へんな洋食屋カフェ

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世の中の皆さん方はいわゆる行楽ですかね？オイラなんかは毎日が行楽である。行楽とは「楽しみに行く」と書かれるのだが、通常楽しみに行けば大散財、その後のヤレヤレ、お疲れで終始する訳だよ。これ毎日が嫌々出掛けるなんか縛られ服従されている方々は時たまに行楽に出掛けリフレッシュするのだが、オイラなんかは毎日が行楽だからリフレッシュなんかはしないし必要も無い。毎朝は、料理の仕込み修行をし営業が始まれば毎日たくさんの来客と会話をし、そこから人とモノとの縁に繋がる訳である。アイドルタイムには暇潰しを兼ねて明日ね下拵えをし正に暇ならば読書をしギターを弾き毎日の毎時間がリフレッシュの遣り繰りなんですなっ！ンじゃ疲れは無いのかっ！と言えば勿論疲れは有る。帰宅し風呂、ご飯、テレビニュース、床入り読書、そのまま睡眠で未々54歳だから一晩寝れば朝はスッキリである。マァ、自営業の特異な体質と言えばそうだが好きな自営業を行えれば幸いである。余暇の時間なんて自営業は何時だって造れる訳である。何しろ縛られているとは言
うものの営業期間の店から離れられないという事であって他人の感情に縛られている訳ではないかんね。店の前の横浜環状1号線つまり鎌倉街道は渋滞だ。午後の６時である。行楽だろうな？もう、ヤレヤレ時だろうな？

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マンドリンを預けて一年が経ち自分の楽器を買った女性が返しに来てくれたのだが、その際に高校時代に使っていたクラリネットを持ってきた。もうクラリネットは吹かないとの事で中古楽器店に見せに行ったところ5000円と言われ持ち帰ったが棄てるに捨てられずマスターやってみるっ！と言ってくれちゃった訳である。オイラは吹く楽器はハモニカ、トランペット、フルートとやってみた経験はあるが全く駄目で飾りに為っている。勿論、戴いたクラリネットだって調整やオーバーホールに大枚が掛かるのは予想されるのでインテリアになるだろうがとにかくあの指で押さえる蓋状の金物のメカニックが良いなっ！蝶番の動きや木の本体とのカシメ加減の精密さも良いなっ！更に、素晴らしいのはケースである。牛革製のケース外側にもう一回り帆布の生地で雨天時の為の保護ケースに覆われ、中を開ければ真っ赤なビロードの窪みにクラリネットを三分解して綺麗に収まる収まり感も佳し。革ケースの蝶番も真鍮の留め金に鍵付きダカンね。本体の木はなんだか知らないがメカニックの
蝶番なんかはスターリングシルバーと刻印されているから銀製だと判る。買った当初は、軽自動車が買えたくらいの金額だったらしいが、中古楽器店では5000円と言われらしい。マァそんなモンである。

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去年の今頃に戴き、修理や塗り替えをして弾こうと考えていたギターに業者さんのお客さんが来て中古買い取りという事で12万円の値を付けた。その内二万円強は修理部品なんかでオイラが散財した額なので実質は10万円という次第である。元値を調べて戴いたが、22年前の作で製作は「黒澤澄雄」で販売店は今は無き代々木の「エスペランサ」というギター専門店である。元値は40万円だったらしいが、中古買い取り価格では無傷で15万円、修復済で12万円である。店頭に並べばおそらく20万円超えであろうとの事である。しかしながら、オイラは売らずに何かしらとの物々交換のネタとして温存する事にした。やはり、戴きモンを金銭トレードは失礼だし活用という解釈にはならないと信念している訳である。ここで、改めてカメラ関係若しくはギター関係とのトレードを提案して活用させたいと考えた。一年間の禊と浄めの期間が過ぎたのでマァ佳しっ！とした次第である。思えば、耐久品は今現在は自分が所有しているだけで持ち回り誰かの手
に移り可愛がって戴き、機会が有れば再び持ち回る訳である。活用とはそういうモンである。

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久しぶりにオイラの叙情的古典派印画機械持込散歩術の師匠とも謂える年下の役人が来店してくれる。半年ぶりなのでお互い積もる話がたくさん有るな。オイラも最近に思案し悩んでいる超広角レンズの入手を相談する。するとさすがに師匠である。在る中で活用して撮影する事で技術は磨かれ歩き撮る事で既に解決し入手したも同然だし、その技術を道具に替えて入手するんじゃない。なぁんて言っちゃって参ったなっー！で、オイラは吹っ切れた。無理に入手に進むのは辞めてゆくゆく、いずれ、その内、きっと、まもなく、たぶん、巡り巡って気が付けばオイラに廻ってくるだろう。今は、その時期ではないのだ。今は縁に恵まれてはいない訳だよと解釈した。でも、しかし、ナンだなっー！欲しいモンと必要なモンとは違うのは判るが、想いと異なるモンばかりが寄ってくるのも不可思議である。カメラ歴30年に為るが今まで随分たくさんのカメラを所有して撮影してきた。Canon、OLYMPUS、PENTAX、RICOH、コンタックス、ライカ、ローライ、ハッセル、
フジフィルム等々のメーカーのあらゆる機種を使用していてはいたが実はNikonは持っていなかった訳である。何しろ高いっ！更に、ドゥだ感が強いので気後れしていたのだ。戴きモンのNikon総揃えで一度にNikonにも傾いたのが30年後というのも不可思議である。

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カホン奏者はウクレレ奏者でもあるのだが、歌も上手い。つまり声質が良いし、音程も外れない。そのウクレレ奏者がウクレレの弦を買い間違えてギター弦を買ってしまったらしく、活用は見出だせない為にオイラにくれた。丁度、そろそろ弦の張替時期に来ているのでこれ幸いである。通常に使用している弦はハードテンションという張りの強めの弦で音の立ち上がりは抜群に早いのだが残響音の伸びは無い。戴いた弦は同じメーカーのノーマルテンションだから音の伸びは良い筈である。懸念は残響が有るので消音に苦慮する筈である。だが、これまた与えられた勉強と謂える訳だよ。自分好みのお気に入りばかりを使用していては壁は抜けられないのだ。このきっかけを得て更なる極みに進みたい訳である。思えば、足らないのも何か未知の力に因る試練だろうし、与えられたモノの活用だって未知の力に因る試練に違いない。という事は、４月に戴いた三件の機械式カメラ六台と一眼デジカメも活用しなさいっ！という何か未知の力に因る試練だろう。そう思うと戴きモンとは言うものの試
練だらけという事に為るなっ！修行は未々続く訳だよ。

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この腹痛は翌木曜日の日中にも続き娘が風邪じゃぁないの？と言うも、オイラの通常の風邪は節々の痛みなんだなっー！と返すと「バカは風邪惹かない」というが「もっとバカは風邪惹きも気付かないんだよね」なぁんて言う。うぅん、ひょっとしたらそうかも知れないなっー！風邪を惹いていたんだが気付かないままでケロリンやら正露丸やらで誤魔化して２日目な訳である。認知症の発生も視野に入れなければ為らないな。だいたい、趣味の一つに「徘徊」が有るからなっー！其を叙情的古典派印画機械持込散歩術なんて長々しく学問ぶっているがなぁんの事はないカメラを携えた徘徊である。つまり20年前から認知症の予行練習をしていた訳である。しかも、徘徊中に口ずさんだりして、作曲編曲なんて気の効いた事を言っているがぶつぶつ徘徊である。つまり初期認知症ではなくかなり重症の部類かも知れない。そうかっ！たくさんの頂き物もひょっとしたら哀れんでの所業かも知れない。先日なんて禁煙を始めたご主人の買い貯めたラークを25カートンくれたご婦人も居たな
。25カートンというと1カートンには10箱が入っているから250箱である。赤ラークは一箱が410円だから合計金額は102500円の頂き物だ。ひょっとしたら認知症にも哀れんで早めに肺癌取り込みという事かも知れない。でも有難いなっー！

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休日。昨夜からなんとなくお腹の調子を崩し夜中に二回もトイレへ起きる。朝からも調子は悪い。しかしながら朝イチで歯医者の予約が有るのでヤレヤレとは思いながらも準備をする。うぅん、診察台の上で大口を開いて可愛い歯科衛生士さんに手当てをしていただいている最中に「ちょっとトイレへ」なぁんて事にも為りかねない。その際にはあの紙製のエプロンは脱いで診察室を出て待合室を通り抜けてスリッパをペタペタと小走りに行かなくてな為らないなっ！中止にした。お腹の調子をとは謂いながらも滅多に食べない朝食を食べて今一度部屋な戻り床入りして読書である。滅多に食べない朝食とは、営業日は朝にコーヒーを一杯飲んで店に出掛けるのだが、仕込み中に満腹ではソース類や下味が濃い味に為るからであるし来客の方々は全てが空腹だからその体制を同じくしたいという職人魂なんですなっ！で、そのまま睡眠して起きれば午後3時、お腹の調子は朝ほどでもないので雨合羽を羽織りバイクに跨がり床屋へ向かう。帰宅途中には雨合羽着用で申し訳ないがBOOK・O
FFへ立ち寄りカメラ雑誌を二冊買う。300円×2冊であった。帰宅すれば嫁さんがお風呂を沸かしていたので早速に入浴しせっかく床屋でセットしてもらった髪型を洗う。勿体無いがオイラは毎日朝晩と洗髪する癖なので仕方がない。再び床入りして寝るしかない休息日であった。

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暇に任せて100日越えの店内忘れモン整理を開催する。嫁さんと共に廃棄か活用かの取り捨てだ。去年の９月から12月に掛けての忘れモンだが、その後100日間の経過で処分するのだ。ハンカチやタオル類は廃棄ですなっ！と言いつつも一度は洗濯をしてアイロンを掛けての保管だから汚くは無い。しかも、忘れモンのハンドタオルなんかはあのフェイラーだったりするから買えば2500円だ。当家で活用という算段に為った。天然石のネックレス、当家で活用という算段に為った。エコバッグ、廃棄ですなっ！傘、へんな洋食屋にて来客用に活用という算段に為った。マフラーやスカーフ類、ブランド物以外は廃棄という算段だがカシミア関係、シルク関係はクリーニングに出して当家で活用という算段に為った。さぁて大物である。ダイヤモンドが小さいながらも合計20個で飾られたピアス一組ビロードの袋入りだ。廃棄するには惜しい、かといって嫁さんはピアスはしない。オイラの彫金趣味にも使えない。台は当然のブラチナである。貴金属買い取り屋へ持ち込
み金銭を当家で活用という算段に為った。とマァ、飲食店には忘れモンがかなり在る訳である。以前には入れ歯の忘れモンも有った。それこそ直ぐに取りに来たが、携帯なんかはしょっちゅうの忘れモンである。雑誌類もしょっちゅうだし、鍵なんかもしょっちゅうである。当家では貰いモン生活術を謳歌しているが、忘れモン生活も中々だなっ！へんな洋食屋カフェの客層自体が中年以降の奥さん方が65％を占め、しかも皆さん交通機関で来店してくれる為に忘れモンの漏れなくが高級品ばかりなのである。マァ、此れは此れで100日間の保管も結構気遣いが大変なんですが。

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更には、月一程度で通ってくる男女各々一人づつのギター愛好者もゆくゆくは交えたいのだが、なにせ元からのオイラ仕込みの流派だからかなりヤル訳である。通常のギタリストならば呆気に採られる弾き様で今のところ相対出来るのはオイラだけである。この二人はガンガン教授して職人的稽古の成果を実践してくれた方々である。以前、娘にマンドリンを教授しジャズ、タンゴ、ボサノバと通常のマンドリン弾きは弾かない手法のジャンルを職人的稽古でマスターさせた経験がある。しかしながら問題は週一とかの特定日に稽古をしたいんだなっ！オイラとて毎朝７時半からずっと店に立つのでそう毎晩は続かない。ましてや営業で、フライパンや洗い物で指の筋肉だって疲労し本気の稽古は不可能である。唯一、一服入れる時間が夕方の５時から６時半な訳である。毎火曜日は早く帰宅し用事もしたいし、日曜日は家族団らんもしたいしである。合同稽古日の設定も良案かも知れない。雨降りの楽器の持ち歩きは難儀だろうが、ギターケースに専用の雨合羽を着させてやって来ているのは意外
ながら若い女性の方である。だから、どんどん巧く為っているなっー！

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カホン奏者の登場で今現在時々コラボしているハモニカの達人とのトリオがなんとか組めないかを模索中だ。ハモニカの達人の得意とするのは典型的なバラードとかクラシコ崩しだからリズム的とは言えず、そこにカホンの打ち込むリズムをどう加えるかが問題なんだな。やはり楽器の特性上、しっとりと聴かせるか？スタンダードバラードが向いているのだが逆にカホンの特性はアップテンポの打ち込みである。音符で表すとハモニカは4ビート向きだしカホンは8ビートとか16ビート向きである。困ったなっー！何か，双方(ハモニカとカホン)が活かせる曲探しをしなくては為らない。しかしながら、楽曲を新たに何曲も仕込むのはメロディーを司る楽器奏者の負担が大きい訳である。即興が効けば何度か稽古していく内に片付くが、譜面から興すとなれば今度はオイラが大変な事になる。マァしかし、オイラにとってはそれも修行と言えるから拒む事はない。今までの楽器の伴奏や歌の伴奏それもカンテ・フラメンコの伴奏で揉まれて来たので感は直ぐに戻せる
と思っている。ちょっと大変なのは、ハモニカの達人はオイラよりも年上だから強く指導が出来ない事である。