『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[『少年ジャンプ』話・千夜一夜/その4]

2006-12-24 10:24:54 | 物語の感想
▼(第十二夜・さらばハゲ雑貨!!)

 第二夜でこう書いている。

 ・・・≪(第二夜・オトモダチ)

 で、上記の、ジャンプを金曜にゲット出来る雑貨屋の話なのだが、ある週は、金曜の夜になっても、土曜の夜になってもジャンプが届かない日があった。

 日曜の朝に行くと、頭の薄いオヤジは平謝りに頭を下げた。

「いやあねえ、今週はジャンプが来るの遅かったんだよ。昨日(土曜)の閉店後に運送屋が来たんだよ~」

 最近では、郊外型の大型雑貨店は多い。薄利のジャンプと言えども、このハゲ雑貨にとっては、貴重な収入源である。

 その配送の遅れは、オヤジの頭を更に薄くすることになる・・・。

 さて、お金を払い、ジャンプを粋に小脇にして、店を出ようとする。

 すると、オヤジが言ってきた。

「・・・すいませんが、お友達の方にも、うちにジャンプが入荷したことを知らせてくれませんかねえ^^;」

「はい、分かりました!^^」

 笑顔で答えたが、三十路の私に、少年ジャンプについて熱く語り合う友人がいる由もなく・・・。合掌・・・。≫

 そして、最近でも、このような投稿をしている。

 ・・・≪月曜発売の「週刊少年ジャンプ」・・・。
     木曜に手に入れる者は「神」と呼ばれる。
     金曜に手に入れる者は「超人」レベル。
     土曜に手に入れる者は「クラスの人気者」。
     日曜に手に入れる者は「自己満足」レベル。
     発売日に手に入れる者は「小市民」。
     数日後に手に入れる者は「北海道人」^^
                     (2006/12/01)≫

 さあ、今回も、いつものハゲ雑貨にジャンプを買いに行った。

 ジャンプはあった。

 しかし、店の中が閑散としているのだ。

 私は、オヤジに、「お店、改装するんですか?」と問うた。

 すると、オヤジは、勝ち誇った顔で、「閉店するんだよ!」と言った。

   ガーン!!!

 この店がけして順調でないのは分かっていた。

 だから、私は、二回に一度は、ジャンプのほかに栄養ドリンクとか、あきる野市指定のゴミ袋とか、リステリンとか、トイレルックとか購入していたのである。

 ハゲ雑貨のオヤジの年齢の割には若作りの奥さんは、そんな私の「男気」にメロメロになっていた気配さえ無きにしも非ずんば虎児を得ず、だったのであるが。

「そ、そうですか・・・。お疲れ様でした・・・」

 私は、こうして、<超人>から、<小市民>へと転落するのだった。

 寂しくも、自転車をこぎながら、前カゴに入れているジャンプ新年4・5号合併号を見る。

 すると、その時、ガシャーン! と自転車のチェーンが外れた。

 カゴからジャンプは吹っ飛んだ。

 私は、地面で汚れたジャンプを拾い上げる。

 そして、外れたチェーンをはめる。

 手が油で汚れた。

 ジャンプも、土や砂で汚れていた。

 何故だか、視界が歪んだ。

「さよなら、ハゲ雑貨・・・」

 私は、呟いてみるのだった・・・。

   ◇

▼(第十三夜・ジャンプ新年4・5号合併号)

 しかし、今回のジャンプは、ハゲ雑貨の最後を飾るに相応しい出来であった。

 連載作品のほとんどに、大きなストーリー盛り上げの起伏が感じられた。

 主力の『ONE PIECE』は新しい船(サウザンド・サニー号)で、新しい旅への出航を開始した。

 『NARUTO』は、飛車角コンビとの戦いが激しく盛り上がっている。血の使い方(トリック)がうまい。

 『BLEACH』は、雨竜とペッシェの掛け合いが前回から面白い。雨竜の新しい技!

 『アイシールド21』は、遂に王城ホワイトナイツの最終秘策<バリスタ(巨大弓)>の全貌があらわになる。

 『銀魂』は、新ゲームハードOWee争奪戦がおもれえ^^

 何と、鳥山明と尾田栄一郎のコラボ作品が特別掲載! ・・・ただ、悟空vsルフィが見たかったが、和気あいあいしてた^^;

 『家庭教師ヒットマンREBORN!』は、シリーズ最終戦で盛り上がっている。やっぱ、雲雀は頼りになる。

 新連載『重機人間ユンボル』は、相変わらずうまい絵だ^^ 行き詰らないで底抜けで行こうよ。「ミカン」はなしよ^^

 『テニスの王子様』は、圧倒的に劣勢の河村タカが、どのように反撃するのかとても興味深いところだ。

 『ラルΩグラド』は、何かエロいわ、アイアは可愛いわ、いいですね^^ ただ、アイアが13歳は頂けない。思いきって、8歳にしようよ!

 『太臓モテ王サーガ』は、翠の凄まじさに唖然とさせられた。発禁(ファッキン)!!

 『魔人探偵脳噛ネウロ』は、電人HAL篇が終了しました。笛吹とヒグチの妙な泣かせ絡みがあります^^;

 『ToLOVEる』『エム×ゼロ』は、お互いに切磋琢磨エロで良し^^

 『ムヒョとロージーの魔法律事務所』は、魔法律学校に箱舟が攻めてきております。魔物の唾液で濡れ濡れのナナちゃん^^

 『P2!』は、絵もうまいし、物語も堅実だし、長く続いて欲しいなあ^^

 後、超ロング「ワンピース海賊カレンダー」は良かったです☆ 部屋に貼ります!

                                       (2006/12/24)
コメント

[『硫黄島からの手紙』プチ情報]

2006-12-23 23:59:58 | 物語の感想
▼今夜は忘年会で、飲み放題のビールを飲みすぎて頭痛がするので、ちょっとだけ^^;

 兵頭二十八先生の門弟方の忘年会でも、参加メンバーにおおむね評判の良かった『硫黄島からの手紙』であるが、

 私、実は、昨夜、二度目を観にいったのだ。

 もっともっと画面の隅々まで作品を鑑賞したかったからだ。

 ちゃんとした感想はそのうち書きたいのだが、私が専門としたいのは「ノモンハン」なので、これ以上「硫黄島」に夢中になるのはどうだろうか、と、今、考え込んでいる。

 下らないことだが、発見したので、報告しておく。

 作中、洞窟の中で、主人公の西郷(二宮和也)が、同じく兵卒の仲間と雑誌を見ながら会話する。

「おい、この城見ろよ。この城は何のために造られたと思う? 死者を弔うためだよ。俺らは、死んでも埋めてくれる者もいない・・・」

「ふーむ。おいおい、俺らは、こんなトコに行ってまでは戦わないぞ」

 しかし、その写真は、画面に明らかにされないのだ。

 私は、それは、「アンコール・ワット」と思い込んでいた。

 しかし、再見して、画面をギュゥゥゥゥッと凝視して、その「城」を突き止めた。

 ・・・三角だった。

「ピラミッド」だ!

 上記の西郷の仲間であるが、実に優しそうでタフそうな好漢なのだが、後に手榴弾で自決する。

 私は、非常にショックであった。

 本日は、天皇陛下の御誕生日でした。

 兵頭二十八先生の門弟の方々は、皇居へ、参賀に参ったそうだ。

 渋谷は右翼が凄まじかった^^;

 映画の中での渡辺謙の「天皇陛下万歳!!!」シーンは、二度目に観たとき、その複雑な感情が迸り出る様が、心に染みた。

 何度観ても泣けてくるのが、最後の、無線機から流れてくる「栗林中将の郷里である長野の子供たちの歌声」である。

                               (2006/12/23)
コメント

[『硫黄島からの手紙』短評]

2006-12-18 18:53:35 | 物語の感想
   [『硫黄島からの手紙』短評]

▼昨日、彼女と観にいった。

 私の彼女は、戦争について全くの無知である。

 が、何の予備知識もなく連れて行って、どういう感想を抱くか興味深かった。

 映画の完成度は非常に高かった。

 イーストウッドの硫黄島二部作が第一弾『父親たちの星条旗』では、過酷な戦闘シーンに捌く上映時間中の割合が少なく、硫黄島戦の過酷さの描写に物足りなさを感じたが、今回は、その物語の四分の三が戦争シーンに費やされる。

 アメリカ側の物語が、摺鉢山攻略に焦点があたっていたのに対し、日本側の戦いは、摺鉢山が攻略されてから、なのだ。

 私が、今まで経験した映画上の戦争(合戦)で凄いなあと思ったものに、『スターシップ・トゥルーパーズ』『プライベート・ライアン』『ブラックホーク・ダウン』『ロード・オブ・ザ・リング:二つの城』などがあるが、

 それらは、最新の技術を駆使して、映像や音響や表現で「ケレン」を醸していた。

 だが、イーストウッドの演出は淡々としている。

 西部劇の頃から変わらない、地に足のついた、土の匂いのする演出だった。

 しかし、その戦闘描写に費やす丈は長い。

 その長い時間の経験こそが、戦争なのであろう。

 恐怖も痛みも熱さも空腹も、二時間ちょっとの物理的苦しさでは済まない。

 渡辺謙の栗林中将は良かった。

 栗林中将には「達観」があり、自分の役割を厳然と認識していた。

 過酷な中で、至って明るく、自分の為すべきことを為していた。

 バロン西も、その演者(井原剛志)ともども良かった。

 洋行経験のある栗林中将とはまた違った西洋通でもあり、物語上で、伊達男である彼の存在が、米兵捕虜とのささやかな交流といい、物語に大きな道筋をつけていてくれた。

   ◇

「こ、これって、無理じゃない!?」

 と、私の彼女は、私に耳打ちした。

 凄まじい物量の米軍上陸シーンだ。

「うん。無理なんだよ。絶対に勝てないんだよ。彼らの目的は、一日でも長く、ここを死守することなんだよ・・・」

「ええっ!? ・・・一日でも長く・・・」

 私の彼女にとって、フィクションか実話かも知らないこの硫黄島戦、今まで戦争物などを見たこともなかったので、かなりの衝撃だったようだ。

 「自分が死ぬこと」は、逃れられぬ前提なのである。

 彼女には、自分が死んでも愛する者を守る、と言う思考にまで考えが行き着いてくれただろうか?

 戦闘序盤の、それでも厳しい攻撃の果て、自分らの前に単身で現われた米兵を、皆で銃剣を刺しまくるシーンがあった。

 それで、私の彼女の無知は打ち破られ、下腹部に強烈な衝撃を宿したそうだ。

 私が不満を感じたのは二点。

 栗林中将の作戦で、硫黄島は、蟻の巣が張り巡らされたかのようなトンネル群の地下大要塞になる訳だが、

 このトンネル群、かなりの岩盤をくりぬいて構築されたようだ。

 なんたって、アメリカ軍上陸に先立つこと数日間に渡って大爆撃が繰り広げられて、地表は草木の生えぬほどの荒野にされていたにもかかわらず、地下基地は無傷で健在だったのである。

 その大要塞の構築過程の描写が足りないように感じた。

 それともう一つ、

 5日間で容易に陥落すると考えられていた硫黄島は、その7倍の日数36日間持ち堪えたわけだが、その時間経過がこちら(観客)に分かりやすく伝わっていない気がした。

 他の説明不足の点は、二部作を通してみると、良く分かる。

 一作目で、ただの神出鬼没の幽鬼的存在であった日本軍が、二作目では血の通った人間と描かれ、

 されど、今度は、米軍が鬼畜米兵のように描かれると思いきや、くだんのバロン西と米兵捕虜のエピソードで、自分たちと同じく親の心配を背中に受けて出征した米兵の姿として描かれていた。

 イーストウッドは、必ずしも、この、日米双方を描いた二部作を「裏表」とは考えておらず、時間軸は平行しているが、そのテーマ性においては、ちゃんと前篇・後篇として作っているのだなあと感心した。

 指揮官、幹部、下士官、兵卒・・・。

 それぞれの立場での「正義」と、「人間の強さ・弱さ」が押しつけがましさなく、実に冷静に見つめられていたと思う。

 戦争というものは、多くの人の人生を覆い尽くしている。

 国家も、科学も、希望も絶望も、この世の全てを包括している事象だと思う。

 二部作を、順番通りに、なるべく時間を置かず観る事をお勧めします。

 やっぱり、戦闘シーンは、物語の「華」である。

 第二作目の『硫黄島からの手紙』にこそ、その戦闘シーンのクライマックスが死屍累々と横たわっている、栗林中将やバロン西の「爽やかさ」とともに・・・。

                              (2006/12/18)
コメント