福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

遅ればせながら素晴らしさに気付く(1) メガネ拭きクロス 

2007年04月07日 06時58分08秒 | 近況・報告
 私は新しいものをなかなか受け入れられない。判断の基準は狭く、保守的である。特に物品に関してはなかなか受け入れられない。古いのをそのまま使い続け、それで満足してきた。
 最近、メガネ拭きクロスの威力、機能を初めて経験して感心した。メガネ拭きクロスはちょっとした布きれであるが、こんなに凄いのか、私は数10年間何と無駄なことをしていたのか、と反省した。

 私のメガネ歴は中学2年の頃からだからもう45年以上になる。正確には分からないが、今まで10数回メガネを交換した。
 フレームも時代と共にプラスチックから金縁の金属フレームに変わった。一時、光線反応式着色レンズを用いていたこともある。これは強烈な光の下ではレンズが黒く変色しサングラスとなり、室内では通常の眼鏡に変わるという優れものであったが、特に脱色の際10数分の時間を要するために、面談の際など相手に不快感を与えたことも少なくなかったらしい。

 老眼年齢となり、遠近両用にしてからさえもう4個目を着用している。約2ヶ月前にまたリニューアルした。前々回からCarl Zeiss製のレンズを用いている。決して安くはないが従来品に比較してレンズが50%程も薄いから軽い。前回のは特に不便していなかったが、購入直後の平成3年10月に長岡駅で転倒しレンズに端から見ても分かる程のキズを付けた。最近、何度か指摘を受けたので取り替えることとした。

 今度は大切に使おう、と考え、附属してきたレンズ拭きクロスを初めて用いてみた。驚いた。拭く度毎にレンズが実に綺麗になる。こんなに綺麗になるのは驚きであった。今までは、時にはティッシュペーパーで、通常は着ているもの、例えばシャツやTシャツ、ネクタイ、スーツの裏、時にはカーテンなどで拭いていた。それなりに綺麗になったから特別不便していなかったが、レンズ用クロスで拭くと全く次元が異なる程、嬉しくなるほど綺麗になった。

 仕事場と家の机の引き出しの中に20枚ほどの、未使用のレンズ拭き用クロスがそのまま残っていた。 

 これからは積極的に使うぞ!! 拭くぞ!!、と思ったが、考えてみるとこれらを使い切るほど私にはもう時間は残っていない。
コメント
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