『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[兵頭二十八軍師の講演会に行った(3)]

2009-03-10 22:25:50 | 保守の一考
☆またも共時性の結果なのであるが、本日の産経に『文芸春秋』の広告が載っていたのだが、その中の特集記事で、前回[兵頭二十八軍師の講演会に行った(2)]で記した<パリ不戦条約>についての言及があった。

 まあ、その特集の執筆者の一人が、別宮暖郎氏であったので、共時性などではなく、必然のことなんだけどね^^;

   別宮氏のブログ <第一次世界大戦> (クリック!)

   ◇

 では、兵頭講演の点描報告の続き。

 ・アメリカと言う国は、横暴だなどと言われているが、例えば、安政の日米修好通商条約などは、
  アメリカは「不平等条約」との誹りを受けたものだが、
  この条約によってアメリカも大きな「枷」をはめられることになった。
  アメリカは、この条約の失効後になってやっと次のステップ(経済を抑える)に進めたのだった。
  アメリカは、条約破りなどはせず、きわどいことをやっても、
  それに伴う説得・宣伝・広報を国際社会に向けて行う。

 ・(ミド蘭)ちなみに、日米修好通商条約における江戸幕府の、天然なのか計算なのかは不明だが、
  その絶妙のアメリカあしらいは、『風雲児たち・幕末編(みなもと太郎著)』に詳しい。

 ・また、パリ不戦条約は、今もって失効していない。
  そう、今もって、侵略戦争は国際社会で認めることなど出来ないのである。

 ・では、核武装が出来ない情勢ならば、今後、日本はどのような兵器で持って、世界に力を発揮するか?
  
     無人(ロボット)兵器、である。

  ロボットと聞いて、ガンダムみたいのを想像されては困る。
  人を戦場に赴かせない無人の軍隊。
  高度な戦略的能力を併せ持つ。
  それは、核に匹敵する脅威となり得るだろう。

 ・アメリカには、上記のようなもの開発すると言うことに対してのリスクマネーを出してくれる組織がある。
  …ペンタゴン(アメリカ国防総省 DOD)である。
  その一部門<DARPA(防衛高等研究計画局)>である。
  SF小説に出てくるような奇想天外な技術を、ハイテクとして、実用化を考える研究が行われている。
  <DARPA>は、フレキシブルな活動研究を出来るベンチャー企業を数多く募り、
  日夜、多くの発明をし、軍事技術をアメリカンライセンスで埋め尽くそうとしている。

 ・古典的なSF小説を読むと、今の技術で実現可能なアイディアの宝庫だ。
  <DARPA>は、野心的なベンチャー企業に豊潤な資金を与え、開発させている。
  日本ではこうはいかない。
  三菱重工などに頼んでは、小回りが聞かない。
  みんな! アニメばかり見てないで、古典SFを読め!

   ◇

 う~ん・・・^^;

 『ガンダム』の最新作『機動戦士ガンダム00』などでは、無人ロボ兵器などは、非人道兵器されているんだよなあ。

 まあ、それは、作り手の思い込みによるマイナス演出がされていたのだが・・・。

 富野ガンダムでは、「バグ」と言う、<暴れヨーヨー>みたいな無人兵器が、コロニー内部で殺戮しまくる。

 それは、残虐性の最たるイメージだった。

 かつての『新機動戦記ガンダムW』の人気キャラクター<トレーズ・クシュリナーダ>などは、戦いに独自の美学を持っていたので、無人のモビルスーツ<モビルドール>の戦線への導入に反対し、ロームフェラ財団の総帥の座を解任されている。なんのこっちゃ^^;

                 (続く 2009/03/10)
コメント
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