梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

地獄の卵は割ったら地獄が生まれてくる

2024-08-07 10:53:46 | 雑記
広島と長崎に原爆が落とされてから79年が過ぎた、広島で16万人以上、長崎で7万4千人以上が犠牲になった
兵器としての核とは別にアメリカスリーマイル島の事故では死者こそ出なかったが居住する事は出来なくなった
チェルノブイリの事故でも死者こそ31人だったが結局原発に隣接するプリピャチ市住民4万5000人が避難し、さらに5月3日から6日にかけて周辺30km圏から9万人、結局13万5000人の住民が避難した。
2011年3月11日に福島第二原発では地震と津波によって蒸気爆発からメルトダウンを引き起こした
被災者は死者 4,166人(うち震災関連死2,335)とされている
そして未だ何万人と言う人達が生まれ育った故郷に戻れないでいる、
アイデンティティの大きなルーツを失いかけている
核による被害死者数は原爆と言う故意に引き起こした大量死を経験した我が国が突出して多い、
核分裂と言う反応は強大なエネルギーを生み出すが人間が完全にコントロールできるレベルには至っていないと言える
仮に無事災害に会わず収束まで管理できたとしても強放射性廃棄物の完全処理は見通しが立たず、安全な保管法すら確立していない
自然災害であれ、人為的過失で有れ暴走、破綻が起きれば間違いなくその近辺は人が住めなくなり、大気に放出された汚染は広範囲にその影響を及ぼす
被爆は言うに及ばず、福島原発事故でもチェルノブイリでも核の事故はその現場を地獄に陥れる
核を使用する道はその地獄に向かう道である、例えそれが経済的効果が有ったとしてもその施設は「地獄の卵」である、
日本は多くの犠牲をもってその道が地獄に向かうと言う事を思い知って来た
多くの同胞の犠牲を出してしまった日本人にはこの道が地獄に向かうと言う事を世界に知らしめる義務が有る、
そして日本政府にはその責任がある
核兵器などは論外である

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