梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

新自由主義では日本ブランドは維持できない

2017-10-27 17:07:29 | 雑記
日産が無資格検査を20年も続けていたと言うニュースが流れたと思ったら今度は神戸製鋼が製品検査を偽装して出荷、それも全製品にわたり子会社にも及ぶと言う、
今度はスバル自動車でもむ視覚検査出荷が発覚した、
自動車業界はその前に三菱自動車の排気ガス検査不正で日産自動車の傘下に吸収され業界再編と言われたがその時期には完成検査の偽装を続けていた訳だ、
今となっては三菱自工としても納得のゆかない話ではある、もし三菱自工の検査体制が偽装の無い方法だったとしたら目くそは無くその話である、
神鋼の件に関しては何をかいわんやである、その出荷先は米軍から防衛庁、原発にまで及ぶ不正工作で、しかも強度の検査不正となればその影響は計り知れない、JIS取り消しも当然のことだ、
タカタのエアバックから今回の発覚までずっと同じ流れの中で起きたと言える、
VWとベンツで排気ガス不正が発覚し日本の信頼性が謳われていたが今回の件は見事に日本ブランドを地に落とした発覚であり、日本国民でも「信頼は出来ない、他の企業も同じではないか」と疑いの目を禁じ得ないのだから海外からすれば「ジャパンブランドは嘘だった」と言われても当然だであり新興国の中韓にすれば最高の攻撃材料だろう、
その企業は下請け協力会社はもとより正規従業員の所得すら伸び率は低く決算上の内部留保は更に積み増されている、
昭和から平成前期にかけてはこんな状況ではなく内部積み立ては少なくともそこに連なった会社組織はともに豊かになってゆく事を信じて仕事に誇りを持っていた筈でありそこから日本式企業の強みと信頼性が世界に多くのマーケットを広げてきた筈だが企業の経済性だけが優先される新自由主義と言う方向で日本の企業は生産から金融資産の追及に移行し国際収支と金融資産を膨らませそれのみを企業の価値として進めた結果が実際の現場冷遇になり生産に関わるプライドを消滅させ、或いはコスト効率のみの結果であろうと思う、
その結果は会社ひいては日本の信頼を失脚させてしまった、
恐らく未だ色んなところで発覚するだろうが日産自工の様に「発覚後も無資格検査を続けている」と言うなら全くユーザーを馬鹿にした話であり、スバルが未だ続けていたとすれば愚かとしか言うほかない、
信頼を確保するには数十年かかるが失うのは一瞬である、個人間だっても数十年間嘘を言わずに過ごしていても一度嘘をつけば「あいつは噓つきだから」と言う評価は恐らく一生続く、
会社経営に銀行やが入るとその会社は早晩衰退すると言われているが数字だけの結果しか評価しない経営は土台骨が腐ってっくる、なるべくしてなった結果だと思うが日本人として近隣大国から「信頼できない」と言われるのはあまりに情けない。