オペラやオーケストラのCDも全部MP3化した。とても便利に利用しているが、自分の書斎で聴く時には基本的には映像付きの音楽番組のライブ録画を視聴することが多い。
最近、音楽番組が良い音質、鮮明な画像で放送されるようになってきている。私のライブラリーには300本以上の録画がある。メインは「N響定期公演・特別演奏会」のライブ、そのほか「読売日本交響楽団演奏会」、「題名のない音楽会」、「らららクラシック」などである。これらは自動的にハードディスクに録画される。
音楽CDそのものも企画から製品になるまでに多数の人材が関与する総合芸術だと思うが、オペラ、バレーを始めとする各種演奏会の実況録画は更に技術の粋を集めた壮大な総合芸術だ、と思う。
今期の年末年始休暇は音楽鑑賞三昧で至福の中で過ごした。いつも感じていたことであるが、演奏会の中継映像はカメラワークが実に素晴らしく、多くは見事に音楽と映像が一体になっている。これは驚きである。
私が驚くのはライブ録音・録画である。
演奏家の構成が単純な、例えば弦楽器のソナタ、弦楽四重奏、室内楽でも曲の構造に応じた映像が提供され、観るものを飽きさせない。
これは大変な技術だと思う。いや、それ以上に映像ディレクターは数台のカメラに相応しい映像を得るよう指示し、曲の進行に応じて画面を適宜切り替えて相応しい画面を構成しているのだろう。その切り替えのタイミングは、曲を隅々まで知り尽くしていなければ出来ないことである。このことだけでもすごい。
編成が大きくなる協奏曲や交響曲、管弦楽曲に至っては50-100人ほどの編成となり、楽器の種類も多く、曲の構成自体が実に複雑になっている。指揮者、ソリスト、管楽器のソリスト達、コンマス、ヴァイオリンやチェロなどが次々と選択されていくが、曲想にマッチした画像となっている。
またこの画像によって音としてあまり聞こえてこないパートの音を聞き分けられる様になる。演奏者の表情を見るのも楽しい。映像なしの場合とは別の発見があって面白い。
オペラ・バレーの場合には劇場で見るのはやはり良いが、視覚的には座席によってかなり限定される。この場合も映像の構成にはいつも感心する。本当に隅から隅まで知り尽くした技術者によって、しかも、ライブで、同時進行で作られている。私の想像を遙かに越えた技術家集団が居て、楽譜を片手にどの様な構成にするのか研究に研究を重ねているのだろう。
恐らく指揮者に匹敵するほど曲の全体像を把握しているのだろうと思う。
私の音楽鑑賞の基本はかつては演奏会であった。そのために上京もした。
しかし、人が集まる場所を忌避するようになってからは滅多に行かなくなった。その代わりに、CD由来のMP3データを集中的に聞いている。その際、スコアを片手に聴く、あるいは映像を伴う演奏会の記録を聴くのは実に楽しい。
作曲家も指揮者も、演奏家も素晴らしい。スコアを見てひたすら驚くばかりである。
さらに実況中継を記録するカメラマンたちの技能には驚くばかりである。演奏会の映像を見てひたすら驚くばかりである。
最近、音楽番組が良い音質、鮮明な画像で放送されるようになってきている。私のライブラリーには300本以上の録画がある。メインは「N響定期公演・特別演奏会」のライブ、そのほか「読売日本交響楽団演奏会」、「題名のない音楽会」、「らららクラシック」などである。これらは自動的にハードディスクに録画される。
音楽CDそのものも企画から製品になるまでに多数の人材が関与する総合芸術だと思うが、オペラ、バレーを始めとする各種演奏会の実況録画は更に技術の粋を集めた壮大な総合芸術だ、と思う。
今期の年末年始休暇は音楽鑑賞三昧で至福の中で過ごした。いつも感じていたことであるが、演奏会の中継映像はカメラワークが実に素晴らしく、多くは見事に音楽と映像が一体になっている。これは驚きである。
私が驚くのはライブ録音・録画である。
演奏家の構成が単純な、例えば弦楽器のソナタ、弦楽四重奏、室内楽でも曲の構造に応じた映像が提供され、観るものを飽きさせない。
これは大変な技術だと思う。いや、それ以上に映像ディレクターは数台のカメラに相応しい映像を得るよう指示し、曲の進行に応じて画面を適宜切り替えて相応しい画面を構成しているのだろう。その切り替えのタイミングは、曲を隅々まで知り尽くしていなければ出来ないことである。このことだけでもすごい。
編成が大きくなる協奏曲や交響曲、管弦楽曲に至っては50-100人ほどの編成となり、楽器の種類も多く、曲の構成自体が実に複雑になっている。指揮者、ソリスト、管楽器のソリスト達、コンマス、ヴァイオリンやチェロなどが次々と選択されていくが、曲想にマッチした画像となっている。
またこの画像によって音としてあまり聞こえてこないパートの音を聞き分けられる様になる。演奏者の表情を見るのも楽しい。映像なしの場合とは別の発見があって面白い。
オペラ・バレーの場合には劇場で見るのはやはり良いが、視覚的には座席によってかなり限定される。この場合も映像の構成にはいつも感心する。本当に隅から隅まで知り尽くした技術者によって、しかも、ライブで、同時進行で作られている。私の想像を遙かに越えた技術家集団が居て、楽譜を片手にどの様な構成にするのか研究に研究を重ねているのだろう。
恐らく指揮者に匹敵するほど曲の全体像を把握しているのだろうと思う。
私の音楽鑑賞の基本はかつては演奏会であった。そのために上京もした。
しかし、人が集まる場所を忌避するようになってからは滅多に行かなくなった。その代わりに、CD由来のMP3データを集中的に聞いている。その際、スコアを片手に聴く、あるいは映像を伴う演奏会の記録を聴くのは実に楽しい。
作曲家も指揮者も、演奏家も素晴らしい。スコアを見てひたすら驚くばかりである。
さらに実況中継を記録するカメラマンたちの技能には驚くばかりである。演奏会の映像を見てひたすら驚くばかりである。