梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

終戦と敗戦と隷属国家と自民党政治

2020-08-09 10:48:49 | 雑記
終戦記念日が来る、記念日と言う言い方も妙なんだがこれは終戦だが同時に敗戦でもある、 まあ戦勝記念日と言うのはあっても「敗戦を記念する」奴はいないだろうから当然だ、

戦後世代と言われる我々世代は「耐えがたきを耐え忍び難きを忍び・・」と言う玉音放送の言葉と皇居前広場で正座をして皇居に向かって泣いている写真が終戦の日の光景でその後は進駐軍とオンリーの写真、マッカーサーのコーンパイプが象徴だった、

70年もっ経って当時の色んな話が出てくるとやはり「敗戦」と言うより「終戦」だったのが実感だったようだ、 「負けた」と言うより前に「やっと終わった」と言う感情が湧き出してきたと言う、

戦争をやりたかった庶民は殆ど居なかった、国の戦意高揚報道や教育で鬼畜米英を倒せという雰囲気はあった様だがそれも赤紙で大黒柱を徴収され、失い、生活は困窮し最後は空爆と言う命を危険にさらされて考える事すら出来ず飢えた逃げまどい希望があるとすればまさしく終戦 でしかない、

”この戦争さえ終えれば、戦争さえなかったら”と言う状況での玉音放送は「負けた」と言うよりやっと「終わった」と言う気持ちが正直な実感だったろう、

戦争を始めたのは戦争が無ければその存在意義が無い「軍隊・軍人」だ

無論国際紛争、対外外交は緊迫してやむを得ないという部分もあっただろうがある外交官が言っていたが「本当の戦争は外交交渉であり軍を動かした時点で敗戦である」と言う通り話し合いが通せず殴り合いになったら手を出した方が話し合いでは負けだ、

日本は空襲と艦砲射撃の被害は多大に被ったが実際に本土が戦場になったぼは沖縄だけで戦場になった事はない、 しかし大日本帝国は韓国を併合し中国大陸や東南アジアに派兵しそこを戦場としている、

日本にとっての終戦記念日は併合と言う植民地化されていた韓国にとっては確かに「記念日」だという事は納得できる話である、

韓国が話し合いをひっくり返して請求し続ける事は隣国間の発展的な関係を考えるとあまりに政治的ではないとは思うが同時に「終戦記念日」は韓国にとって「解放記念日」であり「戦勝記念日」に等しいという事を我々も理解しなければならないだろう、

敗戦処理から占領終結、朝鮮戦争と言うファクタがあったにせよ戦後の奇跡的復活までほぼ一貫して政治を担ってきた自民党の力は無視することは出来ない 、しかし現在まで安定して続けて来た一党独裁は完全に澱んで腐臭を放っている、

アメリカの属国でそれも隷属国としか思えない様な状況はだんだん酷くなった、欠陥品と言われる戦闘機を何十機も買い、アメリカ自体採用していないイージスアショアが駄目になったら敵基地攻撃能力のあるミサイルを検討しているのは代わりに何かを売りつけられているという意見は説得力がある、

トランプ大統領が「派兵の経費をもっと負担すべきだ」と言っているが奇しくも中曽根総理は「日本はアメリカにとって不沈空母だ」と言ったことがあるがこれはアメリカに対するリップサービスと受け取られて紛糾したのだがそれが駐留軍の本質であり「日本を守る」事が主題ではなく東側勢力が太平洋に出て来ない為の橋頭保でしかない、

生活圏を基地に提供している事は第一次攻撃目標であり最前線である、しかし米軍は出陣をしても二時以降は後方に退去し或いは機動部隊に戦力は移して日本国土を守るための戦力は残すことはしないだろう 、

本当にアメリカ対中国或いはロシアとなればそれこそハルマゲドンだろうから日本の防衛は自衛隊に任せて日本基地被害で痛み分けと言う決着になるだろう、

トランプ大統領・プーチン・習近平と殆どが個人が元凶で国政治自体がそれほどひどいとは思えない、トランプ大統領は次期で落ちる可能性が高いが他の2人は健康寿命が尽きるしかないのかもしれないのが恐ろしい 、