へんな洋食屋カフェ

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ちくしょうっー！とうとう出たなっ！35℃の猛暑日である。しかも連日だ。日中には来客なんて全く有りません。３時を回って、やおら人も歩き始めてマァなんとか人数だけは挽回できたが何しろ３時過ぎの来客だから食事メニューではなくデザートメニューとかドリンクメニューの注文ばかりだから売上は小さい。しかしながら、３時過ぎの満席はそれはそれで壮観だし暇潰しに苦しむのとは雲泥の差である。エアコンも25℃設定強風全快にしないと効かないなっー！皆さん、外気推定37℃の風を浴びて体温37℃も加わりきっと人の周囲はそれ以上のホカホカ温度に違いない。それがなんだかんだと20人入店する訳である。エアコンなんて効かない理由がこれである。物体ならば徐々にエアコンの設定温度に下がってくるのだが、発熱物体が20人、推定1200キログラムの38℃を恒温しながら喋り巻くっているんだから店内はなかなか冷えません。殆どが女性客だが、汗拭きの連続らしく皆さんお化粧は完全に拭き取れています。肩から湯気も出
ていますが、マッこう言ったらナンですが40代までのホカホカの湯気は許せますなっ！注文なんて暫くの間は聞けませんからお冷やでひとまず冷やして戴きひと冷ましした後にやおら注文を聞きます。帰りには何枚かのハンドタオル(とは言うものの汗拭きタオルである)が置き去りにされているが、幾らなんでも片付けの際に素手では掴めないなっー！捨てる事はできないから仕方なく掃除用のトングで掴みバケツに放り込んで一旦は水洗いして洗濯機に入れます。で、忘れ物の棚に取り置きしているのである。

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最近では末っ子も度々にDVDを借りてきてDVD-Rに焼き増ししたいとの事でオイラはここぞ父親の威厳とばかりにコピーを試みるが家のパソコンには例の焼き付けソフトが入っていないので一々店のパソコンで焼き付けている。しかしながら、焼き付けたらばその日の内に返却したいらしく、ではではと家のパソコンに焼き付けソフトをインストールしたいのだが此が又、なかなかうまくいかない訳ですなっ！店のパソコンからUSBメモリーで取り込んで家のパソコンにソフトをインストールするのは不可能なのかも知れないなっー！思えば、そうした焼き付けソフトだって有料ソフトに違いないからそう簡単にはコピーして拡大配布されたりしたらタマッタモンでは無い訳である。そんなこんなで昨日は「鬼畜」を観たのだが同じ松本清張の「砂の器」的な作品とダブった印象であった。俳優も同じく緒方拳さんだったが善玉と悪玉をこの二作の映画で演じたんだな。オイラも最近では悲惨なドラマばかりを観ているが如何なる心理でわざわざ観ているのだろうか？「人の不幸は
蜜の味」なぁんて格言が有るが、勿論そんなんではありません。自らには経験の無い状況観たさ、かも知れません。自己分析はこれからである。

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初期治療はやはり効果的だった。しばらくバックレ後の二回目の診察で「治ってますねっ！」と言われた。例の三月末からの外耳炎の治療である。三月末にだいぶ悪化してから駆け込み四月の末まで幾度か通院したが自己判断で「治ったかなっー？」と二ヶ月半の間バックレていたが先週にあの時の悪化した初期症状が再発して慌て再び耳鼻科に駆け込んだのである。先週に点耳薬と塗り薬を戴いて真面目に処置していたところ翌週の昨日、「治ってますねっ！」と言って戴いて一安心となった訳である。初期治療は掛かる金額だって僅かであった。先週が薬代込みで1710円、昨日の診察が290円で丁度2000円だった。通院して終了まで隣の隣の隣のつまり三軒隣の耳鼻科だが小一時間は掛かるので二作の映画を焼き込んでそれも終了していた。折角だから「復讐するは我にあり」という野村芳太郎監督、緒方拳主演、小川真弓美、倍賞美津子、清川虹子、加藤芳、三国連太郎、フランキー堺出演の映画を観る。大俳優揃い踏みの松竹映画でそれぞれの役者の迫真の演技に圧倒さ
れたなっー！帰宅後に家のパソコンにも焼き付けソフトをインストールしたいと考えてあれこれ操作してみたが出来ずにいてパソコン相談役に連絡したがショートカットと本体の違い教えて戴き解釈はしたが解決(家パソインストール)はしていない。

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暇潰し対策のDVD鑑賞に「緒方拳」さん主演作品を集め始めた。更には「野村芳太郎」監督作品も集め始めた。早速だが、末っ子がTSUTAYAへ行くというので「鬼畜」と「復讐するは我にあり」の二作品をついでに借りて貰い、これまた早速だがパソコンに取り込んでコレクションのフォルダも作った。今は亡き往年の大俳優の出演映画は、凄まじい迫力と迫真の演技に再び驚かされてコレクションしたくなった訳である。市川雷蔵、三国連太郎、丹波哲郎、伊藤雄之助、緒方拳、勝新太郎、高倉健さんなんかが今のところは収集過程であるが、常連客のこれまた往年の方々には参考意見も戴いて迫真関係の映画作品を探っている。名作でもモノに由ってはガードが厳しくて取り込めない作品も在るが、大概の作品はインストールして貰ったソフトでなんとか解決しデータ化が出来、保存もしている。しかしながら使用しているパソコンがとにかくＸＰだから1作品を取り込むのには40分程度の時間が掛かるしDVD-Rに焼き込むには更に40分程度の時間が必要だか
らその間の別為る暇潰しも必要なんだなっ！

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徘徊途中に安もんの衣料品店に立ち寄る。安もんとは言うものの、今日はバザール的な古着屋ではなくちゃんとした新品の衣料品店である。仕事用ねズボンの新調だ。三年振りに新調するのは、とうとうお尻の部分がこ擦れて生地が薄くなりいつ何時破れてもおかしくない状態なのである。カーゴパンツをはいて作業をしていてゆったりと履きやすかったので探してみたが売ってないなで今回はスラックス二本を新調した。一本1480円という安さであった。もう自宅に近い南太田で買ったのは荷物に為るからである。歩き疲れたたげではなく何しろ今日は35℃の暑さだからホトホト体力も消耗した。帰宅して直ぐ様に水風呂に浸かりサッパリし体も冷やした。カメラの手入れをして撮影データの180枚をパソコンに取り込んで５時となったので昼寝をする。エアコンで水風呂の入浴中に冷やして置いたので涼しく楽チンで睡眠でき疲れも癒された。オイラは、必ず日の有る内に帰宅し明日に疲れを残さない様に養生は欠かしません。

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今日は思い切って横浜のどや街を通過する。日本三大どや街の西成、山谷、寿街の寿町を通過するが些かど真ん中は通れないなっー！何しろ周囲は、簡易宿泊所が林立(林立とはよくぞ言ったモンで建ち並ぶどころか林の如く立ち並んでいる)し危なっかしい定食屋も林立し、恐ろしいスナックも林立し、恐怖の恐らくは賭博場らしい扉も林立している。勿論、ど真ん中ではなく２本脇の通りを通過しているのだがシャッターも恐る恐る切る。此処では如何なる因縁を付けられて押し込まれカメラを壊され監禁されて縛られゆくゆく裏を流れる川に浮かんでも何の不思議も無い街である。その筋(どんな筋かは想像して下さい)に知り合いでも居なければカメラを二台提げては通過出来ません。ましてや広角レンズで被写体に寄っての撮影は無理である。街は異様な雰囲気と匂いが漂い、そこかしこに人が寝ている。道路にである。堕ちるにも程がある人間模様だ。通過し終わるとホッとしてお腹が空いてきたなっー！彼方にココスの看板が見えたので熱中症予防にもう一服し
ようと入店しデザートとアイス珈琲を注文し二度目の休憩を取る。3時に為っていた。環境の優れない地域のファミレスの客は其れなりであった。緊張しながらデニッシュデザートを食べて一服点ける。周囲の男性客の会話は博奕と金の話だし、水商売系の女性の会話は金と男の話に終始していた。凄まじい環境での一服も楽しめた訳である。

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サンマルクカフェでの一服はそれでも良かった。店内のBGMにはジャズピアノが流れ数曲後にはオイラが現在研究中の「オータム・リーブス」が流れた。アップテンポのビル・エバンスのクールな演奏である。更に初めての体験だが、隣の席の仕事中らしきスーツの女性(推定28才、推定独身、推定営業職、推定医療関係)が煙草を一本交換して欲しいとの事であった。一瞬は、睡眠薬入りの煙草かと不審に感じたが目の前で開けたてのメンソール煙草だったので安心した。ナンでも本来、買うべき煙草の隣のスイッチを押してしまったらしい。しかしながら、その後、煙草交換を切っ掛けに会話が発展したり食事だとかその後の色事には為らず女性はノートパソコンを拡げて仕事を始めた。オイラも携帯のブログを弄って一服の時を過ごした。昼時を過ぎたこの時間にこれ程のお客さんが居るのは如何なる用事で居るのか？時間潰しか？暇潰しか？はたまた、家に居ても暑いしエアコンの電気代を惜しんでか？読書したりして過ごしているが殆どのお客さんは単独であった
。機会に恵まれれば一人一人インタビューして如何なる用件で今現在此処で過ごしているのかを問いたいモンである。

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路線バスを降車したのは山手の手前の「イタリア庭園前」であった。洋館(外交官の家)が二軒建ち並ぶイタリア風の庭園らしいが、イタリア風のというのはオイラには判らない。庭園ではカメラマンが幾人もあちこちにレンズを向けて撮影しているが、それぞれが高価な一眼レフに白胴鏡のレンズを装着して重そうに汗を拭きひき取り回している。丘を下れば石川町や元町商店街だから商店街研究家のオイラとしては数多くのシャッターが切れる訳である。しかしながら、カメラのシャッターは何故に押すとか切るとか言うのであろう。扉のシャッターは開け閉め、上下と表現しますなっ！「押す」は動作として判るが、「切る」というのは如何なる語源から出た表現だろうか？マァ良いっ！まもなく午後の１時を腕時計が指すので一服だなぁ！確か、石川町駅北口にサンマルクカフェが在ったのを思い出し例の「デニッシュ」にアイス珈琲で熱中症予防の一服だ。誠に残念だが、ナンでもアイスクリームの機械の故障でデザート系が提供出来ないとの事であった。仕方なくアイス珈琲
のみを注文して喫煙席で一服する。うーん、誠に残念である。夏場の徘徊途中の一服にはあの「デニブラン」はいつも楽しみにしていたのである。

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休日、猛暑だが意を決して徘徊に出る。マッ、しかしながら午前中から31℃を指しているので恐らくは日中34℃近くには為るだろうと自宅近くのバス停から行き先を決める。自宅付近には六路線のバス停が在るが今日は市営11系統に乗り山手方面へ向かうことにする。バス停に立てば午前11時、バス停の影は全く無くて太陽は既に真上に位置する事が理解出来た。それでも風が強いので今のところはとてつもない暑さは感じない。服装も考えていつものポロシャツではなくボタンダウンの白シャツ、それも番手80番の粗いオクスフォードだから熱は隠らず楽である。その上にはお腹隠しにいつものベストを羽織るが今日のは結城紬で拵えたベストである。11系統の路線バスは横浜の旧市街を通る名物路線バスで尾根を上がればどの停留所で降車しても名所である。で、バス酔いの寸前に降車して徘徊しながら帰宅する手口を計画した。やがてバスは交差点を曲がりグッグと目の前に停車した。ガラガラ空きだったので運転席の直ぐ近くの一段高い座席に腰掛け
て前方の交通状態や運転手さんの巧みな運転捌きを観て楽しみながらバス旅行となる。思えば、路線バスの乗車で損得を述べるのもナンだが運転席と並ぶ最前席は乗用車とは異なる高い位置からの風景だし、あの巨大なバスを巧みに操る運転手さんの技術を眺められるから得である。

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連休明け、横浜もいよいよ35℃の猛暑日の予報で些か街行く人通りは閑散としている。先日に観たイタリア映画「太陽はひとりぼっち」の風景である。店頭に立てば車の流れも少なく街の音色もモノクロだ。強いて言えば、お隣の家のリノベーションで大工さんの鑿(のみ)を打つ金槌のリズムが聴こえるだけである。復興の鎚音というか中々よいモンである。しばしば香る杉の匂いも中々よいし、柱を組むカケヤ(大木槌)の響きも昼下りのうだる暑さの中では風情豊かですなっ！日本の音百景にも認定出来る音色だ。今ではハウスメーカーの軽量鉄骨を組む音とかビル建築の重機の音が殆どだから木槌の音や鑿頭を打つ金槌の音は日本の音だなぁ！リズム感溢れる金槌の音は或意味、音楽の原点である。察するに多分、メロディーから音楽は誕生したのではなくリズムからつまり、歩行の規則的な足音とか作業での何かを叩く規則的な作業音から発したに違いない。原始的なフラメンコでは鍛冶屋が打つ金槌の規則的なリズムにその時々のロマの方々(ヒター
ノつまりジプシー)の置かれた立場や環境の哀歌を着けたらしいから、元来、歌謡や舞踏なんかもリズムから発したジャンルではないかと感じています。