銅版画制作の日々

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映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』京都シネマにて

2020-10-02 | 映画:ミニシアター

mid90sミッドナインティーズに続いて鑑賞したのは「スペシャルズ!」大ヒット作「最強のふたり」を生んだエリック・トレダノ&オリビエ・ナカッシュ監督による最新作です。

フランス政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話。この作品は個人的に重なる事の多いものでした。というのも20年近く福祉の仕事に携わった経験があるからです。仕事から離れて5年以上経過しました。後半の10年、お世話になった施設もこのお話のように他では受け入れられない方の支援を積極的に受け入れられていました。本音を言えば、支援をするものとしては実際のところ大変でした。行動が数分先も読めない方もおられ、苦労したのを今も覚えています。大変ではありますが、その分やりがいも・・・。

自傷、他傷行為は日常的に見る光景。私も他傷行為で鼻血を出したことも(笑)この作品の実情は他人事ではないなあと痛いほど分かりました。ケアするにはスキルが必要!という行政の言葉。確かにそうかもしれませんが、でもどうなんだろう?という疑問も。このお話の中でスタッフとしてケアする人たちはドロップアウトした若者。そんな人がケアして大丈夫?と思われがちですが。いやいや違うでしょ。ケアする人の思いや相手に対する思いやりではと。。。。改めて色々考えさせられるお話でした。

 

あらすじ

ブリュノは今日も朝から大忙し。自閉症児をケアする施設〈正義の声〉を経営しているのだが、どんな問題を抱えていても断らないために、各所で見放された子供たちでいっぱいなのだ。〈正義の声〉で働くのは、ブリュノの友人のマリクに教育されたドロップアウトした若者たち。どこから見てもコワモテのふたりだが、社会からはじかれた子供たちを、まとめて救おうとしているのだ。その成果は現れ、最悪の問題児だったディランと、最も重症のヴァランタンの間に、絆が芽生えようとしていた。

 

スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~公式サイト

映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』本編映像

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