『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『ラブリーボーン』を観た]

2010-01-31 03:13:08 | 物語の感想
☆凄い作品だと思った。

 私的には、P・ジャクソンくらいになると、この悲惨なテーマでファンタジーを創れるのだなと感心した。

 と言うのも、私も20年ほど前、宮崎勤事件が日本中を震撼させたとき、

 私は、せめてせめて、被害にあった子たちが、死後の世界で幸せになっていて欲しいと思い、このような物語を想った。

 しかし、どう考えても、それは厳しい展開にならざるを得ないと、私は端っから諦めるのだった。

 展開上、「事件」を経なければならなかったからだ。

 そして、今回、P・ジャクソンは、リアルに構築された映画文法の中で、それをやり遂げた。

 私は見ていて非常に「不愉快」で、だがP・ジャクソン、与えられた縛りの中では最高の仕事をしたと思う。

   ◇

 14歳にして、少女連続猟奇殺人者に殺されたスージー・サーモンを演じるシアーシャ・ローナンの演技は、あらゆる局面で完璧だった。

 殺人者を演じた男も、ケレンなく、日常に潜むおぞましい恐怖の存在を見事に演じていたが、それに対した「少女」としてのシアーシャ・ローナンの演技は凄まじかった。

 線が細い、透き通るような瞳と肌と髪の美少女である。

 故に、表情の微妙な変化に、その心の変化が如実に現われていた。

 私は、『うた魂』で主演の夏帆が「歌っている顔が鮭みたいだ」と言われていたのを思い出し、スージー・サーモンと言う役名の面長のシアーシャ・ローナンを「サーモン」みたいだなと、予告編などでは見ていたのだが、いざ、本編を見たら、そのあまりにもの「儚さ」に魅了された。

 やはり、クライマックスなのである。

 憧れだった少年とキスをすることが出来たときのスージーの本当に嬉しそうな泣き笑いの顔・・・。

 私は、若い頃にキスした相手の表情を思い出して、目に涙が溜まった。

   ◇

 これは、『ゴースト』のような、現世に残された家族と積極的に繋がる話ではない。

 死んで、現世に思いを残しているが故に「狭間の世界」に残ったスージーだが、ただ、現世を眺めることしか出来ない。

 ここら辺は、『ゴースト』が流行ったときにスピルバーグ(今作品のプロデューサー)が撮った『オールウェイズ』と同じ、霊に対しての観念のような気がした。

 ちなみに、色彩豊かな「狭間の世界」、一つ間違えれば丹波哲郎チック(大霊界)で、私は訝しげに見ていた。

 特に、太陽が、大きな花びらのイメージに変化するところなどは、「胡散臭い白人ブッディスト」の世界観のようにも思えた。

 だからこそ、スージーが奔放に「狭間の世界」で遊ぶシーンは底抜けで良かった。

 しかし、テーマがテーマであるが故に、私の心は陰鬱でもあった。

   ◇

 物語のスージーのパートと、現世のパートは、完全に独立している。

 そして、興味深いことに、登場人物たちも、それぞれが主人公の如く自立して物語を牽引する。

 スージーの妹などは、利発で活発で、スージー以上の活躍をする。

 親子関係や夫婦関係も別個に進行する。

 これは、最近親友を亡くした私が、『ダム・ファッカー』シリーズで語ろうと思っていたことなのだが、P・ジャクソンも同じテーマに行き着いたと考えるしかない。

 つまり、「他者が亡くなってしまっても、自分の人生は続く」と言うことだ。

 それぞれがそれぞれの独立した、自分が中心の人生を送るしかなく、そうあるべきなのだ。

 ・・・だからこそ、この物語の犯人は、他者の人生を蔑ろにしたことで愉悦を感じ、それを咀嚼しほくそ笑んでいたのだ。

 人生の美しさ(ラブリー)と暗黒(ボーン=骨)を表裏一体不可分にして描いた、この作品は「不愉快だが凄い」。

                                         (2010/01/31)
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[与党民主党考・31 「感動した話と身の毛のよだった話」]

2010-01-30 15:33:57 | 保守の一考
☆働いている時間の関係で、微妙にニュース関連のエントリーが前後するのだが、すいません。

 でも、あたしゃ、投稿日時を、発言の早さのアリバイの如く偽るような真似はしませんぜ。

 私は頭を振り絞って、読んでいる方の心に残るような「表現」を心がけているのだが、とある保守系のブロガーなどは、その私の秀逸の表現をパクり、私の投稿日時よりも先の日付に改竄し、ネット上に発表したりする。

 読んでいる者も、その時は「おやっ?」と思うのだろうが、数ヶ月も経てば忘れる。

 それではあたかも、後々に、その「表現」のオリジナリティの出処が、私のものではなくなってしまうのだ。

 卑劣である。

   ◇

 そんなヤカラのことを考えていたら、以下の記事で示される人物の真摯さに感動する。

   《外国人参政権法案は違憲 理論的支柱が自説撤回(2010/01/28 22:15更新)》

 <外国人に地方参政権を付与できるとする参政権の「部分的許容説」を日本で最初に紹介した長尾一紘(かずひろ)中央大教授(憲法学)は28日までに産経新聞の取材に応じ、政府が今国会提出を検討中の参政権(選挙権)付与法案について「明らかに違憲。鳩山由紀夫首相が提唱する東アジア共同体、地域主権とパックの国家解体に向かう危険な法案だ」と語った。長尾氏は法案推進派の理論的支柱であり、その研究は「参政権付与を講ずる措置は憲法上禁止されていない」とした平成7年の最高裁判決の「傍論」部分にも影響を与えた。だが、長尾氏は現在、反省しているという。
 長尾氏はドイツにおける部分的許容説に影響を受け、昭和63年に論文「外国人の人権-選挙権を中心として」を発表。「地方議会選挙において、外国人に選挙権を認めることに、憲法上特段の障害は存在しない」と主張し、「部分的許容説は合憲」との立場をとった。ただ、当時から「政策論としての(参政権)導入には大反対だった」という。
 昨年9月に民主党政権が誕生し、外国人への地方選挙付与が現実味を帯びたことで、長尾氏は自説に疑義を抱き始めた。政治思想史の文献を読み直し、昨年12月の段階で、理論的にも状況の変化という理由からも、「部分的許容説は維持できない。違憲である」との結論に達した。
 また、昨年2月、韓国での在外選挙権法成立で、在日韓国人が本国で国政参政権を行使できるようになり、状況は一変したと考えた。長尾氏は「現実の要素が法解釈に影響を与える『立法事実の原則』からも、部分的許容説はもはや誤りである」と語る。自身が学説を紹介したことで外国人参政権付与が勢いづいたことに関しては「私の読みが浅かった。慚愧(ざんき)に堪えない」と述べた。
 さらに、焦点は「在日韓国人問題から中国人問題に移る」との認識を表明。政府が法案提出を検討していることについては、「とんでもない。国家解体に向かう最大限に危険な法律を制定しようというのは、単なる憲法違反では済まない」と警鐘を鳴らした。>

 自分の過ちを、しかも、ここまで、民主党によって売国的に話が進んでいる段において、その中心人物が「自分の失敗を省み、公言する」という行為が出来たことに感動する。

 この方の普段の主義主張は分からない。

 しかし、この方が、「論理・理論の忠実なる徒」であることは分かる。

 そうして考えたとき、そこで立ち現われた「答え」、・・・「自分の間違い」を糺さずにいられなかったのだろう。

 爽やかな結果である。

   ◇

 一部の保守派にも、意固地な野郎がいる(その時点で真の保守ではない)。

 西尾幹二(思考回路が左翼)や藤岡信勝(元共産党員)など現「新しい歴史教科書をつくる会」は、その代表だ。

 多くの人間を巻き込み、その最高裁でも否定された「妄想」を、未だに謝罪することもなく、のうのうと生きている。

 保守派としてはやってはならない、朝鮮の似非宗教「統一教会」の弁護士を雇ってまで、私のブログやホームページを消し去った。

 西尾や藤岡の「妄想」によって、私の大量の血肉の文章が消されたのである。

 私は、外国人参政権や民主党政権とともに、ついでに、「新しい歴史教科書をつくる会」も消え去って欲しいと思っている。

 私は、現在の、心よりも命が大事にされる風潮に反吐が出る。

 民主党小沢による言論封殺に代表される「独裁」へ至ろうとしていた流れと、その明らかなる社会主義政策にも反吐が出る。

 私は、カンボジアに何度も何度も行っているので、「左翼の暴走」の恐ろしさを身をもって知っている。

 人の心を言論封殺で「殺す」ようなヤカラは、早く死んで欲しい。

 私は、西尾や藤岡が死んだら、祝杯をあげる。

   ◇

 昨日の鳩山総理の施政方針演説には身の毛がよだった。

 その「おぞましさ」について語ったら、切りがないのだが、簡単に書けば、

 「何考えているか分からない、見かけも挙動不審な、誰も近寄らない、目つきも虚ろなクラスの端っこの一人」みたいなヤロウが鳩山であり、

 そんな不気味な男が、ラメ混じりのピンク色のフリルがいっぱい付いたドレスを着て、天蓋付きの寝台の上で、単調なオナニーをするところを延々と見せられているような気分になった。

 小沢も問題だが、この鳩山も、やっぱり恐ろしい・・・。

                                         (2010/01/30)
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[与党民主党考・30 「小沢のインサイダー取引」]

2010-01-30 03:59:22 | 保守の一考
☆・・・もう、滅茶苦茶ですね、小沢一郎・・・。

     《小沢氏、日米合意直後に沖縄で土地購入 普天間移設予定地から9キロ (2010.1.29 01:50)》

 <(リードだけ転載)・・・ 民主党の小沢一郎幹事長が平成17年11月、沖縄県宜野座(ぎのざ)村で約5200平方メートルの土地を購入していたことが28日、登記簿や衆院の資産等報告書で分かった。建物もない「原野」で、使途は分かっていない。土地は米軍普天間飛行場の移設予定地に近く、購入直前に移設を盛り込んだ在日米軍再編の中間報告に合意していることから、投機目的の不動産取得と受け取られかねず、小沢氏の政治家としてのモラルが問われそうだ。・・・>

 モラル云々でなく、これって、<インサイダー取引>じゃないか!?

 こいつ、本当に、暗殺されてもおかしくないね。

 あまりにも意地汚さ過ぎる。

   ◇

 検察に、この私が直々に、次の指針を与えておこう。

 小沢一郎は、民主党が政権を取ってからこれまでに、必ず、中国や朝鮮絡みの利権投資を行なっているはずだ。

 特に、<在日外国人参政権>、民主党政権が誕生してから成立の可能性が濃くなってからの、小沢事務所の中国や朝鮮との「取引」を、徹底的に洗うべきだ。

 もちろん、既に、中国人女性留学生の寮となっていた陸山会の不動産も、その一環なんだけどね。

   ◇

 それから、小沢は、検察に包み隠さず話したとか何とかのたまっていたけど、一番肝心の土地取引にかかわる4億円の原資についてはダンマリのようだよ^^;

     《4億円の原資「分からぬ」 小沢氏が供述 不正資金?(2010.1.29 01:46)》

 つまり、こいつ、嘘をついているんだよ。

 ・・・もう、さすがに、潮時でしょうよ・・・。

 まだ、みんな、続けさせたいの?

                                         (2010/01/30)
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[欺瞞! 観てはいけない! <シー・シェパード>の映画『オーシャンズ』]

2010-01-28 02:47:44 | 新・保守の一考

☆私は、世の中は「性悪説」でないと生きられないと考えているが、結局、性格上の問題で「性善説」で世の中を見てしまう。

 つまり、「幾らなんでも人間そこまではしないだろう」と、思考から外してしまう選択肢がある。

 例えば、反共和党で有名な映画監督のマイケル・ムーアなども、ドキュメント的に、その政治思想の大プロパガンダ映画を多数作っており、自説に都合悪いことは無視したりもしているが、「嘘の捏造(嘘の創造)」は行っていないと思う。

 だから、私は、マイケル・ムーア作品を、結構、楽しんでみている。

 ドキュメントと称して、「嘘の捏造」をしたら、ルール違反なのである。

 最も、中国や韓国・北朝鮮にあっては、「事実改竄・捏造」のルール違反は当たり前だが、とりあえず、「世界」を見渡せば、この<特定アジア3国>だけ色眼鏡で見ておけば、「性善説」でも、方向性を間違えずに済むだろう。

 私は、自分を「本質直感」を持つ男であると言っているが、限られた情報から、一つの真実を掴もうとするわけであるから、集めた情報のパーツ如何で、小さな正しさしか示せないこともある。

 最近観た映画『オーシャンズ』の、その後半の展開について、私は、「限られた情報」の中で、このように指摘している。

 <・・・ しかし、あれは切なかった。
 「フカヒレ」のために、網に掛かったフカが、ヒレや背びれ、尾びれを断ち切られ、生きたまま海に戻される強烈なシーンだ。
 フカは、もう、身をよじりつつ沈んでいき、海の底で死ぬを待つだけなのだ。
 このような現状は、10年ほど前の新聞で知っていたが、映像で見せられるとショッキングだ。
 いや、私が言いたいのは、2点だ。
     1・苦しませずに、楽にしてやってくれ(殺してあげて)
     2・生き物の生命を奪うのなら、その生命を十全に活かしてくれ
 フカヒレ部分だけカットし、その後のフカの生活維持が困難な状況で、生きたまま海に戻すような暴挙、・・・生命への冒涜は許せない。
 あと、このフカヒレカット作業は、おそらく、中国の漁船によるものと思われるが、画面上では日本人の漁師のように見えるのである。
 同じ黄色人なので似ているように思われようが、中国人と日本人とは、明らかに装備が異なると思うのだ。
 だが、画面上の漁師は、日本人の装備のように見えた。
 フカヒレカット作業が日本人によるものならば言語道断で、即刻、法的措置を取らされるべきものである。
 私は、「活け造り」も、悪趣味の極みだと思う。
 しかし、この作品の作り手が、捕鯨に関する考え方の違いから、日本人への憎悪から、日本人漁師と、中国人によるフカヒレカット作業をコラージュしているとなると、これは大問題である。
 どなたか、調べてくれないかな。
                                         (2010/01/23)・・・>

 私は、映画評を書くとき、無意識に影響されることを恐れ、基本的に、他人の評価を読まない。

 で、自分の映評を書き終えた後、他の映画ブロガーの感想を読む。

 すると、事態は、私の想像を超えていた(話が一行ごとに急転するので、ナンバリングを施す)。

 ① あの、手足(ヒレ)を捥がれ、血を流し、海の底をのた打ち回るフカは、何と、「メカトロニクス」だったそうである。

 ② 私はちょうど、数ヶ月前に、『不思議体験アンビリバーボー』かなんかで、精巧な動きをする魚の「メカトロニクス」を見ていたので、その話を聞いて、「ああ、動きが似ている!」と思い出した。

 ③ だが、「フカヒレカット」シーンの前には、映画のナレーターの宮沢りえが「以下のシーンにはにわかに信じられないシーンもありますが、海で本当に起こっていることです」と言っている。

 ④ この「メカトロ」シーンについては、映画のエンドクレジットでも述べられているそうだ(私は、チビと見ていたので、画面が文字だけになったときに席を離れていた)。・・・いや、そんな風に自分らの嘘を告白されても困るのだが・・・。告白されても、ドキュメント作成においては、ルール違反で、嘘は嘘だよ。

 ⑤ 読売新聞の映評でも、内容に注意を促す意味で、このことが追記されていたという。

 ⑥ だが、このような残酷な「フカヒレカット」シーンは、実際の世界で行われていることだ。私のブログにコメントをくれたnaoさんによると、
  <あの場面、コラージュどころか作り映像だそうです(監督インタビュー)。
    ロボット鮫を撮影したそうです。
    ああいうフカヒレ漁は大西洋で多かったようですが、めちゃめちゃ日本人に見えますね。>
 だそうだ。

 ⑦ 私が10年前に見た記事は、東シナ海に中国漁船によってヒレを捥がれたフカがプカプカ浮いているという内容だった。あってはならないことだ。

 ⑧naoさんのコメントの後半。
  <・・・そしてクレジットにはシーシェパード。
   音も効果音だし、再現映像だと明記しないし、ドキュメンタリーとは言えないと思いました。・・・>

 ⑨ 決定的である。日本の捕鯨船にテロを仕掛けている<シー・シェパード>が、この作品のスポンサーなのだ。「フカヒレカット」後の瀕死の鮫、海域放置という行為を、あたかも日本人漁師の行いのように「事実捏造」コラージュ、イメージ操作していたのは、テロリスト集団<シー・シェパード>だった。

 ⑩ 私は、この作品程度のエコ的メッセージならば許容範囲である。しかし、「フカヒレカット」シーンだけは、異常な不協和音を感じていた。簡単なことだった。そこには、<シー・シェパード>の怨念が込められていたのだ。あれは、完全に日本人に冤罪を着せていたのだ。

 ⑪ 日本人観客は、それをありがたがって観てしまっている・・・。私も観てしまった・・・。

 ⑫ 思えば、動物のドキュメントと言うのは、非常に反左翼的にならざるを得ない。そこには、圧倒的な「自然の厳しさ」があるからだ。アジは鮫やクジラに食われ、オットセイはシャチに食われ、生まれたての子ガメは鳥に食われる。そこには、種の自由はあっても、単体の自由などは皆無だ。

 ⑬ 極左自然保護団体<シー・シェパード>は、作品の現実に、強引に自分らの主張に則する「嘘」をねじ込みやがったのだ。だから、そこに、映画鑑賞者の「違和感」を増大させる要素が存在してしまった。

 ・・・こんな「嘘つき」映画を子供に見せてはいけない。

 <シー・シェパード>は、日本を対象としているテロ組織だぞ。

 ⑭ ちなみに、<シー・シェパード>が対象にしているのは、捕鯨国でも、日本だけである。同じく調査捕鯨をしているノルウェーなんか、妨害されたことなどない。・・・これは、<人種差別>なんですよ。

 特定アジア3国に限らず、鳩山民主党に限らず、世の左翼思想者は、「事実の改竄・歴史の捏造」を、なんの後ろめたさもなく行う・・・

 皆さん、覚えておいてくれよ・・・。

                                         (2010/01/28)

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[映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』を観た]

2010-01-27 23:44:31 | 物語の感想
☆うひゃひゃ、こりゃ面白かったですね^^

 ハワイにハネムーンに来た二人が、「陸の孤島」、大自然の中のトレッキングコースで殺人犯に襲われる、と言う緊張感に満ち溢れた「フーダニット・ミステリー」作品である。

 『○ッ○○・セ○○』や『エ○○ー』『○○の○○ベ○○ー』風な大どんでん返し物で、それにしては、やや粗もあるのだが、映像がスタイリッシュに鮮明なので、人によっては評価が高いかもしれないが、その展開内容を詳しく語れないのが辛い。

 この叙述の「カラクリ」・・・、私は、物語の展開の折々で考え至り、思考の俎上に乗せてみた。

 でも、それが打ち砕かれる表現が取られており、

 ハワイの、数日間を費やすトレッキングコースと言う広域「密室」の中、登場人物の全てが意味ありげな、・・・つまり「犯人」臭い立ち居振る舞いをする。

 こちらも、ハワイにハネムーンに来たという二人に感情移入しているので、物語の冒頭から、ずーっと心を揺り動かされる。

 この、物語途中での、私の真相を究明する思考を「打ち砕く演出」が、私には「フェア」なのかどうか、見直さなくては分からないので、作品を手放しで評価できない。

   ◇

 そんな中、ハワイの自然の美しさにも感動する。

 あんなにも、色とりどりの自然があるんですね。

 私は、かつて、ニュージーランド最南端のスチュワート島と言う全島トレッキングの地で、数日、トレッキングを楽しんだ経験があるので、

 この作品の舞台となるトレッキングコースが、実に身近に感じられた。

   ◇

 クライマックスは、妙に躍動感溢れるアクション演出となる。

 『アポカリプト』を髣髴とさせる、力の入った「走り」を出演者たちが見せてくれる。

 私は、本気の走りを見せてくれる作品が大好きである。

 故に、この作品が大好きだ。

 物語の「かなめ」の部分で、保育士の「瞳孔」問答での冷静な分析や、犯人の女の複雑な心情が、物語を非常にリアルにしていた。

   ◇

 ああ、しかし、物語の「種明かし」となる回想シーンのモンタージュ映像は、却って、物語を非常に分かり難くしていたね^^;

                                         (2010/01/27)
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[キューピーちゃん解放戦線・7 「人間魚雷<回転>QP」]

2010-01-26 04:38:30 | 保守の一考
☆友人からメールを頂いた。

 名前を出すのはやめようかなとも思ったけど、私ならば、自分の意見に名前を出してもらった方が嬉しいので、名前を出します。

 ネット上及び、実生活でも懇意のMUTIさんからの知らせである。

   ◇

 <・・・さて、以下のニュースはご存じですか?

    <携帯ストラップ>回天・桜花の販売中止 ネットに批判続出(1月20日15時1分配信 毎日新聞)
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100120-00000051-mai-soci

 私は、「不謹慎だ」という言葉でこういった商品を取り締まろう、否定しようという発想が嫌いです。

 敗戦直後に、具体的な説明無しで教科書に墨を塗らせたり、教育勅語を、どこがどのように悪いのか具体的な指摘なしで廃止決議したり、「言葉狩り」を求めるのと同様の物を感じます。

 吉田満という、戦艦大和の生き残りで、回天の訓練を受けている時に敗戦をむかえ、「戦艦大和の最期」を書いた方がいます。

 この方が書かれた回天の話を読んだことがあります。

(題名は思い出せません。エッセイ・コラム集で、その中の一つだったと思います。)

 ほとんどの回天の搭乗員は、小さなマスコットを何らかの方法で入手して、それを、約1.5トンの炸薬の後にある自分の死に場所、文字通りの散華場所である回天の操縦席にぶら下げていたそうです。

 敵に見つからぬよう、波間から瞬間的に小型の潜望鏡をだし、その限られた視野から一瞬で目標となる敵艦をみつけ、その進路と速力を把握、目標の未来位置を計算し、時々潮流による誤差を修正し、自分もろとも体当たりをするための進路を維持する。

 容易なことではありません。

 そして、もともと魚雷だったものを改造した回天の操縦性は、決して良いものではなく、このことと相まって任務達成のためには、過酷な訓練が回天の搭乗員には必要であったといいます。

 またそれは、自己の消滅に直結する訓練であり、搭乗員には言葉にすることが不可能な、
尋常ならざる精神の緊張が必要であったといいます。

 そんな中、回天の搭乗員は、どういう気持ちでマスコットを回天の操縦席に持ち込もぶら下げたのか、どういう気持ちで、そのマスコットを見たのか。

 とても思いはかることが出来ませんが、おそらくそのマスコットは、彼らがそのために命をささげる「この世」と、死の世界に向かう彼らをつなぐ支えであり、なぐさめであったのではないでしょうか。

 今回の「騒動」をしって私は吉田満が紹介していた

 上記のエピソードを思い出さずにはいられませんでした。

 浅はかな「不謹慎」という言葉で、こういった商品をなくしてしまう。

 ないことにしてしまう。

 英霊が、寂しがっておられるのではないか、と私には案ぜられる次第です。

 これも私個人の勝手な思い込みかもしれませんが。

     (Wikipediaの「回天」(クリック!)の記事が比較的まとまっています。)  ・・・>

     (写真はネット上で拾いました^^)

   ◇

 私はキューピーちゃんが大好きで、かなりの数のキューピー人形を持っていますが、このアクセサリー系のキューピーちゃんはあまり持っていない。

 難しい問題です。

 一日考えて、3つのポイントを答えとして出しました。

  1・大らかなる特攻で戦死した英霊たちは、かようなマスコットを見て、苦笑いしつつ喜ぶでしょう。

  2・そして、MUTIさんのように想う人もいるでしょう。

  3・だけども、これを作った人は、「1」や「2」のような思いで製造したのか?

 私は、この製品を企画した者は、「1」や「2」を考えて作ったとは思えない。

 故に、排されるもやむなしと考えます。

                                         (2010/01/26)
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[与党民主党考・29 「小沢は立件されるヨ^^v」]

2010-01-25 05:57:46 | 保守の一考
☆「さあ、寝るか。今日は更新しないでいいや」と、寝る前にパソコンを開いたら、メールがきていた。

   ◇

 <小沢一郎は、昨日の記者会見で、市民団体から告発されているから調書を取られ、署名したと言い、

 マスコミも告発されているから被疑者調書になったと報じていますが、告訴・告発されたら必ず被疑者調書を取られるわけではありません。

 現に、「新しい歴史教科書をつくる会」の会長・藤岡信勝に告訴された、あなたを含む4人は、同じ東京地検特捜部に事情聴取されましたが、誰一人として調書を取られていませんよね。

 蘭さんの話を聞くと、「変な人に絡まれて大変ですね」とか何とか言われて、雑談してメモを取られただけです(蘭さんは「取り調べ」と書いていますが、「取り調べ」は強制捜査の時に使用される言葉なので全く違いますよ)。

 被疑者調書を取ったということは、特捜部は小沢を立件するということです。

 少なくとも在宅起訴はされるでしょう。

 今後、別の話が出てくれば逮捕される可能性も十分あります。

 総選挙まで3年半も待てません。

 小沢の立件を機に売国政権を倒さなければいけません。          ・・・>

   ◇

 なるほど。

 かなり安心しました^^

 いや、私のほうの問題は、大事であった方が箔がつくのでいいのですが^^;

 何よりも、民主党が傾くのが待ち遠しい。

 私は、今、大橋のぞみが好きなのですが、大橋のぞみをテレビで見ると、

 何故か、横田めぐみちゃんを思い出し、朝鮮に媚び売る民主党に腹が立って腹が立って腹が立って!!!

   ◇

 最近、私が自室にいる時に、姪っ子が(8歳)が私を窺っていたそうです。

 で、居間に戻った姪は、「ミド蘭は何をしていた?」と、私の弟や母親に聞かれ、

「ミド蘭は、『小沢死ね、民主党潰れろ』と繰り返していたよ」

 と言ったそうで、母と弟は大笑いしたそうである。

 もちろん、8歳の姪の作り話のはずはない。

 私は、無意識のうちに、自室で、そんなことを口走っているようだ^^;

   ◇

 《どっと公務・掲示板》のコメントより。

 <「記者会見をまとめると・・・」 投稿者:あんち・ジャイアン 投稿日:2010年1月24日(日)15時23分32秒

 昨日中の逮捕を期待してましたが,それほど簡単にはことが進まないみたいです。
でも,記者会見をまとめると以下の様になるそうで,その内に色々と矛盾が出てきそうですね。今年度中の逮捕,ということで気長に「待てば海路の日和あり」を信じてます。

 なお,別件ですが,産経新聞が外国人参政権のアンケートをしてます。↓

 http://sv4.activecr.com/question/SankeiAk/eank_0344/eank_0344.cgi
 ---以下,「複数のブログに掲載」から引用
 2010/01/23
 小沢氏 事情聴取後記者会見内容&指摘まとめ
 ※事情聴取については被疑者として黙秘権を提示され、なおかつ調書2枚にサイン

 ①1989年の11月に2億円を引き出して2004年10月までの14年間事務所に保管していた
 ②1997年の12月に3億円を引き出して2004年10月までの7年間事務所に保管していた
 ③2002年の4月に6000万を引き出して2004年10月までの2年半事務所に保管していた
 ④2004年11月に新一万円札が発行されている。保管していたのなら旧一万円札
 ⑤1990年当時、定期預金金利は7.5%。これを解約して事務所に保管していたことになる
 ⑥自宅売却で得た億単位の金を現金で受け取って保管していたことになる
 ⑦4億級の土地取引を秘書が独断でやったことになるが、文書には小沢本人の署名有り
 ⑧その保管していた金についてはゼネコンからの献金ではないと主張。
 ⑨その保管していた資産に対しての脱税疑惑
 ⑩知らない・関与していない・秘書がやっていた とはいいつつも小沢氏本人のサイン有り
 ⑪本日2010/01/23の検察事情聴取は 黙秘権 を提示され、調書2枚にサインをした
 ⑫これまで一切関わっていないと説明してきたが、日本テレビ女性記者により「一切関わっていないのだとすれば、なぜ単純ミスだという評価がこれまでできたのですか?」と突っ込まれ,「あーーえーーあーーえーー」
 ⑬政治資金管理団体が土地購入する必要ってあるのか?
 ⑭秘書には政治団体の収支についてはきちんと管理し報告するように言ってきていたのに,実際は自分自身はそれを見たことはありませんって釈明っておかしくね?ここでも責任もたないのか
 ⑮民団って韓国の税金もらってる公務員なわけだから、それが選挙支援って内政干渉じゃね?
   ---以下,略

   ◇

 赤松農水相が、事の重大さを知らずに、「選挙協力をしてくれた民潭に見返りを」云々などと口走る非常識も許しがたい・・・。

   《「参政権は民団への公約」赤松農水相が公言 選挙で支援認める(2010.1.13 01:23)》

                                          (2010/01/25)
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[『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)〔18-11〕<ダムは美しきもの>』]

2010-01-24 03:44:42 | みちのく西松建設ダム巡り
☆<鳥海ダム>で沈む予定であった百宅地区を後にした私は、下直根地区で地方主要道70号線にぶつかり左折した。

 左折したところは、工事中で、一車線規制をしていた。

 しかし、私が行くべきは、右折方向であることにすぐに気づいた。

 一車線が終わると、Uターンした。

 交通誘導の係員は、どう思っているだろうか?

 私の中では、ただの「間違い」である。

 しかし、係員の心の中では、「東京のナンバーの意味不明の行動」である。

 だからと言って、私が係員に「道を間違えた^^;」と説明する程のことでもない。

 世の中には、説明するほどまでのことではないが、何かしらの誤解を受ける行動と言うものがある。

 私は、何とも、ギリギリのジレンマ状況に陥った^^;

 だから、係員の前を通るときに、苦笑いしつつ通り過ぎた。

   ◇

 いっそ、その「ギリギリ状況」を越えてしまったら楽なことは、この世の中にはよくある。

 ・・・例えば、借金だらけで頑張って返済しているような状況があったとする。

 いっそのこと、そのような者は、破産してしまった方が楽なのだ。

 しかし、多くの人間がそれをしないのは、「生きるプライド」を持っているからなのである。

 ・・・民主党の政治は、ここで言うところの「破産者を甘やかすような政治」なのである。

 それは、それこそ「国家破産」に導く政治である。

 古今東西、社会主義は、ことごとく破綻している。

   ◇

 今回、私は、国政で無駄とされているダムを旅している。

 民主党政治で無駄とされたダムの、民主党の小沢一郎が主導して建設中のダムを見て回っている。

 私は、ダムが好きであるし、ダムは、必ず、未来の水資源の確保に必要である。

 これからの「世界(地球)」は、石油以上に水が重要になる。

 だが、理屈で考えると、小沢一郎のダムが建造されるのは矛盾である。

 いや、小沢一郎が賄賂を貰おうが構わない。

 日本を崩壊に導く民主党が、「計画凍結」したダムが造られているのがおかしいと言っている。

 小沢は、民主党にいるからダメだと言っている。

 小沢が、少なくとも売国政党ではない自民党にいて、偉そうにふんぞり返っていれば、私は許すのである。

 私の価値基準は「日本国」にある。

 最大公約数の国益にかなうのならば、賄賂も利益誘導も構わない。

 売国政党を断固として許さないだけだ。

   ◇

 ・・・国道108号線にぶつかる。

 そこには、道の駅<鳥海郷>があったので、寄る。

 ここでは、おみやげを買おうと思った。

 と言っても、実家にではなく、宮城蔵王の黄身ちゃん家と、仙台のキューピーちゃん家に買うのだ。

 ささやかに「秋田土産」と書かれたクッキーみたいのを買っておく。

 食堂を覗く、と、「きりたんぽサンド」なるものが100円で売っていた。

 そのピザ味を購入する。

 私は、せっかく秋田にいるのだから「きりたんぽ」を食べたかったのであるが、それ程に好きなものでもなかった。

 だから、この「きりたんぽサンド」のミニサイズが嬉しかった。

     

 ここから数行、ちょいと下品な事を記すのだが、「きりたんぽ」と聞くと、その音や形状から、女性用生理用品を連想する。

 で、この「きりたんぽサンド」だが、切れ目を入れて、そこにケチャップをぶちまけている。

 まんまである。

   ◇

 少しだけ国道108号線を北上、すぐに地方主要道57号線に入り、やっとこさ「ダム・ファッカー」シリーズらしく、久々のダムに至る。

     

 ・・・が、このダムに行くまでが大変だった。

 地方主要道から、少し入り、グルリと坂を下るのだが、その途中に大きな枝が落ちていたのだ。

 太さは10センチくらいでそれ程じゃないのだが、枝振りが二畳くらいに広がっていて、車は通れず、さりとて、かなりの重量で引っ張れそうになかったのだ。

 今、こうして書いていると、「だったら、そこに車を停めて、歩いてダム見学してくりゃいいじゃん」と思うのだが、このときは、そこに頭が回らない^^;

 私は、車を停めて、その枝を取り除こうとした。

「うぐぐ・・・」

 引っ張るには重い・・・。

 何か良い方法はないか?

 私は、「はっちゃけ~、はっちゃけ~」と思った!

 ピン! ときた。

「押してダメなら、回してみろだ」

 その分かれた枝は長方形の形で、道に対し、横にあった。

 その枝を取り除くことは不可能であったが、道に対し、縦に回転移動させることは可能であった。

 すると、道に車一台が通るくらいの余裕は出来た!

 かくして、私と愛車ビッツは、「第33のダム」に到着した。

     
             <松倉ダム>・・・アースダム

 ゴミ箱があったので、車に溜まったゴミを捨てておいた^^;

   ◇

 続いて、来た道を戻り、主要地方道34号線を進み、主要地方道32号線にぶつかり左折、<第34のダム>へ。

 近くにキャンプ場の<憩いの森>っちゅうのがあるので分かる通り、風光明媚な土地であり、今、ダム湖の紅葉が美しかった。(今回のタイトル写真も同ダム)

     
             <八塩ダム>・・・アースダム

     

 携帯の写真なので、美しく撮れなくて申し訳ないが美しかった。

 湖面が鏡のようで、その縁を、色とりどりの樹木が彩っていた。

 私は、その風景に、しばしボーッと見とれた。

 それから、多くの人に、<八塩ダム>の写真を添付した<写メール>を送るのだった。

                                         (2010/01/24)
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[映画『サロゲート』を観た]

2010-01-23 23:48:58 | 物語の感想
☆これ、素晴らしいですね。

 色んな意味でいい。

 先ずは、ジョナサン・モストウ監督的にである。

 私は、ジョナサン・モストウ監督『ターミネーター3』の完成度は低いとは思っていない。

 女性ターミネーターや、物語の終幕の余韻など、『1』『2』に劣らないと思っている。

 『4』の評価と同じで、映画似非保守は、今後も『ターミネーター』の続編が出来ると、永遠に酷評し続けるのであろう。

 かくして、ジョナサン・モストウ監督はしばらく映画作品を監督していなかったようだ。

 しかし、『ターミネーター』を生んだキャメロン監督が『アバター』を公開した今、テーマ的に重なる作品をぶつけてきた。

 そして、表現の違いはあるが、けして劣らない作品を作り上げた。

 そこには、ターミネーターの如き機械人間が現われ、その女性版が派手な戦いを見せてくれる。

 そして、何よりも、夫婦・家族の絆と言う情の深い物語を展開させてくれている。

 その叙情たるや、非現実的な話の中でリアリティを構築している。

 クライマックスの「ダイイン」みたいな「滅びの美学」は、一昨年の傑作『ブラインドネス』を彷彿とさせた。

 この監督には、作家性がある。

 私は、この監督の『U-571』も大好きだ。

 これからもガンガン撮ってね^^

   ◇

 そして、ブルース・ウィリスである。

 久し振りに、ブルース・ウィリスを見たような気がするのだが、肩の力の抜けたいい演技を見せてくれていた。

 先に、同じアクション俳優のニコラス・ケイジが、『ノウイング』で、同じく太文字の「ニコラス・ケイジ」ではなく、作品の一部として名演しているのと似たものを感じた。

 「サロゲート」とは、未来において、携帯電話並みに社会に普及している<実生活全般の代役を行なってくれる個人固有のロボット>のことである。

 これまでのブルース・ウィリスっぽさは、ウィリス演じるFBI捜査官の「サロゲート」がケレン味たっぷりに見せてくれる。

 「サロゲート」の<ネカマ>みたいのもいるのだが、主人公は若くしているが自分に似せている。

 いや、町中に「サロゲート」が溢れているんだけど、その微妙な無機質さが最高である。

 最近の女性のメイキャップ傾向は、完全に「サロゲート」化してきているので、そういった意味でも、社会批評的な面白さに充ちた作品だと思う。

 傑作である。

 ・・・が、人間の危険をサロゲートに肩代わりさせるのが主要な「サロゲート」の存在意義なのだが、「サロゲート」はおろか、それを「操縦」している自宅の持ち主までも殺されることが、本作品の最大の謎なのだが、そのカラクリ及び真相がいまいち観ているこちらを驚かしてくれないのが欠点だ。

 うまくやれば、異世界の構築と、その中での合理的な謎解き物として、山口雅也や西澤保彦の本格ミステリのような面白さも付加できたと思うのだが、惜しい。

                                         (2010/01/23)
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[映画『オーシャンズ』を観た]

2010-01-23 18:47:27 | 物語の感想
☆定期的に上映される自然を描くドキュメントである。

 私は、有名な『アース』や『ディープ・ブルー』を観ておらず、されども、『ミーア・キャット』『クヌート』は観てしまったと言う「負け犬」である^^;

   ◇

 この手の作品についての感想は月並みなことしか言えないけど、面白かった。

 画面たっぷりに広がる海洋の姿が素晴らしく、

 イグアナってあんな風に水中を行くのかと感心し、そのイグアナが何かを食うときの「クチュクチュ」と言うなんかうまそうな音に苦笑い・・・、

 ジュゴンは「バフバフ」言いながら水草を食い・・・、

 人間を魚類に例えるのは良くないと言われるが、そこここに、見知っている人間のような魚のドアップが立ち現われ、その吐息をつくさまが面白く・・・、

 アザラシやオットセイなどは、更に人間に近く、近所の円らな瞳の禿頭のおじさんのようで・・・、

 イワシの群れは、その一匹一匹がドットとなりて、変幻自在の球体と化しており、私の目を釘付けに・・・、

 魚群には、サメが襲い掛かり、空中からは水鳥が突っ込んで、しまいにはクジラも参戦して、それは大スペクタル戦争描写のようで・・・、

 数々の生物が、私には『エヴァンゲリオン』の「使徒」を髣髴とさせ・・・、

 シャコとカニのデスマッチに、私は「痛み」を感じ・・・、

 オットセイは、シャチに「サドンデス」を喰らわせられ・・・、

 生まれたばかりのウミガメは、鳥にさらわれ・・・、

 ・・・割りと抑え目の文明批判や自然破壊への警鐘に共感さえする。

   ◇

 しかし、あれは切なかった。

 「フカヒレ」のために、網に掛かったフカが、ヒレや背びれ、尾びれを断ち切られ、生きたまま海に戻される強烈なシーンだ。

 フカは、もう、身をよじりつつ沈んでいき、海の底で死ぬを待つだけなのだ。

 このような現状は、10年ほど前の新聞で知っていたが、映像で見せられるとショッキングだ。

 いや、私が言いたいのは、2点だ。

     1・苦しませずに、楽にしてやってくれ(殺してあげて)

     2・生き物の生命を奪うのなら、その生命を十全に活かしてくれ

 フカヒレ部分だけカットし、その後のフカの生活維持が困難な状況で、生きたまま海に戻すような暴挙、・・・生命への冒涜は許せない。

 あと、このフカヒレカット作業は、おそらく、中国の漁船によるものと思われるが、画面上では日本人の漁師のように見えるのである。

 同じ黄色人なので似ているように思われようが、中国人と日本人とは、明らかに装備が異なると思うのだ。

 だが、画面上の漁師は、日本人の装備のように見えた。

 フカヒレカット作業が日本人によるものならば言語道断で、即刻、法的措置を取らされるべきものである。

 私は、「活け造り」も、悪趣味の極みだと思う。

 しかし、この作品の作り手が、捕鯨に関する考え方の違いから、日本人への憎悪から、日本人漁師と、中国人によるフカヒレカット作業をコラージュしているとなると、これは大問題である。

 どなたか、調べてくれないかな。

                                         (2010/01/23)
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[与党民主党考・28 「嘘つきと言うよりも痴呆」]

2010-01-22 05:26:02 | 保守の一考
☆・・・このニュースは、昨日の夕方に聞いた。

     《鳩山首相、「違う事実が出ればバッジつける資格ない」 偽装献金問題で(産経 2010.1.21)》

 <衆院予算委員会は21日、鳩山由紀夫首相と全閣僚が出席して平成21年度第2次補正予算案の基本的質疑を行い、与野党の本格論戦が始まった。首相は実母から12億6千万円を受け取っていたことについて、「天地神明に誓って全く知らなかった。もし違う事実が出てきたら(議員)バッジをつけている資格はない」と述べた。一方、天皇陛下の憲法上の地位について平野博文官房長官が即答できず立ち往生する場面もあった。
 野党側は主に鳩山首相と小沢一郎民主党幹事長にかかわる「政治とカネ」の問題を追及した。これに対して、首相は小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地購入事件や首相自身に関する一連の「政治とカネ」の問題について「新しい政治を起こしたい思いで政権交代を実現したが、『またお金の問題か』と国民に疑いをかけられるのは大変遺憾なことだ」と語った。首相自らの偽装献金事件には「国民に心配、迷惑をかけたことをおわび申し上げる」と陳謝した。
 また、小沢氏が近く東京地検特捜部の事情聴取に応じる意向であることについて、「堂々と訴えるべきところへ行って訴え、潔白を証明してほしい」と述べた。
 自民党はこの日、「政治とカネ」の問題について、「疑惑はますます深まった」(小里泰弘氏)として首相の実母、安子さんや小沢氏ら11人の参考人招致を要求した。
 また、自民党の谷垣禎一総裁が昨年12月の天皇陛下と中国の習近平国家副主席の特例会見に関連し、国事行為と公的行為の違いをただしたが、平野氏は即答できず、「法律的な観点でしっかり答えなければいけないので、後刻答える」と答弁した。その後、しばらくしてメモをもとに回答できたが、官僚答弁の禁止を掲げて内閣法制局長官を出席させていなかったことが裏目に出た形。これに関連、平野氏は天皇陛下の公的行為に関する政府統一見解を出すことを表明した。
 このほか、首相は日本と米国、中国の関係について「必ずしも三角形の辺の長さが同じとは認識していない。日米同盟が基軸だ」と述べ、日米と日中の関係は等距離だとする小沢氏の持論を否定した。>

 このニュースを聞いて、私は、先日、転載した「北海道365」サイトが実施したアンケートのとある一人の方の意見が思い出された。

 <・・・「マスコミの質問には失望しましたよ。鳩山は2005年にも政治資金規正法で警告を受けているから何も知らなかったわけはないんですよ。それなのに何処の記者もこの点を指摘していない。もっと辛辣なツッコミがあって当然じゃないの?なんであんな温い会見になったんだ。全くマスコミは不甲斐ないとしか言いようがないです」・・・>

 何度も言ってるが、私は鳩山と、ツーショットで写真に収まった過去がある。

 正直、鳩山は嘘をつく男ではない。

 だが、事実を言ってない。

 簡単である。

 忘れているのである。

 何か、心が、トリップしているのである。

 世間ではそれを、「ボケ」と言う。

   ◇

 政治家としては、「嘘」がつけるだけ、小沢一郎の方が一億倍、レベルが上である。

 ただ、小沢一郎の「嘘」は、国民のためではない。

 岩手県民のためならば、少しは許されよう。

 だが!

 小沢一郎の嘘は、朝鮮人や中国人のためであるから、「最悪」なのである。

 正直、このまま、民主党政権が事態を乗り切るようなことがあれば、私は「レジスタンス」になる。

 私の人生は、そこで輝く・・・。

                                         (2010/01/22)
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[遅ればせながら、映画『パブリック・エネミーズ』を観た]

2010-01-21 00:52:09 | 物語の感想
☆もうすぐ公開が終了してしまいそうだったので、いまいち、気分が乗らなかったのだが、『パブリック・エネミーズ』を観に行く。

 何で気分が乗らなかったかと言うと、何となく雰囲気的に『ジェシー・ジェームズの暗殺』っぽい雰囲気があって、

 『ジェシー・・・』は完成度は高いのだが、アメリカの歴史上で有名な人物の末期を描いており、アメリカ人にはその前段階の活躍が既知のことなのだろうが、私には感情移入が難しく、派手なアクション作品でもなかったので、娯楽として楽しむにはきつかったのだ。

 そう、『チェ』二部作の後編だけをいきなり見せられたような感覚だ。

 『パブリック・エネミーズ』も、伝説の銀行強盗ジョン・デリンジャーを描いていて、何となく、『ジェシー・・・』と似た匂いを感じさせられたのだ。

 しかし、「男と男の戦い」を描かせたら並ぶ者のないマイケル・マン(男)監督作品なので、気分が乗らなくても大画面で見ておきたい。

   ◇

 ・・・いや、この作品、いいじゃないですか!^^

 あまりにも史実に忠実(表現ではなく経過ね)に描きすぎていて、散漫な印象はあれど、二時間半の長尺を、スマートな男らしさを充満させて描いてくれていた。

 ジョン・デリンジャー役にジョニー・デップ、対するFBI捜査官パーヴィスにクリスチャン・ベールと言う2大スターを据えて、男の対決を展開させてくれていた。

 私的には、この完成度に不満はなく、ここそこが良いとは言えない。

   ◇

 ジョン・デリンジャーは、基本的には、見ている私たちでも感情移入できるいいやつなのだが、女を口説き落とすときの強引さに、微妙な激情が垣間見られ、ジョニー・デップ、安易に狂気に走らないリアルな演技を見せる。

 クリスチャン・ベールは、あまり感情を表わさないタイプの男を演じたが、その「一枚目」の格好良さが際立っていた。

 拘置所での両者の対面シーンなど、挑発を仕掛けてくるデリンジャーに、パーヴィスはクールに対応するのだが、カメラは、執拗に、パーヴィスの「無表情の中の表情」を追う。

 優れたシーンである。

   ◇

 マイケル・マン監督作品の『ヒート』では、デニーロとアル・パチーノの共演(競演)に、若かった我々は驚喜し、

 しかし、共演シーンは編集で、実際には両者が撮影現場で一緒になることはなかった・・・、だとか、後からニュースなどで聞いて、それは本当なのかガセなのかなどと仲間と議論したものだが、

 最近の若者は、今回の2大スターの共演に、そのような話題で盛り上がったりしているのだろうか?

   ◇

 最初、ブルージーなテーマ曲で、タクティクスに銀行強盗をしていくデリンジャー一味が、

 次第に、その仕事がうまくいかなくなっていって、動きも粗くなっていくグダグダな展開が良かったっスね^^;

   ◇

 賞味3分に満たないエピローグが最高に素晴らしい。

 ここにおいて、主人公の二人は不在である。

 物語の途中から、妙に味のある顔で存在感のあったベテランとしてウィンステッド捜査官(スティーヴン・ラング)がいたのだが、クライマックスで、デリンジャーの死の際の言葉を聞く。

「なんて言ったんだ?」

 と、パーヴィスに問われるも、ウィンステッド捜査官は「なに言ってるか聞き取れなかった」と言う。

 パーヴィスは不満げに睨む。

 ウィンステッド捜査官は、画面上では背中を見せているが、「聞き取れなくて悪いか?」と視線を返している。

 だが、ウィンステッド捜査官は、収監されていたデリンジャーの恋人に、デリンジャーの最後の言葉を伝えに面会に向かうのだった。

 デリンジャーの恋人ビリー役のマリオン・コティヤールは、デップと対等の恋愛模様を演じてくれている。

 そこまでの物語でも、マイケル・マン作品として平均点の出来だったと思うが、このラストシーンで、作品の良さが20%はあがった気がする。

 公開終了間近に無理して観て良かった・・・。

                                         (2010/01/21)
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[『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)〔18-10〕<幻の「鳥海ダム」>』]

2010-01-18 06:00:17 | みちのく西松建設ダム巡り
☆向っているのは、<鳥海ダム>予定地だ。

 途中、鳥海山の樹海に入り込みそうになった私は、遭難の危険を恐れ、大きく、北ルートから迂回することにした。

 <鳥海ダム>は、民主党の小沢に賄賂を贈った西松建設受注のダムで、民主党の公共事業凍結の嵐の中でも建設中の巨大ダム群の中でも、「調査中」とされているものの一つだ。

 「調査中」とは意味が分からないが、今回の「ダム・ファッカー」を読んで頂ければ分かる。

 凍結対象ではないのである。

 だが・・・。

     

   ◇

 主要地方道56号線を北東に車を走らせる私だったが、途中で、南に進路を変えなければ、<鳥海ダム>には行けない。

 だが、どうも東北、工事が多いのである。

 これは、おそらく、東京での年度末に道路工事が多いのと理由は同じだろう。

 ・・・予算の使い切りである。

 つまり、東北は、年度末には積雪の季節になってしまうので、まさに今、11月が、「年度末」の意味合いを持つのだろう。

 てな訳で、とりあえず、<猿倉温泉>の方に向えば<鳥海ダム>に近いと思われたが、そこには工事による道路閉鎖で行けなかったので、更に北を迂回する。

 南への比較的大きい道があったので、そこを進むと、集落に至った。

 奥さんが農作業をしていたので、私は車を停めて、「この先は、どこかに抜けるのですか?」と問う。

 すると、奥さんは、「ここは行き止まりだよ。どこに行くの?」と聞いてきたので、地図を示しながら、説明すると、「<鳥海ダム>は知らないけど、<法体の滝>なら、うんと戻って橋を渡ったら右だよ」と教えてくれた。

 もっと北を迂回しなければならなかったのだ。

 ・・・と、私は視線を感じた。

 振り向くと、その農地の母屋の方から、男が眼光鋭く私を見ていた。

 おそらく、奥さんの旦那なのだろう。

「心配しなさんな、私はロリコンだす、人妻には興味がない・・・^^;」

 奥さんに礼を言い、その場をそそくさと去った。

   ◇

 主要地方道70号線を南下、おって、<法体の滝>へ右折する。

 田舎道を進む。

 両側を山に囲まれた盆地状の農村だ。

 路肩のススキが、日に照らされて揺れている。

 ともあれ、<法体の滝>に着いた。

 ここは、昨年公開の駄作『釣りキチ三平』のクライマックスシーンが撮られた場所だそうだ。

 確かに美しい滝だ。

 水も恐ろしく澄んでいた。

     ・・・あまり綺麗に撮れてなくてすいません^^;

     ・・・これが映画の状景ですね。

 冬季なので閉店していたが、売店の自動販売機で、私は缶コーヒーを買った。

 付近には、軽トラで乗りつけた男がいて、一服していた。

「すいません」と、私は声をかけた。<鳥海ダム>ってどこにあるんですか、建設中と聞きましたが?」

 すると、男は、キョトンとした顔をしたが、私が地元の者でないとすぐに合点が行ったらしく、優しく微笑み説明してくれた。

「テレビとかでやっていただろ? 中止になったんだよ」

「・・・全く造られていなかったんですか?」

「ああ、手をつける前だった。通ってきただろ、そこが湖になる予定だったんだよ。モモヤケが」

「モモヤケ・・・? 百宅(ひゃくたく)と言う字ですよね」

「ああ、両側が山だっただろ? あそこを堰き止めてダム湖にする予定だった」

「・・・もし、ダムが出来ていたら、<法体の滝>も沈む予定だったのですか?」

「いや、ここは、残る」

 そう言うと、男は去って行った。

 ふ~む・・・、私は納得した。

 小沢一郎の指示下にあるダムは、そのほとんどが建造継続されている。

 だが、この<鳥海ダム>は、全くの着工前であった。

 しかし、小沢一郎の指示下である為に、政府は「凍結」とは言えなかった。

 故に、「調査中」とされていたのだ。

   ◇

 私は、道を戻った。

 <百宅>の集落・・・。

 ここが、湖の下になる予定だった。

     
             幻の<鳥海ダム>予定地

 先ほどまで背景であった村が、急に意味ありげに、私の目に映るのだった。

     

 ・・・百宅地区は、標高400メートルで、落ちのびた平家一族の隠れ里と言う言い伝えがあり、マタギの里としても有名なのだそうだ。

 そんな説明の看板を読みつつ、村を通り抜けていたら、私はギョッとさせられるのだった。

 重装備の農作業のおばさんが歩いていた。

 なんと言おうか、イスラムの女性の、一番戒律の厳しい「ブルカ」のような格好であった。

   

 しかも、上下真っ白の装束なのである。

 私は、宇宙人かと思ってしまった^^;

   ◇

 旅は続く・・・。

                                         (2010/01/18)
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[映画『かいじゅうたちのいるところ』を観た]

2010-01-17 01:00:50 | 物語の感想
☆痛快なファンタジーアクションとは当然ながら思っていなくて、絵本の映画化なので「子供騙し」だとも思っていなかったが、こんなにも大人の鑑賞に堪える良質の作品だとは思わなかった。

 実生活で孤立感を感じていた少年が、家を飛び出し、海に船出し、「かいじゅう」の島に辿り着く。

 その世界は、少年の逃避願望の生んだ空想の世界なのか、実際の不思議な世界なのか、物語上、厳密な区別はつけられていない。

 そこには、7匹の「かいじゅう」が住んでいる。

 少年マックスは、その「かいじゅう」たちに「王様」とされて、自分も喰われちゃうのがいやなので、「王様」ノリで、子供の感性で遊び、王国を築こうとする。

 「かいじゅう」たちも、特に、リーダー格のキャロルも、恋人のKWとケンカした直後で、マックスならば、また、この「サークル」を一つにまとめてくれるのではないかと願う。

 マックスは、子供の楽しみ方で、「かいじゅう」たちと遊ぶ。

 踊ったり、重なってじゃれて寝たり、砦(秘密基地)を作ったり、遠吠えをしたり、泥ダンゴ合戦をしたり・・・。

 大人の目で見ると、それは目的がなく、物語上の目的合理性を考えると面白くなさそうなのだが、非常にスピード感があり、見ていて楽しい。

 「かいじゅう」たちも、大きな体をしているのに、身軽でピョンピョン跳ねて、非常に表情豊かで、私を引きつける。

 それぞれ、動物を巨大化させたような顔で、目・鼻・口とパーツが大きいのだが、これも一種のモーションキャプチャーなのかなと思うほどの見事な顔演技の「かいじゅう」たちだ。

   ◇

 だが、そんなマックスの楽しいひと時もすぐに終わる。

 先ほど「サークル」と書いたが、そのような小グループの中で、集団の「安定」を物語っていた仲良しカップルの不和は、その集団の崩壊につながる。

 次第に、「かいじゅう」それぞれの、人間臭い癖も見えてくる。

 子供のマックスには、そんな「大人の事情」は分からない。

 私は、昔の「金妻」シリーズや「男女七人」シリーズのような人間関係の複雑な世界に放り込まれたマックスを不憫に思った。

 子供は面白いのか?

 原作にも、こんな要素はあるのか?

 しかし、私には、面白かった。

「あなたのそういうところが嫌なのよ。やっぱり駄目。帰ってきたのは失敗だったわ」

 と、KWがキャロルに言うシーンなど、いかにもで良かった。

 キャロルがまた、明らかに「ダメ男」で、振られ男一直線の行為に突入していく。

 いつもは辛らつだが、キャロルの暴力の前には萎縮するジュディスと、気は優しくて力持ちのアイラのカップルも良い。

 キャロルに手をもがれたダグラスの、腕の部分に骨だけが刺さっているのは妙で面白かった。

 あと、ヤギ顔のアレキサンダーがいて、もう一人、無口な黒いのがいるんだけど、こいつの名前が分からないや^^;

   ◇

 結局、マックスは、「かいじゅう」たちの状況に何ら決着をつけてやることが出来ず、島を去る。

 マックスは、まだまだ自分の力の及ばないことが世界にはあり、そして、大人には色々な特種事情があることを知り、自宅に帰ることにしたのだろうか?

 深く読み込めば、色んなテーマに充ちている作品だと思った。

                                          (2010/01/17)
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[与党民主党考・27 「自民党運動方針案骨子」]

2010-01-16 18:34:11 | 保守の一考
☆いい感じで、地検の捜査が進んでいるようですね。

 石川議員逮捕ですか・・・。

 こいつの経歴を見てると、その浅はかな生き方に反吐が出てくる。

 多くの国民が、お前のように短絡的な「理想」への妄信を出来ないから、生きることに苦労してるってのによお。

 私はクールなので、全く同情しないよ。

 うん、自殺したまえ、自殺!

   ◇

 東京地検の強制捜査がなされた日、小沢は、名古屋で講演したようだけど、

 その日の夜の「報道ステーション」で、その講演関係者が、小沢の肉声として、「小沢さんは、『事務所に捜査に入っても、もう、何もないよ』と言っていた・・・」と語っていた。

 私は、唖然とした。

   『事務所に捜査に入っても、もう、何もないよ』

 ・・・「もう、ない」って・・・、じゃあ、あったのかよ、隠したのかよ^^:

   ◇

 自民党が、24日の党大会で発表する平成22年度の<自民党運動方針案>が10日に発表されているよ^^

 ここでは、その<骨子>を転載しておく。

  ・品格ある日本を目指す

  ・靖国神社参拝を受け継ぐ

  ・早期の憲法改正を実現

  ・消費税の全額が社会保障給付と少子化対策に充てられることを明確化し、税率を引き上げ

  ・日本の歴史と伝統を重んじる教育を目指す

  ・自衛隊の憲法上の位置付けの明確化

  ・北朝鮮に断固とした対応

  ・領土問題の解決に努める

  ・参院選で第一党を奪取

   ◇

 ちゃんと、靖国神社に行けよな!!!

                                         (2010/01/16)
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