梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

ネット情報の危険性

2012-07-17 17:57:31 | 雑記
虐めの自殺問題で案の定と言うかまたしてもと言うかネットに加害者と言う子供の名前と写真が掲載されてあっという間に彼方此方に転載されてしまった、
確かに「未成年者だから」と言う事で実名報道も刑事訴訟も逃れられると言う事は悪質な犯罪や虐めが更に広がる事に「果たして今のままでいいのか」と言う気持ちは充分にある、
しかし情報の確かさと、加害者の情報の範囲は厳密な注意が必要だ、
最初の頃の情報で加害者と名指しされた子供とその祖父と言われた人は全く無関係であった様だ、当然被害届けを出したがネットの特性で中々最初の情報源にたどり着かない、
関東大震災の時にも悪質なデマで韓国人が襲われて多くの被害を出してしまった、デマは故意に流す物の他個人の思いこみから発生する事が多いが大抵被害妄想か英雄気取りが元だから最初からセンセーショナルになる、それに尾鰭がついてあっという間に広がる上に現在のネット社会はその時間と範囲は大正時代の比ではない、その分「違う」と言う訂正も同じ様に高速で広がるが此処で出来上がった情報は完全には修正されない、
やはり虐めた人間が責を追わなければならない事は確かだがこの様なデマや間違った情報が無関係の人に被害を及ぼしてくると「人権派知識人」と言う方々が又「加害者の人権を」と言う様な事を言い出すだろう、この意見の方々に関しては被害者の会等から「被害者の報道は過剰に行われるが加害者をなぜ庇う」と言う意見が出ているが全く道灌である、「被害者から奪った人権を加害者の人権で贖う」事は当然だ、
しかし、間違った情報を振りまく事は加害者の人権とは別な形で人権派に論拠を与えてしまう、
それ以上に間違った情報の被害者を出さない為には冷静に成らなければならないだろう