鬼畜

三歳の幼女が亡くなった、

２０代の母親は此の児を放置して男のいる鹿児島に行って８日間も家を空けた

死亡原因は「餓死」だそうだ、衰弱死で胃の内容物は殆どなかったらしい 、それだけではなく暴行の痕跡も残っていたという、

戻って来た母親から「子供が息をしていない」と言う電話で駆け付けたが既に亡くなって数日たっていたという、

子供の事を考えると悲しい、母親の事を考えると怒りが沸き起こる、

そしてこんなニュースがかなりの頻度で出る世の中を考えると暗澹たる気持ちにある、

この母親と言う女性はどういう環境で育ったのだろうか、

教育と言うレベルの話ではあるまい、まして教育制度の問題ではない、

彼女の親と言うのはどういう育ち方をしたのだろうか、

親を責めるのは酷だと言う意見もあるだろうが責められるだけの責任は親にはある、 その位の覚悟をして子供は育てなければならないのだ

生まれてからわずか３年間、虐待の末餓死をさせたと言う責任とそういう子供を育てて来たという責任は軽重に差はない、結果が虐待死をさせるか、虐待死をする人間を作ったかと言うだけの違いだ、

こんな事件はそうある事ではない、「犬が人間にかみついても記事にはならないが人間が犬にかみつけば記事になる」と言う

稀有な事件だからこそ大きな記事になる、と言うような世の中でいて貰いたい、 一年も経たない前に夫婦でおなじ三歳の女の子が虐待の果てに死亡したという記事が出たのは未だ記憶の新しい、

パチンコに夢中になって炎天下の車に乳幼児を放置して死なせた事件も頻発していた時期もある、現在はパチンコ店側が定期的に駐車場を見回っているらしいがなんとも情けない、

麻生副総理が新型コロナで他国に対して「民度が違うんだよ」と言っていたがこんな話が年に何度も紙面を賑わせる程度の日本人の民度はこの程度のもんだ、もっともあの発言に「お前が言うな！」と言うのが世論の本音だったけどな、

子供をもうけるという事は大げさに言えば人類継承の一端になったという事だ、すべての生物はそれの繰り返しで存続繁栄をして来た 、

「出来てしまった」のであってもその責任は全うしなければならない、そうして自分も今生きているのだから、

こんな事は文字の読み書きが出来るようになってから知識として教え込んでも上っ面のものになり他に興味が行ってしまえば自分の都合の良い方に行ってしまう 、

意思の表現が言葉ですらできない時期から痛みの様にしみこませていかなければならない 、その方法が解らないと言うかもしれないが人類は、動物はそうやって育てて来たはずだ、

何故第一本能と言うべきこんな事が消えてしまったのか、消えかけているのか 、どうしたらこんな悲惨な事が起きなくなるのか、こんな事件を悲惨だと思わない世になってしまうのか、

こんな出来事は日本人の将来が不安である