へんな洋食屋

マッ！今日の処は上手くかわした。プリント屋で相談に乗って貰うが、やはり口上は同じ「買わずに後悔するより買って後悔しろっ！」「出会いは生涯に何度訪れるのか？」「必要か？否か？」の3口上である。有難いお言葉を賜り、オイラは別道を駆け抜けた。勿論、気持ちを振り切ってである。帰宅後、早速に「オリンパスカメラ図鑑」を開き残念の念を残す。マァ、今日の処はヨシッ！としよう。明日以降、再びプリント屋へ仕上がりを受け取りに出掛ける訳だが、其の度にこんな調子であろうか？
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小康状態とは書いたが、難問もある。今日は休憩時間にいつものプリント屋へ行くのだが関所がある訳だ。懸念中の中古カメラ屋に鎮座するオリンパスズイコー28ミリレンズの事である。道程を替えて行こうが、直ぐ其処に店は在るので振り切れないであろうか？悩んでいる。プリント屋も在る一面はオイラのカメラ指南役であるから相談だなっ！
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昨夜、閉店後にTSUTAYAへ駆け込みカメラ季刊誌を買い求める。其の雑誌は、生活スタイルに合わせたカメラやバックや撮影等の提案雑誌である。しかも、フィルムカメラ派の為にある唯一のカメラ雑誌だ。フィルムカメラ派も肩身が狭く、次回の発売は季刊でなく来年の1月であるから、ひょっとしたら廃刊も予想される。やはりデジカメに圧されている訳である。先日、行き着けの中古カメラ屋にニコンの買い取り依頼を受けた方を紹介したが、見事に安値だったらしい。今、フィルムカメラの中古は買い時である。何しろ、店での引き取り仕入価格が安い為に売値も低いし物件もデジカメに圧されて沢山出回る。時代の流れだなっ！マァ、今のところオイラの場合はカメラ機材に関しては欲望も治まりウィルスも小康状態である。ギターも先日からのお客さんから頂いた譜面を完結し小康状態。カメラバックも小康状態。今度は、店内ライブに向けての算段とギター弾きお客さんの集いの算段である。ギター弾きのお客さんは10人程度発掘したのだが、ジャンルも様々で結局
はオイラ繋がりなので一度集いたいのである。実は、オイラの方がジャンル拡がりで勉強させて頂き得をしているので、其の輪を広めたいのである。
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人間の欲望というか？オイラの欲望というか？見てしまった訳である。たまに覗く隣街の中古カメラ屋だ。必要か？否か？と言えば否か？なのだが中古相場的には安く、付属品つまりフードなんかもセットである。此のフードなんかの付属品を探すとなるとこれまた大変な期間と遠征をして手間暇金銭を必要とする。昨日、横浜駅西口での中古カメラ屋では、フードのみで2800円だ。で、同程度本体の相場は20000円以上だ。遠征費用等を加えたら、隣街の物件はセットで15000円だから安い。更に、其のレンズは愛用の一機種であるオリンパス製で明るい広角レンズと来たモンである。来月付けで買い求めようとも考えているが、何せ中古品は出会い系だから何時なんどき他人に発見されて連れ去られるかも知れないという強迫観念にも刈られる訳である。「印」を切るしかないかっ！
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又々新調したカメラバックにオリジナル創作物を組み込むのもお家芸たる流儀であるので、今まで創作したピンバッチや根付け等をどう取り付けようか？思案している。新調した革バックは黒色なので何か陰気臭い。しかも未だ未だ新しいからヨレも無く革特有の使い込んだ風合いなんか皆無で恥ずかしげである。で、バック自体に目が行かぬ様にポイントをずらす必要がある。黒色が陰気臭いのは、あの幕の内弁当の箱や習字箱、そして愛用の黒塗りカメラなんかも陰気臭いのだが、黒色バックから黒塗りカメラを取り出すのは粋なのだがバック自体が粋でない。その為に、何か強烈な色合いの小ポイントが欲しい訳だ。其処はやはりオイラのテーマ色である「赤・緑」を使いたい訳だ。思案中である。本日は、一季節楽しみにしているカメラ季刊雑誌の発売日であるので其の誌面中で発見、閃きが沸くかも知れない。

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「印」を切ったのだが、ハンズで見てしまったのだ。しかも一万円である。更に、カメラバックのメーカー製である。一回りして頭を冷やしたが駄目だ。これでカメラバック思案も最後と「印」を切り、買ってしまった訳だ。その後、駅への道すがら中古カメラ屋へ行く。収穫無し。思い起こせば、此の2ヶ月間に四個のカメラ適用バックを買い求め其の度に娘や息子に流して今では二個残るのみである。それでも捨てられずに押し入れにふんずり反っているカメラ適用バックは十個は在る。今回、新調したバックは牛革製の頑丈なカメラバックであるが、何せ頑丈という訳だからバック自体が重い。だが、今までに一番気に入っているハンティングワールドのバックにも似た総革製なのでマァ良いかっ！というより一万円の価格でも頭が熱い内に買い求めた。またもや満足と反省の入り乱れた買い物であった。

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思えば地方の駅の構内には大概と露店商が出ているが、此処保土ヶ谷駅にも出店している。竹籠屋であるか、普段お祭りや縁日で見るテキ屋的でないのは出目が異なるのであろうか？購入者だって駄菓子を買う子供達とは違うし、商品だって謂わば「伝統工芸品」である。只、出店の方法が露店なので何処かしらテキ屋的に見える。近所の駅ならば、どんなに欲しい物品が並んでいたとしても町内の人に買う姿は見られたくないなっ！例えそれが「伝統工芸品」であってもだ。見栄であろうか？違いないっ！マクドナルドを出て、相鉄沿線沿いにとうとう横浜駅西口まで来た。もうっ、一服である。アイスコーヒーで心身共に清め、「印」を切っていざっ「ハンズ」へ乗り込む訳である。今はハンズメッセというバーゲン中だから「印」も念入りに切る。更に、其の先、駅までの道中には中古カメラ店も糸を張っているから深く念入りに「印」を切る必要がある。

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思案し様子を眺めている内に天候の崩れは無いっ！と判断し家の側を通る「金沢街道」を登る。保土ヶ谷の宿へ通じるおそらく推測するに八百年前からの街道である。保土ヶ谷へ抜ける峠を越えると「政子の井戸」が在るのが推測の証だ。きっと、何かの用事であの頼朝と政子が歩いたか？馬上か？輿乗りか？なにかで通り係り其の井戸で水を飲んだか？顔を洗ったか？はたまた、小用若しくは大用でも関わり井戸の世話に為ったという謂れで、つまり古来から在る街道だと言う事である。頼朝・政子が通ったと思うと感慨深い、由緒在る街道である。街道を抜けると其処は保土ヶ谷駅前で古物屋があられもなく道に商品を広げていた。大体、古物屋はそんなモンであり骨董屋と一線を書くというか？役不足というか？数段劣るのは、あの店先及び店内のだらしなさであるなっ！でも、そんなだらしなさが好きでお邪魔してみる。出会い系である。マァ、駅前のごみ屋みたいな古物屋だから収穫は無し。ついでに駅裏のマクドナルドで一服だ。

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休日だが、天気が怪しい。要するに、蒸していて雲も厚いので何時なんどき来てもおかしくないのでバイクの遠駆けは無理っ！降られでもしたら帰りはどぶねずみ状態である。だからといって近隣散歩も怖い。新調した帽子もカメラバックも革靴も台無しに為るからだ。暫しの間、思案である。ハンズメッセでも出掛けて無駄遣い程度の休日に為りそうだが、又々バックでも買い込んだら家族に何を言われるかも恐ろしい。マクドナルドでも食べたいし、散歩はしたいし雨降りは怖いしでもうちょい思案である。
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休日の準備である。とはいっても、今、店中で支度は出来ないので頭中での支度だ。叙情的古典派印画機械持ち込み散歩術学ならば、新調した段取りだが起床後の色々様々の都合上気持ちが替わった場合の頭中支度も暇だからこそ思案出来る。ビデオ映画だって観たいが雨降りで出掛けたく無ければである。演奏可能ギタージャンル別けもしたいのだが、此れかなりの量で面倒。ところが、ジャンル別に演奏曲を分けて順繰りに弾いていないと音符も指使いも度忘れして突然弾けなく為るので気に入った曲ばかりを弾いていては駄目なのだ。カメラなんかも、何十台も在ると、ついつい気に入った機材を出してバックに詰めて出掛けてしまう。だから、無理矢理にでも輪廻にして持ち歩く。弾きたくない曲をも輪廻である。被りたく無い帽子も輪廻、着たくない洋服も輪廻、履きたくない靴も輪廻、掛けたくない眼鏡も輪廻、駆けたくないバイクも輪廻である。
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