私も後期高齢者である。
本年5月5日急性心不全と思われる病態で1週間入院した。それ以降、体調は良くない。心臓を薄い膜で覆われたような感じ、かな?
さらに、加齢に由来する小さな不具合はある。いろいろあるが、今年前面に出てきたのが視力障害である。多分白内障が進んだからであろう。
視野全体に靄がかかった状態で、見える世界もなんとなく暗い。そろそろ年貢の納め時か?眼科受診か?手術を勧められるだろう。そういえば前回は半年後に来るよう言われていたがもう2年以上受診していないなあ・・・。
今年はできるだけ心身に相談し、無理せずに、休息をとりながら生活するよう心がけている。
今後は「心身」の求めに沿って「出来るだけズルする、ゆったりと過ごす」と思っている。本来ズルというのは「より少ない努力で大きな利益を得ること」なので「ズルい」のであるが、私のいうズルはなんら人に迷惑かけないチャチなものだ。このチャチさがいい。
11月25日、秋田市に初雪が降った。初雪の割には結構な量が降った。一気に除雪が必要な季節がきた。除雪機の整備はまだ良いだろうと油断していた。気持ちが焦る。12月2日、本日除雪機2台整備した。
我が家はアクセス道路に難がある。過去、つい数年前までは「除雪するぞ、やるぞ」の攻めの気持ちであったのだが、近年は「何時まで除雪しないで済ませられるのか」である。「ズルしたい」、「ズル出来ないか」の気持ちが先に立つ。
それだけ私は素直になった。
昨年は融雪剤を用いて見た。十分な量を散布出来れば良いのだろうが、まだ恐る恐るのレベルである。今年はより大量な融雪剤を用意して積極的に使用して見たい。
ズルしたら読書に集中したい。私は「ズルする」ことが多分最高の贅沢になるだろう、と楽しみにしている。
ただ、読書は運動不足になる。高齢者の運動不足は重大な結果を生みうる。内臓疾患でコケるのはやむを得ないが、四肢機能低下で自活できなくなれば人様に迷惑をかける。運動機能は「出来るだけズル」しないで維持したい。
私も大なり小なり五欲に追い立てられてきた。チャチなレベルであるが五欲から逃れられずミニ悪行??を重ねてきた。
私のミニ悪行は誰にも知られていないを具体的に明かすことはないだろう。自らの過去を反省し、現役引退を機会に「終わった人」と、小さくなって生きている。
家内には一生かけて付き合ってもらった。感謝である。信頼している。「なんで、50年も同じ屋根の下で、暮らせたのだろう?」家内のそんな小文がどっかにあった。
怖くてまともに話し合ったことはないが、彼女は私との生活にあんまり満足していなかったみたいだ。
私と一緒になって失ったものは小さくなかろうが、今更どうしてあげることもできない。
私は「寛容」・「忍耐」・「奉仕」に徹して今後も彼女を支えていく。
長年連れ添った同志であるが、まだ駆け引きは続く。
年の暮れになると、いつも同じ思いをくり返しているが、今年は何時もより下向きのような気がする。
そろそろ白内障の手術の時期かもしれませんね。
手術した人の話しを聞くとよく見えるようになったと喜んでいますね。