『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『チェ 39歳 別れの手紙』を観た]

2009-02-16 00:01:36 | 物語の感想
☆ケレンはないし、けしてドラマチックに描いた作品でないことは、『チェ 28歳の革命』(クリック!)を既に観ていたので分かっていた。

 故に、どうにも先ず観るロードショー作品は娯楽作優先になり、『チェ 39歳 別れの手紙』は公開から観るのが遅れていたのだが、昨日、観てきた。

 今回は、チェ・ゲバラの、キューバ革命成功後のボリビアに飛んだ後の「革命継続・滅びの道」の姿を描いている。

 この後編、評判が悪いようだが、私は前編に劣らず楽しんだ。

 いや、私の好きな「滅びの美学」を突き進むゲバラ一行の旅は、前編以上に物語的な魅力を兼ね備えていた。

 序盤は、前作とほとんど同じなのである。

 相変わらず、坦々としているのである^^;

 だから、私は今、感想を書くのに腐心している^^;

 ゲバラは、先ず小さな集団から、名前をお互いに言い合い、握手をし、肩を叩き、信頼を気づいていき、森の中を進んでいく。

 そして、焚き火を囲んで、革命について語り合う。

 しかし、その輪は一向に広がらない。

 そこには、キューバとボリビアの国民性の違いがあるのだろうか?

 私の持論なのだが、地政学(と言えるのか^^;)上、ボリビアやラオスや栃木県など、海岸線を持たない国の国民には、何らかの精神的な特徴があると思うのだ。

 ゲバラが「革命の輸出」を画策したボリビアで、それが成就しなかった背景には、海岸線を持たない国民の性格的な特質があったと、私は考えるのだ。

 ただ、私は、ゲバラの敗走の道行きには、「新撰組の散華」に近い魅力を感じた。

 そして、ゲバラ一行が移動する、ボリビアの高原の村々は魅力的であった。

   ◇

 ゲバラの目指した「革命の輸出」だが、私の考えでは、その失敗は見えていた。

 なぜかと言えば、そこにはゲバラ自身の行動哲学の必然があるわけではないからだ。

 私は、こうして、ネットで精力的に書いてきて、二つの大きな戦いを経てきた。

 片方は、政治思想グループとの言論及び道徳犯罪糾弾戦、

 もう一つは、とある派遣会社との労働条件及び犯罪糾弾戦であった。

 どちらも、私は、勝利側にいた。

 そして、いつか、第三の戦いが起こるだろう。

 しかし、ゲバラのように、「戦い」そのものを目指して戦ってきたわけではない。

 どちらも、そして、これからも、やむにやまれない思いの帰結であるからだ。

 私は、ゲバラの行動が、思想から、戦いそのものに変貌してしまい、それゆえに、ボリビアの失敗を生んだと考えている。

     
     (『幽☆遊☆白書』の敵役が、主人公に言い放った名セリフ)

                     (2009/02/16)
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去年みました。 ”そりゃ 負けるよ!” (zebra)
2015-01-18 02:30:01
蘭さん こんばんは
これは 去年DVDで見ましたが 退屈ッス

けど・・・後半から かろうじて見れました。

>そこには、キューバとボリビアの国民性の違いがあるのだろうか?
~中略~海岸線を持たない国民の性格的な特質があったと、私は考えるのだ。
 蘭さんの書かれた部分 まったく同意見です。
キューバとボリビアでは国の体制 国民の革命への意識 それらが まったく違うのを思い知らされた結果ですもん。

 ボリビア共産党は 確かに メンバーの何人かは ゲリラメンバーとして賛同して加わってくれてましたが 組織そのものは支援してくれませんでしたね。

 一般の農民は 革命にはほとんど意識してくれず  厳しい労働を強いられてた鉱山労働者たちは 真にゲバラを支持してましたが ボリビア政府は彼らがゲバラたちと連携されるのを恐れて  先手を打って 労働者たちを虐殺までしてましたので 事実上 ゲバラたちの支援はなくなりましたし。

 声を大にして言いたい・・・”組織や地元の農民たちの支援がない・・・そりゃあ 負けるよ!!!”

 ボリビア政府軍には アメリカからのCIAからの支援はあるし、 それを差し引いても  地元のボリビアの地形や気候を生かした 独自の戦術があったはずです。

 あとね・・・ 初めのほうで ポテちん(フランカ)演じた タニアが ポカやっちゃって・・・

 彼女が乗ってきたジープが政府軍に押収されてたんッスけど その中には カストロの演説テープがあったんですよ(゜○゜;|||)←(ボク そのシーン見ててでこういう顔になった)
 
 ゲバラ タニアに怒っとったけど それで済む問題じゃねーもん・・・隠密作戦でないといかんのに隠密になってねーもん。(´Д`)  ”そりゃあ 負けるよ!”

 もう この時点で 逃げていれば 助かってたのに ゲバラ逃げんかったし

 ボク自身は 頭が悪いので理解力が乏しいんッスけど・・・ ゲバラ側に勝てる要因 全部 奪われちゃってるもん・・・”そりゃあ 負けるよ!”

 蘭さん ネガティブで すみませんが こうコメントしかできません(汗;)
zebraさんへ♪ (ミッドナイト・蘭)
2015-02-17 15:17:46
いや、楽しく読みました。
退屈と言いつつ、かなりの長文で、勉強にもなりましたよ^^
ゲリラなのに戦線を広げすぎたのですな^^;

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