9月1日鑑賞・・・。またまた出町座まで。先日観る事が出来ず、ようやく鑑賞して来ました。
主役Kを演じたのは、オーストリアの俳優アーウィン・レダー、Uボートの方だったのですね。物語はフィクションだと思ったら、実際にあった話だと知り・・・。驚きました。まさにこのような殺人鬼がこの世に存在していたとは。
あらすじ
少年時代から数々の暴力事件を起こし、老女を拳銃で撃って刑務所に収容されていた異常者K・・・。釈放された彼は、たまたま屋敷にいた一家をターゲットに殺人を開始する。
何と未だに殺人鬼ヴェルナー・クニーセクは存命しているそうです。
映画の内容から反社会的だとされ、本国オーストリアでは1週間で上映打ち切りとなり、ヨーロッパ各国でも上映禁止となった。イギリスとドイツではビデオの発売も禁止。まさに封印映画となったのだ。そんな作品が40年近くの今スクリーンに蘇ったのです。いやあ凄い事です。
とにかく主人公kを演じたエルヴィン・レダーのリアルな演技、半端ないなあと思いました。そんな映画は意外にも淡々と観れたのは何なんだろう?多分こんな人、身近にもいるのでは・・・・ふとそんな事を考えてしまいました。フランスの映画監督ギャスパー・ノエは本作を高く評価、そしてこの作品に影響を受けたとも・・・。その一方、この作品を製作したジェラルド・カーグル監督は本作一本で長編作は撮る事はなく、その後はCMやドキュメンタリー、教育番組の製作に手掛けたようです。
この表情だけでも凄さを感じますね。
映画『アングスト/不安』予告編