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梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

水戸黄門漫遊記と悪代官

2011-12-20 08:33:03 | 雑記
水戸黄門が終わったらしい、42年も続いたのは驚異的だがTVで見た事は余り無い、
勧善懲悪の解りやすい構成が安心してみていられる要素なんだろうしああ言う風に困っていると現れて「天下の副将軍である」と言う絶対的な力で世直しをすると言うのが有ればと憧れる物だ。
最初は映画で何作もシリーズになっていたがその頃お決まりに悪代官物と言うのがある、
実際には代官が年貢を決められるわけでもないが話の中では不作に困窮する農民に対して「今年から年貢は七公三民である、隠し立てをすると為に成らんぞ」と書き物を示して集めた年貢米を悪徳商人と結託し贅沢な暮らしをすると言う物だ
実際に藩財政が切迫し年貢を上げたくとも民は既に困窮の極みにあるので大名自身が徹底的に節約し、藩主自ら一汁一菜で切り詰め何としても藩を立て直すと言う名君もかなり居た
その頃の武士は他に仕事を持っていないのといざと言う時には命を差し出さなければ成らない為に武士を減らすと言う事は出来ない替わりに家事一切を奥方がする事も少なくなかったと言う
今、日本藩は藩内の産業が全く立ち行かず年貢ですら払えない様な民が多くを占めている
しかし、城内の武士(としては余りに卑雑だが)達は贅沢を止めることもせず更に年貢を増やすと言う算段をしている、
江戸時代の名君の様にはとても行かず相変わらず絹を纏い贅沢な食事をし、豪華な籠に乗っている、其れを維持する金に年貢が廻るのでは民はたまった物ではない、
年貢を上げなければ藩財政が成り立たないなら年貢の基を作り出している民が生きてゆける様に手当てをしなければなるまい、
そして其れより先にその贅沢な暮らしを民の暮らしまで下げ、城勤めの人数は限界まで下げて行かなければ民の納得は得られるはずも無い、
民主党は黄門様ご一行所か代官が替わっただけ、前任の代官が躊躇していた年貢増までやるという、
感情的な意見だが本当に今の政府は悪代官とその取り巻きとしてはビジュアル的に嵌っているな
本当に黄門様の印籠を願う物だ