梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

冷たい雨と八重桜とハナミズキと

2020-04-13 11:31:38 | 雑記
朝から雨が降っている、
天気予報では昼頃がピークでかなり激しくなるらしい、
いつもは歩いているがバスで出社する
バス通りの並木に白い花が咲いているが花と葉が同時に出ている
白い花だと山桜を思いつくが染井吉野より先に咲くはずだし山桜は葉が先に出る
「鼻よりも歯が先に出る山桜」と言うのがあったがこれは余談、
止まった時によく見たらどうやらハナミズキの様だ、
アメリカハナミズキと言う奴は薄いピンクか紫がかっているが白い花びらが捻じれて
基の方が緑色なので日本元来のものだろうがそれでも園芸種なんだろう、
野生に近いものは殆んど緑色で且つかなり小さい
あちこちで街路樹になっているので大気汚染に強いのかもしれない
冬枯れの山に真っ先に花をつけるのは辛夷が知られているが自分が生まれ育った中部地方では見られない、
静岡近辺で冬枯れの山に真っ先に咲くのは山桜である
枯れた雑木林にその木だけ緑色の葉をつけるとすぐに白い花が咲く、
その後を追いかける様に染井吉野は咲くが自然の山には無く村の道路沿いや寺や神社の庭と学校の校庭で咲き始める、
生家のあばら家には北側の坂の上にかなり大きな染井吉野が1本と東側の小川沿いに
幹に苔の生えた八重桜があった、
母親はこの八重桜が好きで満開前に重そうに固まって咲いている蕾を切って斜めに切った孟宗竹に活けて飾っていた、
父親が花をめでるというのを覚えていないのだがあの竹の花生けを作ったのは親父だったんだろうな
しかし母親が病死して私と二人になったとき自家用野菜畑を全部花畑にしたので別に興味がなかった訳ではなかったようだ、
菊・ダリア・七夕草・ノコギリソウ・クロッカス(これは母親が好きで植えていたのが残っていた)苺・三色菫・等々兎に角面積を埋めるだけが目的の様に植えていた、
ある時誰かから貰ったと蒔いた種からびっくりする様な大きな草が立ち上がりこれでもかと言うほど真っ赤な大倫の花をつけた、
「アメリカ立葵、コロンブスと言うらしい」と父親が嬉しそうに見上げていた、
オクラの様な実がついて結構簡単に育つので翌年は一抱えもありそうに育ったが
父親と暮らしたのは3年位だったのだが花畑化した庭の思い出が結構あった事に改めて気が付いた、
八重桜の話である、大森のベルポート南側の道路は桜通りと言うがこの通りの街路樹は八重桜で今時節がちょうど花をつけてきているが今日は冷たい雨が降り出した
開きかかった花がたっぷりと雨を含んでいるが咲く前なので散ることはなさそうだ

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