梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

「戦争と平和」ではなく「戦争で平和」?

2022-12-04 13:25:41 | 雑記

岸田内閣は国会を通さずに防衛力強化政策を強行している
「首相は敵のミサイル基地などを攻撃する「反撃能力」(敵基地攻撃能力)に関し「抑止力を高めてミサイルなどによる攻撃の可能性を一層低下させる」と指摘。「しっかりした防衛力を持つことは、外交努力の説得力を増す」と強調した。」
反撃能力が抑止力を高めるという論法は北朝鮮の核ミサイル連続発射とまったく同じだ
これは威嚇であり「外交能力の虚弱さ」で証明であり「説得力」の訳はない
「防衛力の強化は我が国国民の安全と平和を守る唯一の方法だ」と言う様な事を言う議員もいた、
国境を超える攻撃能力は「防衛」の範疇を超えていることは理論的に当然のことだ、
我が国領内を侵略するものに対して攻撃を加えるのが防衛で有って他国を攻撃するのは戦争そのものになる、
たとえこちらが「攻撃されたから反撃した」と言ったとしても相手国にすれば戦争の開始である
「売られた喧嘩を買った」と言うわけだから「喧嘩じゃない」と言っても客観的にそれは喧嘩である、
「平和」の対義語が「戦争」である事は異議はないだろう、「安心」の対義語が「不安」であり
「災害」の対義語は「安寧」だと思う、
自衛隊はその安心と安寧の為に非常に有力な組織であるがそれを一部のタカ派右翼の議員の言う様に「軍隊」としたら安心より不安が増大する
「平和を得るために戦争能力を保有する」と言う言葉は自己矛盾している
「平和呆けだ」と言う輩も多く見かける、
「平和呆け」結構じゃないか、少なくとも敗戦前の「戦争呆け」よりずっとましだ、
武力で国交は有利に進むと言う夜郎自大の誇大妄想的「戦争呆け」が時代と政策を見誤り国民の1/3を失い、いまだに「敗戦国条項」と言うレッテルを外せない
「日米地位協定」と言う不平等条約も、北方四島も「日ソ不可侵条約」を一方的に犯したソヴィエトに盗られたままに余んしているのもすべて「戦力があれば国交が有利に働く」と言う過信が引き起こした結果ではなかったか
「侵略が無いなんて事はあり得ない、理想主義の戯言」だとしてもあらゆる事は「理想」があってその為に不断の努力をするからこそ進歩がある
世界が我が国の様に「戦争の放棄」を国是とすれば世界の軍事費と言う究極の非生産性コストは人々の為に使う事が出来る、そうすれば「地球温暖化」に対する研究も急速に進むだろう
理想を追及する事を笑う事は愚かしい事だ


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