちはだかり見学して出る。弘明寺の手前にもう一軒イトーヨーカ堂が在ってどうしても立ち寄りたい訳である。先程、上大岡のイトーヨーカ堂内のポッポでAセットを食べた際に気になっていた今川焼をこの別所店で食べたい訳である。立ち寄る。今川焼は売り切れていたが10分位で焼けるとの事だから待つ。待っている間、後ろ手の料理道具コーナーにキッチンスケールが在ったので上大岡のセレクトショップで発掘したカルバン・クラインの銀製ブレスレットの目方を計ると32gであった。今の銀相場はgあたり58円だからブランドを引けば2000円程度のブレスレットであるがそれは銀地金の価格であってブレスレットに造る加工代や何しろカルバン・クラインのブランド代を加味したとすると2500円は格安だった筈
である。とかナンとかして計って損得計算している内にポッポから42番の引換券の方という呼び出しがあった。珈琲で桜今川焼とカスタード味今川焼を満喫したのである。

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銀製のブレスレットでオイラの好みのシンプルな全周の分厚いガッシリしたブレスレットである。4000円であった。うーん、セレクトショップの中古銀製品にしては高いなっー！と一旦は通り過ごす。しかしながら、去年からあんなブレスレットが欲しくて探してもなかなか安くは見付からずとうとう二本を自作した程の好みのシンプルブレスレットだったから引き返した。女性のご主人に「彼処のガラスケース内の隅っこに鎮座しているブレスレットは男性用ですか？」と尋ねると合えば男女は無いかなっー！それにカルバン・クラインだから兼用かもねっ！と述べる。ソゥか、ちょっと高いなと感じたのはブランドの銀製品だったからである。以前、お客さんがしていたブレスレットも目に留まり見せて戴いたが35000円したと言っていたなっ！とてもではないがオイラには買えないのでいたが上大岡の路地裏の中古セレクトショップで発掘しようとは思いもよらず喜んだのである。恥ずかしながら一言付け加えてみる。「負かりませんか？」ご主人、オイラが気に入っているのを
感じ取りマズイとは考えたが素直に欲しい想いを告げると2500円でドゥ？即決。読者は56歳のオヤジが何故に銀製ブレスレットかと思うであろう。実は、フラメンコ弾きはスタイルに銀製ブレスレットが付き物なんですなっ！その為、オイラは今までに何本かの銀製ブレスレットを彫金してきたがやはりブランドの沽券に拘わる造りの善さには畏れ入った。留め金の造り込みは斬新且つ精巧且つ丈夫で大満足の入手であった。帰宅後には納屋のバフで新品仕上げをするつもりでいる。

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とかなんとか謂っている内に一服だ。栗木から上り伝いに歩くと先ずは大好きなセレクトショップを見付けるが、典型的なリサイクルショップである。一通り拝見させて戴き「お邪魔しました」と収穫無しのお礼を述べて退店する。温室前なぁんてバス停が在るので不可思議に思い温室を探すもそんなモンは見当たらず徘徊を続ける。打越なぁんて地名は如何なモノか？と思案すると坂道だなぁ！つまり、馬車か牛車の坂越えに鞭を打って越えたに違いないと勝手に回答する。坂を下ると「横浜刑務所」が在り直ぐ近くにイトーヨーカ堂を発見。トイレがてら中のフードコートのポッポなるお店でAセットを申し込む。このセットは醤油ラーメン+チャーハン+ドリンクのお得なセットで735円、其所には今川焼やたこ焼きもあったが今は取り敢えずAセットを食す。しかも、Aセットにはパイロットのフリクションペンがオマケであった。何かの記念なのかペンには「イトーヨーカドー専門店街」と印刷されていた。ウンと得した気がしたなっー！イトーヨーカ堂
を出れば間もなく上大岡だが、路地裏に潜り込むとセレクトショップが数軒並んでいた。ふぅん、なぁんて気も無く眺め歩くと或一点からオーラが出ていたンだなっ！四軒並ぶセレクトショップの中からとある一軒のほんの一角の一点のオーラをオイラは逃さなかった。ドゥだっ！目利きである。

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風邪ひきを推して旅に出る。徘徊試し撮りも先週は曇り空だったので露出も曖昧だったから今日の快晴は試し撮りに最適と判断し近場の街道復路の徘徊だ。京急杉田駅まで200円の切符を買い求め復路を旧金沢街道から自宅まで歩く予定でいる。予定でいるというのは風邪からの病み上がりだから途中でツラくなれば路線バスにでも乗っても良いと考えている訳である。幾度か徘徊した旧金沢街道だが上りは初めてだから新発見が無いとも限らない。因みに金沢街道は今の笹下釜利谷街道であるが以前は東海道の保土ヶ谷宿から南区を抜けて弘明寺を過ぎ上大岡さきの関の下追分から金沢文庫や八景に向かう往還古道だ。峠が無いのが病み上がりには救いだから今日はこの徘徊路を選んだのである。午前10時に自宅出発っ！気温は未だ８℃だが歩くには丁度良い気温である。電車は杉田に到着しホームのベンチで早速、カメラとレンズのセットをする。駅のおトイレも借りる。街道へ出る前にひとまず駅周辺を一回りして変わり逝く開発の残骸を撮影する。杉田駅の魅力は、駅周辺の気
の効かない商店街と踏切に尽きる。路線バスが踏切の挙がるのを待つ風情は格別ですなっ！杉田新道という切通を抜ければ金沢古道の「栗木」だ。古道徘徊の開始である。

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久しぶりに、誠に久しぶりに、そうだな三年ぶりくらいに風邪を惹いた。マッオイラの本来の言い方ならば「風邪を得た」と言うべきである。で、昨日はやはり久しぶりに「都合に因り看板」を出した。そのくらいツラかった訳ですなっ！都合に因り看板とは「本日、都合に因り閉店させて頂きます」看板の事だ。都合に因りというのは非常に使い勝手が良い曖昧な表現だが、以前の事であるが都合に因りとは書かずに風邪の為とか身内不幸緊急事態の為とか親方手術緊急事態発生の為とか細部も書いて閉店した時があって、その後の弁明とかお見舞いとかで大変な思いとお返しの大散財の経験を思い出して単純に「都合に因り…」としたのである。そしたら以前の記憶保持者たちは「何が起こったのか」と翌日はやはり説明大会となった訳である。でも、これまた来客は一度には来てくれないから1日に何度も説明しなければ為らなく面倒だから「何時から記者会見します」という事にした。ナンならテレビ局、ラジオ局、新聞社等を集めて下さいとも加えた。看板の一種で、やはり鍵を懸
けて暫し閉店にする(10分位だが)場合も有る。下世話な話だがトイレの時である。それも大の方である。３時以降は通常はオイラの単独営業だから仕方がない。その際には「緊急事態発生につきちょっとの間休憩します」という口上高札を出す。緊急事態には違いは無い。ですから、そんな看板を見た際は「そっか！」とご理解下さい。

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南区名物の大岡川桜並木の季節がやって来たなっー！この間の二週間は些か毎日が忙しいのである。稼ぎ時と言えば稼ぎ時だが、この時期にしか来店しないお客さんも多数居るので一年ぶりでは思い出せない訳である。更に恐ろしいのは、家族なんかで来てくれる一見さんなんかはワザワザ全バラの注文である。試しにっ！という気持ちも判らないではないが調理は大変な困難である。オマケにそんな家族が三組も来店したら大パニックだ。覚悟はしていてもいざその瞬間は同時多発テロ状態だから為す術も無く淡々と注文をこなすチャップリンと化して片付けるのである。嫌な作業だが、さもないと継ぎから継ぎへの来客は捌けない訳ですなっ！調理とか料理ではなく作業である。マッ、年に一度の再会を楽しみにもしているのだが、七夕みたいなモンですなっ！