梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

産官が共謀して税金を簒奪する

2020-08-19 08:51:10 | 雑記
電通が一般社団法人を通して、と言うよりトンネルを通してこの6年間で経産省から受注した金額は1415億円に上がるという
電通から先の外注先に関しては電通も経産省も殆ど明らかにしていないそうだ
経済産業省は公的機関だ、分配している金は全て税金だ、
一方の電通は民間企業だ、決算をしているだろう、税務署で決算報告書を閲覧できれば把握している筈だしそれに載っていなければ税務署の怠慢だ
取り敢えず電通の税務監査は法的手続きをすれば開示されるんじゃないのか
税金は国民の資産だ、管理運営しているのは政府だが持主は納税した国民だろう、
適切に運営され開示されてこそ経済産業省と言う公的機関の“公”たるところだろう
この1415億と言う使い道が真っ当でかつ公平であれば「明らかに」しないというのはおかしいだろう
明らかにしないのではなく明らかに出来ない事情があるという事だと考えるのが当然だ
経産省OBが電通関連企業、特殊法人に就職していれば己の将来の為に税金搾取していると言われても反論は出来まい、
これは我々納税者の生活から絞り出した汗の結晶だ、それを簒奪され続けているなら絶対に許せない
告発する組織を立ち上げて賛同者を公募すれば恐らく相当数になるだろう、少なくとも自分は署名する、
政府が官に対して監視を強めれば今度は政府にすり寄って忖度し同じ様に利得を得ようとする、
官人と言うのはそれなりの矜持を持った人間でなければなるまいがどの国でも同じ様な話が聞こえる
あまりに腐敗が進めば民から大きなうねりが始まるが日本は昔から「長い物には巻かれろ」とか「御上の言う事は」とか言う風潮がある、
家康が言ったという「生かさず殺さず」と言う政策にならされてしまったのか
SNSで個人を攻撃し自殺にまで追い込むならその矛先を電通と経産省官僚に向けたらどうだ、
もっとも個人に見えない所から石を投げる程度の事しか出来ない連中に公憤などと言う事を期待すること自体無理なんだろうな
公が理解できればあんな薄汚いフラストレーション解消なんかには走らない

戦争ではないのに「罪と罰」は

2020-08-18 16:42:48 | 雑記
戦争の歌が聞こえる」から見えたアメリカ人が持つ「加害者」としての傷跡にそのメンタルに感銘したのだが実際の所彼らは少数でかつ異端なのかもしれないという面も否めない
今アメリカ全土で警官の黒人に対する暴行殺害に多くのアメリカ人それも白人も含めて広がっている「Black Lives Matter」と言う運動を見ると多くのアメリカ人の持っているメンタリティーは「加害者」として同胞に訴えて広がっている運動かもしれないが一方で南部のアーカンソーなどではこのプラカードを持って道路に立っていると通り過ぎる車のほとんどから罵詈雑言が浴びせられ中指を突き出されている
中には危険を感じるような場面もあったがそれが録画されていると気が付いて事なきを得ているが録画に向かって「“Nワード“に人権?何を馬鹿な事を言ってるんだ!」と平気で声高に叫んでいる、
恐らく彼等、黒人を射殺した白人たちは「私は彼を殺した!」と言って泣くことはないだろう、
日常における「罪と罰」は自分の行いに罪を覚えない限りその罰は負わない、
日本人が特にと言う事ではないのだろう、ある一定の割合でこう言う人たちは存在するのだろう、
人種偏見、白人至上主義者あるいはナチスの様に民族浄化を本当に行う連中は恐らく日本人にはいないだろう、
しかし相模原やまゆり学園の犯人は全くこれと同じようなことを本気で思っている様だ、
しかしこれは本当に稀有な事件で日本で民族憎悪と言えばいわゆる「嫌韓・嫌中」だろう、
が「出ていけ!」と言う輩はいても「殺しても何が問題なんだ」と言うことも行う事も無いだろう、
戦争でない状況では人を殺すという事はやはり許されざる事でそれは恐らく自分の中で「罰」としての凝り続けるだろうしそうあって貰いたい
3歳の子供を2週間も放置して餓死させるという事件があった、その前には躾と称して衰弱死させた事件もあった
この犯人の心に重い罰がずっしりと圧し掛かってこそ「罪と罰」なのだが
今自分がしている相手が自分だったらと言う事を思う、それが群れを維持する最低限の常識コモンになるセンスなのだ
親が子に伝えなければならない最初で最大の教育以前の問題なのだろう

戦争の罪と罰

2020-08-16 08:56:43 | 雑記
ハムラビ法典の話ではなくドストエフスキーの「罪と罰」の話である
戦場で銃を向けられたのも引き金を引いたのも自ら望んだ訳では無い普通の人達だ、
しかしケアセンターの彼らはその罪を背負い、自らを罰し続けている、
「命令されたから仕方なかった、殺さなければ殺された」とは言わない、「私はあの時日本人を殺した」と泣いた、
「私は貝になりたい」で徴兵され上官に命令されて捕虜を射殺しC級戦犯として死刑を求刑したGHQ(違うかもしれない)の判決にはこう言う彼らのメンタリティーにあるのかもしれない
自分が知る限りでは戦争の悲惨さや戦地の過酷さはよく見るのだが自分が射殺した事に関してはそれを罪だという話は聞かない、
兵役経験者が私たち世代に酔ってはなすのは武勇伝としてだった事の方がはるかに多かった、
当時の先輩たちにこれを責めるのは残酷だ、しかしどういう状況であれ自分は人を殺したという原罪を平和の時代を引き継いだ我々は自覚する必要はあるだろう、
我々の世代がその事を正確に理解し、咀嚼して次の世代にそれを罰として引き継ぐことこそが本当の「戦争はしてはいけない」と言う意味合いを持ち恒久的な平和を達成できるのではないのかとこの本を読んで考えた

戦争と平和そして罪と罰」

2020-08-16 08:56:43 | 雑記
「戦争の歌が聞こえる」と言う本があった、
音楽セラピストと言う職業で終末療養が主らしいがアメリカに渡ってその資格を取ったという
アメリカでその仕事を始めた時「この療養所には大戦の経験者が多いので日本人の君には大変かもないが」と言われたが(もしかしたら罵声を浴びせられるのかも)と考えていたのが全く逆だったという
「ユミコは日本人か?私はあの時日本人を殺した!」と言って泣きだされたと言う、
その後彼女は多くの同じような患者と会い、その多くが被害者ではなく”加害者”としての苦悩を負っている事を知った、
そして自分が「戦争を起こしてはいけない」とずっと思っていた根底にあったのが「戦争被害者」としての平和主義だったこと、多くの日本人の言う「戦争を起こしてはいけない」も被害者の意識に立った平和主義であったことに気が付き戦勝国であっても戦争は人の心に大きな傷を残している、それは自分が加害者だという傷だった」と言う事に気づく
日本に戻ってみたら「修正主義」と言う風潮を知り愕然とする
南京虐殺はなかった、韓国併合は韓国の為だった、東南アジアをヨーロッパから解放した
アメリカでは「原爆は大戦を早期に集結させた」と言う意見はあっても「ヒロシマ・ナガサキ」がなかったという人間はいない、東京大空襲も事実として共通認識だという
日本人は戦争の被害者としての意識はあるが「加害者」としての意識はほとんどない
東京新聞に「しょうけい館」の記事があって「南方戦線のジオラマ」が載っていた 、最前線の「悲惨な状況を忘れてはいけない」という承継のジオラマだと思われる、 しかしその南方戦線とはそこが本来日本の兵隊がいるべき場所ではない国である
引揚者と言う大変な思いをした北満移民団が居た、しかしそこは本来日本の領土ではなくもとよりそこに生まれ育った人々がいた、
我が物顔で彼らより裕福な暮らしをし、銃を構えた兵隊が居た、
戦争の被害者だが加害者でもある、加害者である事の蹉跌がアメリカの兵士にはあるが日本人にそれがあるのかと作者は問いかけている
そして本当に戦争反対は加害者意識に立脚したものでなければ恒久的な平和は来ないのではないかと問いかける
一度考えてみる必要がある、あの当時日本に他国の兵隊が、他国の裕福な人間が大きな顔をして日本人を睥睨していたらどうだったろうかを
無条件降伏の進駐軍下の生活と卑屈さを、アメリカが占領を解いて日本は大きな発展をしたがそれが解消する望みのない状況を想像し、有ったことを無視したり美化することはやめるべきではなかだ
有ったことを有ったまま記録するのが歴史でそこに何かの意味を持たせるのは歴史ではなく別な教訓であり、記録が改竄隠蔽されたら歴史ではなくなってしまう

戦争を始めた責任を自覚しろと言いたい

2020-08-14 13:54:43 | 雑記
戦後75年だという、
昭和23年生まれの自分が72歳になったのだから計算はあってるな、
戦争体験者が少なくなった、戦争の悲惨さの記憶を風化させないようにと多くの取り組みが行われている、
戦争が正当化されるわけもない、憲法9条に言うように「国家間の問題を武力で解決する事」はどう決着がついたとしても負けた方に禍根は残る
勝ったとしても戦いで払った犠牲は大きい、経済的な損失は負けた国から回収するとしても失われた命は戻ってこない、
恐らく望まぬ殺人を強いられて同じように普通の生活を奪われた相手国の庶民の銃弾に倒れる、
前線で殺し合うのはついさっきまで普通の生活をしていた人達で命令をした連中は最前線にはいない、
政治に軍人を入れてはいけない事は彼らは戦争が無ければその存在意義が無いと言う輩だという事に尽きる、
相手が攻めてくると言うのがその言い分だろうがこちらが武器を持って立ち上がれば同じことを相手が国民に言い立てる、
そしてそれを糧に軍人は国民から巻きあげた税金を潤沢に使う、まるで互いに申し合わせているかのように言い立てる、
シビリアンコントロールと言うがそれは戦争を起こす事にだけではなく無制限に膨らんでゆく軍事費も含めてタカ派の政治家を市民が監視する事も含んでいる、
無条件降伏という完膚なきまで叩き潰された日本帝国の罪は記憶も大事だが教訓としてずっと持ち続けなければならない、
色々な正当化をしている本があるが少なくとも他国を戦場にした事は事実だしその罪は歴然としている、
敗戦が色濃くなった日本の一般人を標的にした絨毯爆も新型兵器の原子爆弾を軍需工場も基地も無い広島と長崎に落としたのもジェノサイドだ、
しかしこの命令を出したのも職業軍人、戦争の犬たちですべての悲劇を計画し実行した主犯であり「二度と戦争はやってはいけない」のは未だに暴力で多国間の紛争を解決させようとしている幾つかの国だ、
第二次大戦、太平洋戦線に火をつけた愚かさをから不平等条約を押し付けられ、未だに隷属国家としていながら又その火付けをするつもりなのか、
米・ロ・中に対抗できるその他の国家を糾合する位の気概の有る政治家はでないのか、