『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)〔18-13〕<大仙(大曲)・横手>』]

2010-02-26 01:44:55 | みちのく西松建設ダム巡り
前回は酔っ払っていて済まなかった。

 くだんの女性(26歳の美人)については、昨夜、人事は尽くしまして、天命待ちの状態です。

 手応えはあったと思いますが、分からない・・・。

 ・・・さて、旅は続いています・・・。

   ◇

 ・・・2009/11/12 夕方

 とりあえず、今夜の泊まる所は、横手市にある<インターネットカフェ・プリームス>と決めていた。

 地図を見ると、「湯とぴあ」と言う施設があったので、本日最後のダムに行く前に、場所確認をした。

 「湯とぴあ」と聞き、私は、「荻窪・湯~とぴあ」(クリック!)みたいな健康ランドを想像したのだが、どうやら、町営(三郷町)の温泉施設だった。

 後で来ようと思いつつ、ダム探しへ。

 そしたら、いつもの如く迷って、道なのか、お墓なのか、寺なのか区別が判然としない場所へ。

   

 Uターンする。

 で、おばちゃんに聞き、それでも迷いつつ、第35番目のダム<金沢ダム>に到着!!

   
     <金沢溜池>・・・アースダム

 私は、上流にある駐車場で、ちょいと休んでいた。

 しかし、何度も何度も、「不法投棄巡回中」のステッカーを貼った軽トラが、私の様子を窺いに来た。

 上流の、ちょっとした渓谷には防犯カメラも設置されていた。

 不法投棄する人、多いんだなあ^^;

 でも、私はかまわずに、立ちションした。

「ふう・・・」

 と、ホッとため息をつき、横を見ると、こんな看板が!

   

 ハチと言うのが、今回の旅では初めての「モンスター名」でした^^

   ◇

 で、私は、<金沢ダム>を離れたのですが、タイトルにも掲げてある以下の看板がありました。

   

「なんぼ言えばわがる 飲んだら乗るな」

 ちょいと面白かったので、写メにして、知り合いに送ってみたのですが、

 この2センテンス・・・、前の部分は方言や訛りの雰囲気が出ているのですが、後半の部分があまりにも唐突に共通語だ。

 私だったら、こうする。

 ・・・いや、私は秋田弁など全く知らないんのだけど^^;

「なんぼ言えばわがる 飲んだらぁ~乗るな」

 ねっ、このほうが、東京もんが思うところの東北風でしょ?(←一つ間違えれば、差別発言)

   ◇

 さて、国道13号線を北上すると、イオンがある。

 映画館がありそうなので、飛ばす。

 すると、ありました^^

 観たい作品の上映時間まで、一時間強の間があったので、私は、先に温泉に入ろうと決め、温泉施設<雁の里・湯トピア>へと、国道13号線を南下した。

 施設に着き、早速、風呂に向う。

 「後三年の役」古戦場を眺めながらの全身浴がうたい文句なのだが、もう日が暮れてきて、そのような雰囲気はなかった。

 風呂に入る手前の着替え場に、このような内容の張り紙があった。

 「他のお客様より指摘があったのですが、サウナで濡れたタオルを絞るお客様が最近多いとのことなので、そのような行為はおやめください」

 なんか、違和感のある文章だった。

 つまり、こういうことだ。

 「常連さんから指摘があったのですが、(中略)、ビギナーのお客様はそのような行為をおやめください」

 確かに、サウナで濡れたタオルを絞る行為はマナー違反であるが、この施設では、それは、他の常連さんから言われたから禁止される行為なのだそうだ。

 なんか、質(たち)の悪い常連がいそうである。

 お客さんの一挙手一投足を監視しているんだろうなあ^^;

 私は、軽く体を洗い、サウナにゆっくりと入り、汚れが浮いた体を念入りに洗って、さて、湯船や薬湯に入った。

 確かに、主のようなオヤジたちがいて、ビギナーの私をチラチラ見ている。

 ちょっとした悲劇は、私が、「落ちる水」に頭を打たせていたときに起こった。

 正式名称を知らないので「落ちる水」としているが、天上から太い水が落ちてきて、そこに座ると、やや重い落水が頭部に当たり、頭皮を活性化させるという、私の大好きな<アミュ湯ーズメント>である。

 これは、ボタンを押す始まり、どこの施設でも30秒ほどで止まる。

 しかし、ここでは、かなりの長い時間、落水が止まらない。

 私は、適当なトコで切り上げようとした。

 が、常連オヤジどもが、私のほうを見ているのである。

 もし、私が、落水し続けている途中で、その場を抜けようものなら、「水を粗末にするビギナー」として、施設の者に言いつけようとしているかのごとく、監視の目を光らせていた。

 私は、結局、落水が止まるまで、水に打たれるのだった・・・。

 ・・・車に乗り込むと、体がポカポカなものだから、窓ガラスが曇りっぱなしになった。

 それもこれも、あのオヤジどもの所為だと思った。

   ◇

 で、大曲のイオンシネマでの映画鑑賞はこちらを読んで^^

     [映画『蝉しぐれ』を観た(2009-11-13 07:39:43)]

   ◇

 映画を観終えた後、イオンの中をブラブラした。

 閑散としているので、どうも、レストランで腹を満たす気にもならなかった。

 本屋では、スエット上下の女子高生風がいた。

 私は、性欲をもてあましながら、イオンモールを後にした。

   ◇

 国道13号線をインターネットカフェ方面に向かいつつ、食事するところを探したが、なかった。

 と思いきや、その目的地の向かいに、<つぼ八>があった。

 インターネットカフェの駐車場に車を停め、私は国道を「アビィ・ロード」し、一人飲みと洒落込んだ。

「一人だけどいいかな」と店内に入ると、

「どうぞどうぞ^^」とバイトの娘のフレンドリーな笑顔。

 うまそうで安い380円のつまみを食いまくりながら、適度に、バイトの娘をからかいつつ、これまた安いハイボールを飲みまくった。

   

 途中で、その黒目がちのバイト娘は上がったので、私は、酔いに任せて、昔の女たちに電話しまくった。

 当然、出ない女もいた。

 でも、ボンレスは出た。

 ・・・こいつの、こういうトコ、いいよな^^

 私は、お互いの近況報告をし、何か、心が満たされた。

   ボンレスについてのエントリーはコチラ(クリック!)^^v

                                         (2010/02/26)
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[産経がやっと、『オーシャンズ』=『シーシェパード』の記事]

2010-02-25 04:09:29 | 保守の一考
☆この私のブログで、最もアクセス数を稼いでいるエントリーに以下がある。

   [欺瞞! 観てはいけない! <シー・シェパード>の映画『オーシャンズ』]

 今もって、更新エントリーに次いで最上位だ。

 検索数も多い。

 で、やっと、保守の産経新聞も重い腰を上げた。

   《映画「オーシャンズ」の賛同団体にシー・シェパード 関係者も困惑 (2010/02/25 00:34)》

 <クジラなど海洋生物を描き人気を博しているフランス映画「オーシャンズ」の最後に、環境保護を標榜(ひようぼう)しながら暴力的な調査捕鯨妨害を繰り返す米団体「シー・シェパード」(SS)の名前が賛同団体の一つとして紹介されることが、鑑賞客の間で論議を呼んでいる。保護者同伴の子供料金が500円と格安に設定されていることから家族連れの鑑賞客も多いが、「子供に見せてもいいのか」という声も上がり始めている。(菅原慎太郎)
 オーシャンズはクジラやサメ、アシカ類など海洋生物の姿を描いたドキュメンタリータッチの映画で、米アカデミー賞の受賞経験もあるジャック・ペラン氏らが共同監督を務めた。1月22日から全国で公開中で、昨年10月の東京国際映画祭でも特別招待作品として上映され、鳩山由紀夫首相と幸夫人も鑑賞した。
 作品の最後に出演者や制作スタッフ、協力団体などを流すエンドロールには、SSの名前が英語で出てくるうえ、作品中にクジラ類のシーンが多いことなどから、鑑賞客から「日本人に対する攻撃や反捕鯨のメッセージがあるのか」と疑問の声が上がっている。
 配給元の映画配給会社「ギャガ」(東京)によると、SSは「海の命を守りたい」という作品の考え方に賛同している複数の団体の一つとしてクレジットされただけで、制作協力などはしていないという。
 同社の担当者は「制作者側は反捕鯨のPRや特定の国を攻撃する意図は全くないと言っている。SSの映画だと誤解されたとすれば悲しい。海の素晴らしさを多くの子供に見てもらうことはいいことだと思う」と困惑気味だ。
 一方、たびたびSSの暴力にさらされてきた捕鯨関係者は「『自然』や『環境保護』の美名の下に潜んでいるSSは許せない」と改めて怒りを募らせている。>

 ・・・でも追求がちょっと手ぬるいなあ。

 新聞なんだから、その、日本を追い込むかのごとく描いたモンタージュの詳細な検討や、

 あの「フカヒレ漁」が、果たしてどのような状況で、どのような国の管轄の中で行われているかを明らかにして欲しい。

 そして、ドキュメントと称しながら、SFXを駆使してしまった展開の糾弾もお願いしたい。

                                         (2010/02/25)
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[『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)〔18-12〕<インターミッション>』]

2010-02-24 06:08:26 | みちのく西松建設ダム巡り
☆久し振りのシリーズ更新でごめんなさい。

 正直、段々と記憶が薄れていってます・・・^^;

   ◇

 今、酔っ払って、そのノリで書いています。

 酒は、缶チューハイで、アルコールが薄いから、焼酎を足して飲んでいます。

 つまみは、カップ麺のインスタント日本ソバを食べようと思ったら、ストーブの上のヤカンが空だったので、クラッカーにスライスチーズを乗せて食べている。

 コレがうまい。

 ・・・かなり酔っている・

 これで、どこまで、更新を進められるか?

 書いている私も、面白い^^

 いや、酔っ払って書いているのよ。

 今月は、一度も更新を休んでいないから、休みたくないんですよ。

 今、酒を太ももにこぼしちゃったけど、気にせずに進みます。

   ◇

 この頃(2009/11/12)は、親友だった中谷圭君が亡くなったと言う噂を聞き、半信半疑で旅していた頃だ。

 中谷圭君との思い出の数々を思い出していたんだ。

 中谷圭君は、巨乳好きだった。

 我がミッドナイト家の女系は、皆、何故か巨乳だった。

 彼は、巨乳の姉にも会ったし、巨乳の妹にも会った。

 どちらも巨乳だ。

 そして、今は、中三の巨乳の姪っ子の、幼い頃にも会っている。

 しかし、中谷君は言った。

「蘭さんのお母さんは、巨乳ですよね^^」

 私はビックリした。

 よりによって、当時60歳を過ぎている、うちの母親に喰いついたのかよ!!! と・・・。

 そんなことを思いながら、私は、国道107号線を東に走り、主要地方道36号線を北上、田園の地方主要道29号線を右折、更に、県道267号線を北上、

 第35番目のダム<金沢ダム>に向うのだった・・・。

   ◇

 酔っ払っているので、今回は終わる。

 写真は、奥羽本線の「ごさんねん駅」だ。

 <後三年の役>が東北を舞台にしていたとコトに驚きつつ、次回へ(小説『炎立つ』は読んでいたのだけどね)

 イヤ、」ホントウニyoltuteirunode,今回はやめますよ

                                            2009/02/24

  ・・・・職場の女の子に可愛い子がいて、悩みっぱなしです
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[与党民主党考・42 「一言コメント2題」]

2010-02-23 05:08:40 | 保守の一考
☆・・・《「知らなかった」鳩山首相“故意の脱税”否定 (2010/02/22 20:58更新)》

 <鳩山由紀夫首相は22日夕、「平成の脱税王」と批判された自身の政治資金問題について「税金を払っていなかったわけではない。税金を払っていなかったこと自体、全く知らなかったことで、その事実が分かった瞬間に、納税の義務を果たしてきたつもりだ」と述べ、改めて故意の脱税ではなかったと強調した。
 首相はその上で「やはり、納税の義務は当然、果たさなければならない。その思いは、国民の皆さんにももっと伝える必要があろうかと思う」と述べ、さらに説明責任を果たしていく考えを示した。
 「税金を払っていなかった首相を、税金で支える国民の気持ちをどのように理解するか」との記者団の質問に答えた。
 首相は母親から7年間で約12億6千万円の資金提供を受けながら申告せず、東京地検による元秘書らの起訴を受け、昨年末に約5億7500万円を納付した。>

 ・・・だからさあ、「過失」にも、その額及び期間を鑑みると、首相及び議員辞職相応の罪があるということを、誰か、この人にわからせてあげてよ!!!

   ◇

 《地方選勝利の勢いで自民が強気の審議拒否 (2010/02/22 20:16)》

 <長崎知事選と東京都町田市長選で自民、公明両党が応援した候補が当選したのを追い風に自民党は22日、「政治とカネ」の問題をめぐる小沢一郎民主党幹事長の証人喚問などが実現しないのを理由に平成22年度予算案の審議を拒否した。谷垣禎一総裁は「対決するのは今をおいてほかにない」と強硬姿勢を示すものの、他の野党は審議拒否には同調せず、民主党も自民党の要求を拒否し、予算案の年度内成立の方針を崩していない。自民党は見通しがないままの「対決」に突入した。
 「数の力で臭いモノにふたをするようなことを看過してはいかん」
 大差で勝利した知事選と市長選から一夜明けた22日の党役員会で審議拒否の方針を決めた後、谷垣氏は記者団にこう決意を示した。
 審議拒否決定を受けて、川崎二郎国会対策委員長は公明、共産、みんなの3党の国対委員長と会談し、小沢氏本人や鳩山由紀夫首相の虚偽献金事件の関係者への国会招致などを求めることを決めた。その後、共産党を除く3党で横路孝弘衆院議長に申し入れた。
 しかし、横路議長は確約の言質を与えず、続いて会談した民主党の山岡賢次国対委員長にいたっては「知事選と国会に直接の因果関係はない」と一蹴(いっしゅう)した。
 しかも、自民党を除く野党3党は衆院予算委員会を欠席せず、首相が出席した22日午後の「経済・外交」をテーマにした集中審議も自民党抜きで行われた。
 民主党は公明党などが審議拒否しないことを幸いに、「審議拒否こそ国民の支持を得られない」(党幹部)として自民党を孤立へと追い込んでいく考えだ。26日には「公明党への配慮」(民主党国対幹部)として、「社会保障」をテーマにした集中審議を開催し、23日に子ども手当、25日に高校授業料無償化に関する法案の衆院本会議質疑を行う。
 自民党は22日夕には谷垣氏をはじめ党幹部らが東京・新橋と町田市、大阪・梅田、長崎市で街頭演説し、政府・与党を批判した。党幹部の一人は「公明党も知事選などの結果を無視できなくなるだろう」と野党の結束を優先すると予想する。しかし、公明党の山口那津男代表は22日夕、「審議に応じないのは国民の理解を得づらい」と述べ、同調しない考えを示した。
 自民党内からも「いつになれば復帰できるのか」(予算委委員)と早くも強硬姿勢を不安視する声が出ている。>

 ・・・自民党、喜ぶのは早いし、勝利を得るのも早い。

 たかだか、地方選で勝利しちゃったに過ぎない。

 勝利の幾つかの因子、そのバイオリズム曲線は、全て、参院選に合わせていかなくてはならない。

 小さな勝利に酔って、審議拒否を続けた日にゃ、「本番」でそっぽ向かれてしまうぞ!!

 今は、正直、自民党は首の皮一枚で存続を許されている状態に過ぎない。

 次の負けは、絶滅に直結してしまうんだ。

 人智を尽くして行きましょう、生きましょう!

                                         (2010/02/23)
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[映画『コララインとボタンの魔女/3D』を観た]

2010-02-21 03:57:45 | 物語の感想
☆仕事の前に無理して観に行った。

 良かった。

 今年のここまでで、一番に満足のいく作品だった。

 人形アニメーション、その3D作品だ。

 ただ、初めて見たTOHOシネマズ南大沢(だからかは分からないが)での3D映像は最低だった。

 遠近感が逆だったり、焦点の合い方の、クリアーな部分とぼやけた部分が、理解できない視覚上の優先順位になっていた。

 なんなんだろ?

 他の映画館でも、この作品の3D映像は、おかしいのだろうか?

 まあ、「カリガリ博士」みたいな歪みと思えばいいか!

 いや、良くない(反語)。

   ◇

 しかし、物語は、今までに見たことのないファンタジー世界を描いていた。

 ブラックユーモアに溢れたファンタジー世界なのだが、その表現が、あれに似ているとか、あれにオマージュを捧げているとかいう傾向が見られなかった。

 「ボタンの目の世界」の不条理な不気味さなど、とてつもなく斬新だ。

 現実の世界と合わせ鏡のように似せたボタンの世界だが、主人公のコララインの悪友となるワイビーは、ボタンの世界では魔女によって口を封じられている。

 その、口を利けない諦観の表情なんて、作り手のうまさが、非常に表われている。

 主人公のコララインは、主人公らしく活動的なのだが、時に、思い出したように子供らしい態度・・・、例えば、歩くときに、自分が勝手に作った歌を口ずさんだりと、なかなか可愛い^^

 また、コララインが、登場人物たちに「キャロライン」と呼ばれ続け、コララインがいちいち訂正すると言う、意味がイマイチ不明な繰り返しも、ナンセンスで面白い。

 舞台は狭いのだが、そこに住む世帯が、「ボタンの世界」の存在で倍加するので、とても奥行きがある。

 それぞれ仕事に夢中のコララインの両親、地下に住む元舞台女優の老いた2人・・・、上階に住む、身軽な、ネズミサーカスの調教師兼団長など、個性豊かで面白い^^

   ◇

 この作品の監督は『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』 も撮っている。

 『ナイトメアー・・・』の原作・原案であるティム・バートンは、かつて、「もう、自分は、人形アニメーションしか撮らない」とか言っていたが、結局、ジョニー・デップと組んで、無難な完成度のファンタジーばかりを撮り続けている。

 また、この物語と、ちょいと似たテーマの作品を撮ったピーター・ジャクソンの作品は成功作とは言い難い。

 先行した『ラブリーボーン』、これから公開の『アリス・イン・ワンダーランド』は、この作品に勝てるのかね?

                                         (2010/02/21)
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[与党民主党考・41 「民主党と日教組のつながり・北海道篇」]

2010-02-17 04:09:13 | 保守の一考
☆・・・《カンパを裏金化? 北教組幹部宅も捜索 民主陣営への違法献金で (産経 2010.2.17 01:30)》

 二日前に、この事件が発覚し、もう既に壊滅状態にある私の中の民主党認識では、壊滅の上乗せに過ぎないのだけど、未だ国民は、マスコミによって、この異常政党の危険性に気づかされていないのだろうなあ、と思っていたら、案の定である。

 あまり、盛り上がっていない。

 民主党・・・、こんなにも、金にだらしない党は無い。

 しかも、今回は、極左集団・日教組絡みのおまけ付きだ。

 国民は、何故、こんなにも「政治的不感症」になってしまったのか?

 同様のことを、自民党に、民主党の起こす1/100の問題のときに声高に糾弾し騒いでいた朝日・TBS系列のTVキャスターは、ダンマリを決め込む。

 世も末である。

 真の保守は、自陣の過誤に厳しい。

 真の左翼も、自陣の過誤には厳しくあるべきだろう。

 しかし、世間は沈黙である。

 世も末である。

 しかし、あえて言いたい。

 民主党と日教組の汚物のようなつながりは、各地で行われている。

 北海道の検察だけで、始めてしまったら、他所が証拠隠滅に走ってしまう。

 全国の検察で連携して、一斉捜査をした方が良かったと思う。

   ◇

 そして、こうしている間にも、日教組の方針によって、直接的に間接的に、長期的に短期的に、多くの少年少女たちが地獄のような精神的な苦しみの中に叩き込まれている。

   [日教組について(5・[『いいかげんにしろ 日教組(松浦光修著)』を読む・④])](クリック!)

                                         (2010/02/17)
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[映画『インビクタス/負けざる者たち』を観た]

2010-02-16 02:30:18 | 物語の感想
☆うーん、面白かったですねえ。

 『グラン・トリノ』に続いて、テーマは、民族の「融和」であった。

 前作の町内レベルから、国家レベルへと、テーマがスケールアップしている。

 アパルトヘイト下、27年間を「テロリスト」として獄中で過ごしたマンデラ氏が、南アの大統領に選出され、黒い肌と白い肌に二分されていた国内を、近く迫っていた「ラグビー・南ア・ワールドカップ」での盛り上がりの中で一つにまとめていく物語だ。

 エメリッヒの『2012』の時にも語ったが、話のスケールが大きい時、その「スケール」の中から、幾つかのポジションを抽出し「世界の広がり」を、見ている者に感じさせなくてはならない。

 イーストウッドも、これがうまい。

 大多数の国民が黒人の中での、南アのラグビー代表チームのあり方。

 大統領になったマンデラの警護担当の前任白人たちと新任の黒人たちの葛藤。

 そして、いざ、ワールドカップが始まってからのスタジアムや町の各所での点描の数々、細かい刻みだが、段階を踏んだモンタージュでクライマックスへ突っ走る。

   ◇

 前半も素晴らしい。

 モーガン・フリーマンの、余裕かつ軽妙、それでいて深みのある演技は、演技しなくても、その顔だけで作品の質をあげているし、

 民族の融和・・・、ワールドカップの成功へ導くための、各エピソードでのマンデラ氏の問答は、それだけで後半の試合の緊張にも似たバトルで、いちいち感動させられる。

 マット・デイモンも、南ア・ラグビーチームのキャプテンとして、デカプリオみたいな若いパワーを出してくれていた。

   ◇

 決勝戦で、南アは、NZのオールブラックスと戦うが、私は、この南アのワールドカップの前の時期に、NZにワーキングホリデーに行っていたので、日本ではそれほど話題ではなかったワールドカップ前夜の盛り上がりを体感していたので、個人的に更に盛り上がった。

 オールブラックスVS世界選抜の試合も生で観た。

 ただ、残念ながら、この頃は、確か、オーストラリアのワラビーズの方が強かったと記憶する。

   ◇

 この作品は、精神の強さ、精神の力が高らかに歌われた作品である。

 「オールブラックスの強さは、半分はハカ(ウォークライ)の力に拠る」などと言うセリフが堂々と語られているので分かろう。

 実にドラマチックな結果でしたね。

 しかし、保守派の、しかも最右翼と思われるイーストウッドの、最近のバランスの良さはどういうことなのだろう・・・。

                                         (2010/02/16)
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[防衛省に注意を受けた第44普通科連隊長の件]

2010-02-14 05:56:41 | 保守の一考
☆昨日、[与党民主党考・39 「判断が難しいのと、判断が容易なのと」]と言うエントリーの中で、私は、組織(自衛隊・防衛省)内においての政治的発言の是非に対し、「その線引きの基準は自分でも分からない(判断が難しい)」と書いたら、分かりやすいメールを頂いたので、転載する。

   ◇

 こんにちわ、○○です。

 先日は会えずじまいで残念です。

 さて、第44普通科連隊長の件で

   >>その線引きの基準は自分でも分からない(判断が難しい)。

 と書いておられますが、他の組織・会社に置き換えてみると分かりやすいのではないでしょうか。

 過去、栗栖弘臣という陸幕長(陸自の制服のトップ)がいて、1978年、週刊誌のインタビューに答え、日本の有事立法が不備であり、このままでは、いざというとき自衛隊は超法規的な行動をしなければならない、

 という内容の発言をしました。

 この時点での日本の法律に、戦時のための規定がほとんどなかったことは間違いない事実です。

 そしてその法律を作るのは、自衛官の職務ではなく、国会議員としてそれを選出する国民なわけです。

 例えば、自動車会社が安全な車を作ろうとしたが、国の法律の不備によってその製造が出来ない場合、その会社の人間が、法律の不備を指摘するのは当然で在り義務です。

 ・・・(にもかかわらず、この陸幕長は更迭されました。)

 田母神閣下の場合は、

     ・「論文」の内容の水準の問題、
     ・「論文」の発表の手順の問題、
     ・「論文」の内容が政府の過去の発表等を批判したものであるという問題

 といった複数の問題点がありますので、これをごっちゃにするとまずいわけです。

 が、三番目の問題についていうなら、これは、会社の発表について、その会社の重役が、「この発表は間違っている」と言うようなものな訳です。

 第三者的・客観的に、その重役が正しい場合でも、その重役は社内で自分の意見の正しさを訴えて入れられなければやめてから言うのが、真っ当な手段という人が多いのではないでしょうか?

 ただ、その会社が明確に法律違反をしているとか、公害をまき散らしている、という様な公共的害悪をしていて、それを指摘するような場合は話が別でしょうが。

 田母神閣下の場合は、この「公共の善」に相当するかどうか、議論する余地があり、それがまた話を厄介にしますが。

 (兵頭二十八氏は、田母神氏の論文の内容水準の低さ、そして英米への配慮のなさが、一国の空軍のトップにふさわしくない事を問題視しています。)

 で、今回の第44普通科連隊長ですが、既にあちこちで適切なたとえが書かれています。

     ・税務署の重役が、税金はうっかりミスをしないようにちゃんとおさめて下さい、

 といったら、処罰の対象になるのか?

 この比喩で全てを語る事が出来ると思います。

 あたりまえの事を言って処罰の対象になるのは、その組織の上層部があたりまえではないからでしょう。

 では。

   ◇

 この方は、とても知識のある方なので、私はいつも助かっています^^

 関係ないけど、私、今日はチョコ貰えるかなあ・・・^^;

                                         (2010/02/14)
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[与党民主党考・40 「GJだよ、与謝野さん」]

2010-02-14 04:08:13 | 保守の一考
☆ごめんね、忙しくて、民主党ネタばっかだね。

 先日、与謝野馨元財務相は、鳩山由紀夫が、常々、母親に資金提供を求めていたと国会で追及した。

 それに対し、その根拠の言葉を述べたとされる鳩山弟が「そうは言ってない。それは不明だ」と答えたそうだ。

   《鳩山邦夫氏:首相が母親に資金提供を求めたかは不明と説明(毎日 2010/02/14)》

 上記の記事の中で、鳩山邦夫氏は、「(与謝野氏が)質問を鋭くさせるためにいろんな表現を使われた」「無心したと解釈された」と、比較的好意的に言っている。

 確かに、与謝野氏の口撃は痛烈で、非常に良かった。

 ただ、鳩山兄は、おそらく、金の無心などする必要はない政治生活を送っているし、送っていたのは分かる。

 鳩山は、金の問題と縁がないから、異常なんだわな。

 全て、あらかじめ、金が振り込まれていると言う尋常ならざる、異常な家庭環境があった。

 与謝野氏の、今回の追求は、自分でも勇み足であることは分かっていただろう。

 しかし、それで、そこで、新たな鳩山の異常性があらわになるのである。

 自民党は、政権交代までの十年近くを、今回の与謝野氏発言のような「勇み足」を、百億倍するネガティブキャンペーンを左翼マスコミによって実行されていた。

 鳩山は、もっともっと苦しめば良かろう。

                                         (2010/02/14)
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[与党民主党考・39 「判断が難しいのと、判断が容易なのと」]

2010-02-13 06:41:55 | 保守の一考
☆前回も語ったが、鳩山政権の国防意識はデタラメで、だから、外相として外交の矢面に立っている岡田克也は、今、どうしたらいいか分からなくなっている。

 こんなニュースがあった。

   《陸自連隊長は注意処分 日米同盟関係発言問題(2010年2月12日(金)20:55)》

 <陸上自衛隊の第44普通科連隊長中沢剛1等陸佐が日米共同訓練の開始式で「同盟関係は『信頼してくれ』などという言葉で維持されるものではない」と発言したことについて、北沢俊美防衛相は12日の閣議後会見で「現場の指揮官が政治や外交という高度な国家意思に言及している。その規律の問題をシビリアンコントロール(文民統制)の観点から整理する必要がある」と述べ、発言は不適切だったとの認識を示した。
 北沢防衛相は同日、中沢1佐を内規に基づく注意処分とした。中沢1佐の発言が、政治や外交を軽視しているととられかねないと判断した。>

 私は、この連隊長の意見を尤もだと思う。

 そして、田母神さん絡みの、その立場上での発言においては否定的な私だが、この連隊長の立場での意見としては許せる範囲だと思う。

 その線引きの基準は自分でも分からない(判断が難しい)。

 ・・・いや、そもそも、北沢が、この1佐に対して言った「政治や外交を軽視している」は、鳩山にこそ、向けられるべき言葉だろう。

 北沢の言うところの「高度な国家意思」が、民主党政権には欠落しているから困っている。

 だからこそ、岡田克也はノイローゼになっているんだぜ!

   ◇

 この北沢もクレイジーだしな!

 以下のサイトを読んでくれ(長いので転載できない)。

   《在日参政権 高市質問の全貌…核心避けた曖昧な答弁(2010/02/12 06:06)》

 高市早苗議員が、民主党首脳に、

 政権獲得に民潭が協力したから、在日参政権を成立させるのか?

 そんな論外の亡国思考が、何故許され得るのか?

 その、日本国への壊滅的な影響を考えないのか?

 そもそも、民主党は、日本の国防と言うものをどう考えているのか?

 と、突きつけている。

 その答えが、「我々の政権獲得に民潭が協力してくれたから見返りを与える、それが何か?」の開き直りに始まり、はぐらかしに始終するのだった。

 ・・・確実に、民主党政権へのテロは起こると思う。

 こいつら、揃いも揃ってまともじゃない・・・(判断が容易)。

                                         (2010/02/13)
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[与党民主党考・38 「かつてない重圧を感じている岡田」]

2010-02-12 03:30:32 | 保守の一考
☆民主党政権誕生前後、岡田克也外相は、反小沢として名が通っていたと思う。

 本人もなかなか威勢が良かったと記憶する。

 しかし、小沢独裁が徹底されるに及び、次第に、その反「将軍様」意識は霧消する。

 そして、お次は、民主党の党是「日本国解体」に向けて、威勢が良くなる。

 天皇陛下の国会開会のお言葉に難癖をつけたのもこの頃だろう。

 だが、そんな威勢も、外相となって、アメリカとの普天間基地移設問題で消沈する。

 「日本国解体」とは、中国や半島に、日本国土を友愛を持って強奪させることである。

 しかし、そこに、日米同盟の半世紀の歴史が重くのしかかった。

 その顔は、次第に焦燥の度合いを濃くしていく。

 そして、こんなニュースがあった。

   《岡田外相、外国人参政権で明言避ける 韓国外相「普天間問題に関心」(2010.2.12 00:18)》

 <【ソウル=水沼啓子】韓国を訪問中の岡田克也外相は11日、ソウル市内で柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商相と会談した。
 会談で柳外交通商相は、日本の永住外国人に地方参政権を付与する法案について「期待している」と表明。岡田外相は「政府として検討中だ」と述べるにとどまった。法案について民主党の小沢一郎幹事長は昨年12月の訪韓の際、「政府の提案として出すべきだ。通常国会で現実になるのではないか」と語っている。
 会談後の共同記者会見で柳外交通商相は米軍普天間飛行場移設問題に触れ、在日米軍基地が北東アジアの平和と安定に重要な役割を果たしているとし、「円満な解決を期待する」と強調。「韓国政府としても大きな関心を持っている」と述べた。天皇陛下の訪韓について岡田外相は「諸般の事情を踏まえ慎重に検討していきたい」と答えた。
 会談では、北朝鮮の核問題に関し日韓が6カ国協議の早期再開に向け努力していくことを確認。北朝鮮が求める米国との平和協定交渉や制裁解除には非核化実施が前提との認識で一致した。また、中断している日韓経済連携協定(EPA)交渉の再開に向けて努力していくことでも合意。李明博(イ・ミョンバク)大統領も岡田外相と会談で、その必要性を強調した。>

 これらのニュースで映し出される岡田の悪相は、もう極まっている。

 でもね、安心してくれ、少なくとも、イ・ミョンバクは、普天間の基地移設は賛成だよ。

 オバマも、イ・ミョンバクも、各国のリーダーは、例え、リベラルであっても、すべからく、自国の国益が前提としてある。

 それは、悪名高きノムヒョンであってもそうだ。

 国防に関しては、現実問題として、アメリカと協力するしかなかった。

 だから、外国人参政権は「期待する」なのだろうが・・・。

 今、岡田克也は、好き勝手言っていた民主党政権誕生直後とは、その発言が変わってきている。

 外相として、少し、民主党のフィルターを通していない国際外交の「現実」に目覚めたからだ。

 今、岡田克也は、多くの決断の狭間にいる。

 狭間にいると言うことは、悩まされていると言うことだ。

 小沢や鳩山の妄想と、世界の現実との狭間に、だ。

 それが、あの無表情の、落ち窪んだ、艶のない、虚ろな悪相に表われている。

                                         (2010/02/12)
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[映画『交渉人 THE MOVIE』を観た]

2010-02-12 00:35:15 | 物語の感想
☆別に、この作品のTVシリーズに思い入れはない。

 番組を見たことないが、チャンネルを変えるときに、数シーン見たことあるかも。

 でも、なんで、まだ観ていない話題作がいっぱいあるのに、この作品を観たかというと、今日が封切りだったからだ。

 私、多くの作品が封切られる土曜日が出勤になったから、他のブログの後塵を拝すことになるので、せめて、木曜日封切りとなったこの作品を観て、感想をアップしたかったのだ。

 あまり、その内容には期待していなかった。

 しかし、面白かった。

 凄まじく大雑把な設定が数箇所で見られ、また、「交渉人」であるはずの、主人公・宇佐木玲子が全く犯罪者と交渉させてもらっていないのだが、アクション作品として、また、話が二転三転する展開の妙に驚かされた。

 おそらく、テレビでのシチュエーションコメディ的に展開されているらしい登場人物たちの活躍も、初見の私でも納得し笑わせられたし、

 私の好みでない宇佐木役の米倉涼子も魅力的だった。

 予告編で感じたイメージでは、幾つかのエピソードを経て、物語のクライマックス、ハイジャック事件に移行するのかと思いきや、プロローグを経て、すぐにハイジャック編になり、つまり、映画内時間と鑑賞時間が限りなくタイムリーになると言う『ダイハード』と言うか、『24』的展開に作り手の堂々とした態度が見えた。

 まあ、宇佐木玲子は、そのハイジャックに乗り合わせてしまうのだけど、途中、スチュワーデスのコスプレで犯人と対面するのが、何とも、その初々しさみたいのが、可愛くて、恥ずかしかった^^;

 何だよ、誰のニーズだよ、そのサービスショット的展開は! と。

 ただ、そのシーンを見て、その米倉涼子の臆面のなさに、私は好感を抱きました。

   ◇

 途中、政治結社の教祖的役の津川雅彦の演技が、ちょっと過剰すぎて嫌だったし、

 また、この期に及んで「人一人の命は地球よりも重い」と言って、犯人の要求をのみ、上の行の「教祖的な男」を釈放する大臣がいたりして、非常に嫌で、

 なんで、テレビ朝日系は、こんな「昔聞いたメロディ」の思想を繰り返すのだろうと、家に帰ったら、そこのところを衝いて、感想を書こうと思ったのだが、

 そこは、現代的に覆されて、私は安心して楽しめた。

 ただ、「テロに屈しない」と言うことを、テレビ朝日が「国の対面」の所為にしようとしている気配はあった。

 違うのである。

 この作品では、その辺にツッコミを入れていないが、

 テロに屈することは、その後の、テロの頻発を誘発するから、ダメなのである。

 例えば、今回は、ハイジャックに米倉涼子が同乗していて、その戦いで問題は解決する。

 あくまで、米倉は「戦って(交渉行為も含めて)」人命を救うのである。

 それを忘れてはならない。

 しかし、テロ犯の要求をそのまま受け入れれば、今回の命は仮に助かったとしても、その後に、テロは再発、再々発することになる。

 特に、国際テロについては、日本だけが、例えば、鳩山の「友愛」みたいにテロ国家・北朝鮮に屈するようなことがあれば、他国の治安対策に迷惑をかけることになるのだ。

 「国家の体面」などという問題ではないのだ。

 作中、鳩山と小沢を混ぜ込んだような大臣は、失脚することになるが、

 テレビ朝日の番組映画版としては、なかなか気張った内容だと思う。

   ◇

 作中、いかにも格差社会の底辺に生きるような兄弟が出てきて、犯人にその純粋さを利用されるのだが、

 その兄弟は、ファーストクラスにいた若いカップルを疎んじるのだが、実は、そのカップルの男にも就職活動における大きな苦労があり、その裏返しでベンチャー企業で成功したと言う過去があったことが、クライマックスで分かり、

 安易に、兄弟を格差社会の被害者のように描いていない脚本家のバランス感覚が生きていたように思う。

 いや、掘り出し物でした^^

                                         (2010/02/12)
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[映画『抱擁のかけら』を観た]

2010-02-11 18:53:38 | 物語の感想
☆やや長さを感じるが、よくよく考えるとどこのシーンも省けない、そんな傑作であった。

 ペドロ・アルモドバル監督は、私の認識では「映画文法に忠実なデビッド・リンチ」で、

 多くの斬新な構図や、一風変わった登場人物、暗喩に充ちた物語を展開させつつも、多くの人に共感を得られる着地点に至れる作家だと思う。

 フランス映画的なストレスを感じる点が心地良い作品だった。

   ◇

 かつての新進映画監督ハリー(ルイス・オマール)が、今は視力を失い脚本家となっている。

 そこに、いかにも挙動不審な若者が現われる。

 ハリーと若者には、浅からぬ因縁がある。

 そんな現在の物語と平行して、ハリーが、かつて、マテオと言う名で監督をしていた頃、ある美しい女優レナと出合ったストーリーも語られる。

 だが、レナは、映画のプロデューサーとなった実業家の愛人であった。

 レナは、その会社社長の秘書をやっていた時に、家庭の苦境の中、会社社長に身を委ねるしかなかった。

 しかし、映画の撮影を通し、ハリーとレナは、どうしようもなく惹かれあっていく。

 そして悲劇のときが近づいていく。

 ・・・割とよくあるタイプの話であるが、人間っちゅうのは、ある一定のモラトリアム内において、このような作品を強く求めるときもあり、私はその物語のストレスを楽しんだ。

 アルモドバルの視点は客観的で、誰を正しくも描くことをせず、淡々と、個々の登場人物を語っていく。

 カタログ的に、個々の登場人物を描かず、観終えると、それぞれの少なくない人数の登場人物の人生・・・、その苦しさが深く読み取れるようになっている。

 私なんて、恋の邪魔者である実業家エルネストに感情移入しまくりであったよ^^;

 ・・・やはり、レナを演じた「美しき女」ペネロペ・クルスに、どうしても注目してしまう。

 女ってのは、金と権力に翻弄されて、途中で愛に気づくも、どうしても、悲劇が待っている。

 ・・・と言いましょうか、男ってのは、美人が幸せであってはならない! と、考える傾向があって、その創作は、必ずアンハッピーにしちゃうのである。

 世の中の多くの作品を考えて欲しい。

 美人には悲劇が、可愛い女には幸せが訪れるものなのだ。

 いやはや、白人女性の産毛のキラメキは、美しいね~!!

   ◇

 物語の後半には、別のヒロイン的女性が現われる。

 その女性が、酒場で飲みながら、過去を告白する。

 この女性(ブランカ・ポルティージョ)、レナを嫌っていて、その視線のやり場が実にうまい演技だったし、このシーンも素晴らしかった。

 私は『北の国から』の有名なシーン(『北の国から'84夏』)、・・・閉店間際のラーメン屋で、自分の偽りを父親や妹の前で告白する純・・・ を、思い出しちゃったよ。

   ◇

 では、今日公開の『交渉人』を観に行くので、短いけど、『抱擁のかけら』の感想はこれまで、でも、素晴らしい作品でした。

                                         (2010/02/11)
コメント (2)
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[与党民主党考・37 「小沢は石川をポアした方が良い」]

2010-02-10 03:58:52 | 保守の一考
☆こんな「三下(さんした)」を増長させている奴は誰だ。

   《石川被告「ミス」→「わざと」→「意図的でない」 公判で全面対決へ(産経 2010/02/10 01:01)》

 <「意図的に虚偽の報告をしたことはない」。政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で起訴され、保釈された民主党衆院議員、石川知裕被告(36)。9日の記者会見では捜査段階の供述を一転させ、起訴事実を否認した。公判でも起訴事実について全面的に争う見通しとなった。
 関係者によると、石川被告は逮捕前、虚偽記載について「自分の選挙前で忙しくて忘れていた。記載ミスだった」と故意を否定。しかし、1月14日の3度目の任意聴取で「わざと記載しなかった」と容疑を認め、同15日に逮捕された後も一貫して故意に記載しなかったことを認めてきた。
 虚偽記載の理由については、「(民主党の)小沢(一郎)先生が大金を持っていることが表に出さないようにした。表に出してはまずい金だと思った」と説明し、土地代金の支払い後に受けた不要な銀行融資についても「原資を隠す偽装工作だった」と供述したとされる。
 一方、水谷建設から裏献金5千万円を受け取った疑惑については「受け取っていない」と全面否認を続けた。
 こうした石川被告の姿勢の変化を、早急に保釈を勝ち取るための“戦術”だったとみる向きもある。一般的に、起訴事実を否認している場合は、保釈を申請しても検察側が準抗告をし、勾留(こうりゅう)が続く可能性があるためだ。
 石川被告の公判は今後、公判前整理手続きが行われ、初公判は今夏以降となる見通しだが、検察側との全面対決が予想される。>

 どうやら、この「小僧」の去就は、鳩山でなく、小沢が決めるらしい。

 別に、それについてはどうこう言っても、もはや、しょうがない^^;

   《仙谷氏「私なら離党」 石川被告進退で 首相、結局は小沢氏任せ?(産経 2.9 19:58)》

 <・・・一方、鳩山由紀夫首相は同日夜、首相官邸で記者団に対し「近いうちに小沢(一郎)幹事長が(石川議員に)会うことになっているので、そこで判断が下されると思う」と述べた。・・・>

 ・・・で、小沢に助言をしておきたい。

 この、石川は、今のうちに切っておいた方がいいぞ、と。

 おそらく、石川を離党もしくは議員辞職させることによって、小沢への風当たりはとてつもなく強くなるだろう。

 しかし!

 このまま、石川の「検察との対決」を見逃したままでいると、

 「=(イコール)」で、小沢の悪行は語られ続け、そして、石川が有罪になったときには、

 小沢もまた「有罪」と言う認識を国民にもたれるだろう。

 ・・・時間、なのである。

 今、石川に認めさせておけば、小沢の復権は5年で為されるだろう。

 しかし、石川にゴネさせて、裁判を長引かせ、有罪になった日にゃ、小沢は一蓮托生で「完全失脚」となる。

 まあ、10年も経てば、日本人は優しいので忘れるが、その頃には、小沢が寿命である。

 小沢は自分の復権の可能性を残すために、石川をポアした方が良い。

 私が言いたいのは、小沢さん、あんた、もう終わっているんだよ、ってこと。

 ならば、早いうちに、再起を考えた方がいい。

                                         (2010/02/10)
コメント (9)
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[与党民主党考・36 「ご覧、人間のクズだよ・・・」]

2010-02-09 03:27:21 | 保守の一考
前回(昨日未明)、こう書いた。

   >>そもそも、民主党は、単体でも法案を通らせる議員数を誇っている。
   >>小沢が表立っての党首ならば、社民も国民新党も切るだろう。
   >>正直、鳩山の愚かさで、日本解体法案の成立は阻止されている・・・^^;

 そしたら、参議院でも、そうなっちゃったみたい。

  《田村参院議員、民主入り…社民抜きでも過半数(2010年2月8日17時46分 読売新聞)》

 <無所属の田村耕太郎参院議員(鳥取選挙区)は8日、民主党本部で小沢幹事長と会談し、入党要請を受け入れた。
 田村氏は入党手続きが終了し次第、参院で民主党と国民新党などが組む統一会派に入る。田村氏を含めると同会派は121人となり、社民党抜きでも江田議長を除く参院(総定数242人)で過半数を占めることになる。
 田村氏は国会内で記者会見し、改選となる今夏の参院選では民主党の比例候補として出馬する考えを表明した。田村氏は昨年12月に自民党を離党。5日に小沢氏が入党を求めていた。>

 ・・・・・。

 今、ネットを巡っていたら分かったんだけど、この田村耕太郎と言う「温泉芸者」は、元自民党で、

 まあ、それは良いのだが、

 中川昭一が引っ張っていた頃の『真・保守政策研究会』の副幹事長だったそうで、

 『北朝鮮制裁シミュレーションチーム』の一員でもあったんだとさ。

 それが、保守でもない、北朝鮮と友愛関係にある民主党に入ったとのこと。

 見事に、「人間のクズ」ですな・・・。

                                         (2010/02/09)
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