THE YELLOW SEA
この闇には、一縷の光さえ届かない――
評価:+5点=55点
期待度かなり下げて観たのですが、、、、。どうもメリハリがなく。2時間20分が長過ぎするという感じでした。
監督はかなり自信を持っておられるようですが。 北朝鮮とロシアが目と鼻の先にある中国・延辺朝鮮族自治州という場所は韓国人でもあまり馴染みがないらしい。あえて選んだ理由は前作「チェイサー」にこの場所を盛り込ませ、奥行きをだしたかったらしいがどうも製作側との話合いでポシャったとの事。という事で今回はその思いを作品に織り込ませたらしい。
しかしだ!そんな強い思いがあるわけだが、どうもその狙いは観ている側にはさほど関係ないように思うのだが、、、、。
キャスティングは前回同様、ハ・ジョンウとキム・ユンソクを起用。役どころはまったく正反対のポジションである。そのキャスティングが果たして良かったのか?その辺も疑問。
一そうの事、まったくキャストを変えてしまうのも一つの方法ではないかとも。二番煎じのような感じであまり面白くないのだ。
アクション、カーチェイスは派手にあるが、ただそれだけで、何も心を震わせるような気分にはならない。バイオレンスアクションにしても何か緩さを感じるのである。
ひたすら逃げる、逃げ切る場面はまあまあ良かったかな?
例えば今回悪役を演じたキム・ユンソク、ちょっと彼では悪役に徹するにはちょっとキャラ弱いようにも感じる。前回の役の印象が強すぎるし。。。。そう言う意味でむしろハ・ジョンウの方が悪役らしい顔つきですものね。
もっと主人公の役をイケメンな人が演じるというのもありかもしれない。はっきり善・悪を分けるようなキャストでないとこの話では盛り上がらないような気もします。
狂犬病かもしれない犬の肉を喰うミョン でも迫力あまり感じられない。
斧を持って殺しまくるミョンだけど、猟奇的な怖さもあんまり伝わらないわ。チェ・ミンシクのような俳優さんならOKだろうね。
「アジョシ」のウォンビンとまでいかなくてももう少し主人公は、派手さが欲しいし。。。。。
何処までいっても生き残るしぶとさも、、、、、?何か違うんだよね。
あらすじ(キネマ旬報より)
そうそう『息もできない ~』の社長・チョン・マンシクが刑事に扮しているのに、出番も少ないからか印象薄くかった。この使い方はとてももったいないよね。
ラストは黄海の海で後悔しながら○○
あ!じゃあ死んだあの女性はグナムの奥さんじゃあなかった?
なんてちょっと最後にネタばれしています。
解説(allcinemaより)
デビュー作「チェイサー」で世界中に衝撃を与えたナ・ホンジン監督による注目のデビュー2作目となるクライム・サスペンス。ある2つの目的を果たすために韓国に密入国した韓国系中国人男性が、残酷な運命に翻弄され、出口の見えない深い闇に呑み込まれていくさまを、前作を上回るハードなバイオレンス描写とパワフルかつスピーディなアクション演出でスリリングに描き出していく。主演は「チェイサー」に続いてのナ・ホンジン作品出演となるハ・ジョンウとキム・ユンソク。
メディア | 映画 |
上映時間 | 140分 |
製作国 | 韓国 |
公開情報 | 劇場公開(クロックワークス) |
初公開年月 | 2012/01/07 |
ジャンル | サスペンス/犯罪 |
映倫 | R15+ |
製作について
本作は20世紀フォックス傘下のフォックス・インターナショナル・プロダクションズから出資を受けた。フォックスが韓国映画に出資するのと、韓国映画が脚本段階でアメリカのメジャー映画会社の出資を受けるのは、ともにこれが初めてである(ウィキぺディアより)
http://kanashiki-kemono.com/
監督の自信作というのは、ハリウッド資本が入って思い通り大きなことが出来たから?(苦笑)
実は最初から、わけ分からなくて(汗)
正直混乱状態でした。ようやく中盤になって
ああ~こういうことなんだと、、、。
おっしゃるように最後も確かに被害者の奥さん
が登場してグナムが殺したのは自分じゃないと
言って。そこまでは良いとして何で銀行で
奥さんがいて、あの銀行員と目線が合い、
そいでもって・・・・。あの場面も今一つ
分かりにくい場面でした。
それにしてもハリウッド資本は本作の何処に
惚れ込んだんでしょうか?
チェイサーが面白かったし期待したんだけど、、、
とにかく長すぎで盛り上がって来るまでながいし。
何故?20世紀フォックス傘下のフォックス・インターナショナル・プロダクションズの出資が受けられるほどの作品だったというのが、とても疑問です。リメイクもされるんですよね。
なにが良くてなのか本当に分からないです。
「チェイサー」のリメイクもまだ実現されてないのに、、、。
こっちの頭が悪いのかな~と思いながら、でもやっぱりわかりにくいですよね。
こんだけぐちゃぐちゃにしちゃうと、見る方の姿勢をなえさせてしまいますよ。
>黄海の海で後悔しながら○○
ははは!んまい。
この監督の場合、男くささが売りでしょうが、もうちょっと爽やかさも欲しいとこでした。
名前と顔が一致しないのも困ったものです。
まぁでもミョンの殺人マシーンぶりがツボだったので楽しく観れました。