一般的に、特別な血液疾患をもたない若い女性の貧血の大部分は「鉄欠乏性貧血」である。だから「鉄欠乏性貧血」について学べば女性の貧血の大部分は正確に診断や治療が出来る。
成人女性、男性の貧血は様々ば原因が考えられるが、「鉄欠乏性貧血」の診療は多くは婦人科、消化器科で扱うことが多い。前者は月経過多、後者は消化管出血に続発するからである。この診療科の先生方には「鉄欠乏性貧血」について是非学んでほしいと思う。一般的に、私の立場から見て、貧血の診断治療は過剰に「鉄欠乏性貧血」とされ、無用に鉄剤の投与を受けている、と思う。
先日、某消化器科から紹介受けた「鉄欠乏性貧血」の患者の治療には「鉄剤の投与とエリスロポエチンの併用が必要です」、とコメントがあった。私は驚いた。
エリスロポエチンと言えば、スポーツ界にはエリスロポエチン単独、あるいは自己血輸血法と組み合わせた持久力向上法があることがも知った。
どちらの場合も副作用もあり、ドーピング検査で発見されないように細やかな投与スケジュール化が必要で、医師の関与がないとできない。ましてや、エリスロポエチン単独、自己輸血との組み合わせは医療行為であり、医師の参加が必要である。医師が関与していてもいなくとも医師法違反に問われる。
こんなことに関与している医師がいるとは驚きである。
今、スポーツ界でドーピングが問題になっている。
ドーピングは厳しいトレーニングの成果の上に、さらにもう一押し、力を加えてくれるものとされている。並の選手には不要である。
造血ホルモンであるエリスロポエチンを投与すれば、血液中の赤血球が増え持久力の向上につながるとされている。
ただ、私はその効果に対しては疑問を持っている。逆効果もありうる。
エリスロポエチンを用いたドーピングは単独投与法、自己血輸血法と組み合わせた方法がある、と言う。どちらの場合も副作用もあり、ドーピング検査で発見されないように細やかな投与スケジュール化が必要で、医師の関与がないとできない。
アスリートのドーピングは不道徳のレベルを超えて、私は犯罪行為だと思う。
それに協力する医師も、同じ穴の狢だ、と思う。
ドーピングとエリスロポエチン(1)医師の関与はないか??
ドーピングとエリスロポエチン(2) 効果は疑問だが、ドーピングは犯罪的行為
さらに、スポーツ界では持久力を増すために低酸素室の利用もされているという。鉄剤投与、エリスロポエチン投与と同じ効果も得られると言うが、確証は得られていない。これにも医師が絡む。低酸素室の使用中に体調不良となり救急搬送された例もある。
ここまで無理無駄なことをやって生身の人間が競うより、いっそのこと工夫に工夫を重ねたアスリートロボットに競わせればいいのに・・・、と思う。
成人女性、男性の貧血は様々ば原因が考えられるが、「鉄欠乏性貧血」の診療は多くは婦人科、消化器科で扱うことが多い。前者は月経過多、後者は消化管出血に続発するからである。この診療科の先生方には「鉄欠乏性貧血」について是非学んでほしいと思う。一般的に、私の立場から見て、貧血の診断治療は過剰に「鉄欠乏性貧血」とされ、無用に鉄剤の投与を受けている、と思う。
先日、某消化器科から紹介受けた「鉄欠乏性貧血」の患者の治療には「鉄剤の投与とエリスロポエチンの併用が必要です」、とコメントがあった。私は驚いた。
エリスロポエチンと言えば、スポーツ界にはエリスロポエチン単独、あるいは自己血輸血法と組み合わせた持久力向上法があることがも知った。
どちらの場合も副作用もあり、ドーピング検査で発見されないように細やかな投与スケジュール化が必要で、医師の関与がないとできない。ましてや、エリスロポエチン単独、自己輸血との組み合わせは医療行為であり、医師の参加が必要である。医師が関与していてもいなくとも医師法違反に問われる。
こんなことに関与している医師がいるとは驚きである。
今、スポーツ界でドーピングが問題になっている。
ドーピングは厳しいトレーニングの成果の上に、さらにもう一押し、力を加えてくれるものとされている。並の選手には不要である。
造血ホルモンであるエリスロポエチンを投与すれば、血液中の赤血球が増え持久力の向上につながるとされている。
ただ、私はその効果に対しては疑問を持っている。逆効果もありうる。
エリスロポエチンを用いたドーピングは単独投与法、自己血輸血法と組み合わせた方法がある、と言う。どちらの場合も副作用もあり、ドーピング検査で発見されないように細やかな投与スケジュール化が必要で、医師の関与がないとできない。
アスリートのドーピングは不道徳のレベルを超えて、私は犯罪行為だと思う。
それに協力する医師も、同じ穴の狢だ、と思う。
ドーピングとエリスロポエチン(1)医師の関与はないか??
ドーピングとエリスロポエチン(2) 効果は疑問だが、ドーピングは犯罪的行為
さらに、スポーツ界では持久力を増すために低酸素室の利用もされているという。鉄剤投与、エリスロポエチン投与と同じ効果も得られると言うが、確証は得られていない。これにも医師が絡む。低酸素室の使用中に体調不良となり救急搬送された例もある。
ここまで無理無駄なことをやって生身の人間が競うより、いっそのこと工夫に工夫を重ねたアスリートロボットに競わせればいいのに・・・、と思う。