銅版画制作の日々

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映画『ある画家の数奇な運命』東宝シネマズ二条にて

2020-10-24 | 映画:シネコン

10月6日鑑賞 善き人のためのソナタでアカデミー賞外国映画賞受賞したフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督の初長編映画。それにしても監督のお名前が長すぎて困りますね。ドイツの現代作家ゲルハルト・リヒターをモデルにドイツの怒涛の時代を生きた芸術家の半生を描いたドラマ。

主役クルト・バナードを演じたトム・シリング、中々の美少年!ひそかにファンになりました。それにたいして恋人エリーを演じたパウラ・ベーアがう~んなんだかね私的にはお似合いとは思えず・・・。それなら叔母役のサスキア・ローゼンタールの方が良かったんじゃないかと・・・。

 
比べて観て下さい!絶対左のサスキアさんのほうが美しい。クルトは叔母とエリーが重なるって言っていますが。

あらすじ

ナチ政権下のドイツ。少年クルトは叔母の影響から、芸術に親しむ日々を送っていた。ところが、精神のバランスを崩した叔母は強制入院の果て、安楽死政策によって命を奪われる。

 

終戦後、クルトは東ドイツの美術学校に進学し、そこで出会ったエリーと恋に落ちる。元ナチ高官の彼女の父親こそが叔母を死へと追い込んだ張本人なのだが、誰もその残酷な運命に気付かぬまま二人は結婚する。やがて、東のアート界に疑問を抱いたクルトは、ベルリンの壁が築かれる直前に、エリーと⻄ドイツへと逃亡する。晴れて美術学校で創作に没頭するが、教授から作品を全否定され、もがき苦しむ。だが、魂に刻む叔母の言葉「真実はすべて美しい」を信じ続けたクルトは、ついに自分だけの表現方法を発見し新作を完成させる。それは、罪深い過去を隠し続けた義父を震え上がらせる作品でもあった―。

 

 

エリーの父にはセバンスチャン・コッホ 善き人のためのソナタにも登場していた。クルトとの結婚を反対していたが。。。驚くことにクルトの叔母に手をかけた人物でもある。

尺超長めでしたが、中々面白い作品でした。モデルとなったアーテストリヒターは88歳という高齢ですが、現在も元気に創作されているようです。

『ある画家の数奇な運命』予告編

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