梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

住民自治会を住民が抜ける、

2019-10-20 14:02:45 | 雑記
私の住んでいる区営団地で少々面倒な事が起きている、
区営団地は基本的に建物やインフラに関する維持管理は区の住宅課で受け持っているが庭や通路階段等の共用部分の維持管理は住民の管理になっている
その為に団地自治会というものがあって入居するときに住宅課から通達をされて入居した、
自治会が管理するのは毎月一度の共用部分、特に緑地を含む庭の草むしり等、ゴミ出しの用意と撤去、建物の共用部分の照明器具の点検管理と共用電気と水道の代金の管理等である
区との連携の為に「連絡員」と言う係があって8年くらい同じ人がやっていたが基本的に住民が選任した人間ということになっている、言わば区の住宅課と知事会のパイプ役である
しかし長い年月連絡員という位置に居たために当人は自治会の上に立っているという様な意識になったらしい、
今様な言い方をすればすべて「上から目線」」であり、傍若無人な振る舞いも増えて来ていた、
しかし、連絡員と言うのは面倒な仕事であろうという事で長年彼の代わりになるという人が現れなかったのだが年毎にある自治会役員の交代の為の自治総会の時に例年とおり「連絡員選任をします」と言った所新しく入居した人が「マンション管理人の資格を持っているので勉強の為にやってみたい」と立候補をした、
元の彼が「自分はずっとやっていたから自分のほうが適任だ」と発言したのだが住民達には彼の言動にうんざりしていた事が影響して改選結果は100:0と言う結果になってしまった、
それからと言うもの、彼は住民と顔を合わせても全く挨拶もしなくなってしまう
顔を合わせたら挨拶くらいはだれでもするのだが彼は気が付かないのではなく明らかに相手の顔を見てというより睨んで一言も声を出さない、
私だけではなく女房も「なに、あの人は」と言っていたのだが件の月例清掃の時に多くの人が同じことを言う、
「まあ、そういう人か」と彼に対する評価が浸透したころ自治会長のところに手紙が投函された
前半もかなりの文章だが後半に「私は10月をもって自治会を退会する」と書かれている、
「ゴミ当番は継続するが月例掃除は出ない、自治会で年に一度行っている下水管清掃は自分でする」と書かれてある、
自治会規約を確認したが「入居と同時に自治会員の資格を得て退去時に資格を失う」としか書かれていない
確かに「住民は自治会に入らなければいけない」とは明記されていない、
したがって区が「維持管理は不動産にかかわらない部分は自治会が責任をもって管理する」自治会は何と任意団体と言う事になってしまう
会長が区の住宅課に問い合わせたところ「話し合ってください」と言う回答だったらしい
同じような案件はあったのか、あったならどう言う解決方法があるのかと問いただしたが明確な回答はなく「よく話し合ってかいけつしてください」という以上の回答はなかったと言う、
会長がネットで調べた結果では公営団地と町内会で同じようなトラブルがかなりあるらしいが裁判沙汰になった案件もあるという、
法律家の解釈は「住民自治を強制するのは憲法の基本的人権にかかわる恐れがあるので如何の自治会でも退会できる、町内自治会に強制はできない」」と言う事が一般的な解釈のようだ、
確かにSNSで「近隣トラブル」の掲示板などでも引っ越した先の町内会が新住民を排斥するとか嫌がらせをするとかの掲示がある一方で先住の人から「新しく引っ越してきた方が全く自治に協力をしてくれない」と言う掲示も同じくらい見られる
大抵の場合はそこに馴染めない人は居た堪れなくなって退去引越しをすることが多いようだ、
出てゆくほうからすると「追い出された」となるが残ったほうからすれば「おんでて行った」と言う事になる、
新住民と先住民との諍いはおそらく昔からあっただろう、地方地区によって生活のリズムやルールは微妙に違う、
「郷に入っては郷に従え」と言う言葉がある、前の郷ではこうだったといったところで軋轢を増すだけである
まあ今回の問題は10年以上住んでいたわけだから「郷に従わない」わけではない
自治会長が「とりあえず個人的に話してみるしかないがおそらく翻意は難しいだろうと思いますね」
「しかし此の侭自治会を任意に退会できるという前例が出来てしまえばおそらく自治会そのものが維持できなくなる」と言う事も確かである
会長が一人で負う事ではないが総会で決めても彼は他の事例を確認したうえでの行動の可能性もあり
開き直っているわけだからさらに意固地になるだけだろう
50歳を廻った大人だが一体どうしたいのだろうか

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