8月27日、東京通院日帰り最終は渋谷にあるヒューマントラスト渋谷にてジョニー・デップ最新作「グッバイ リチャード!」鑑賞。そういえば、最近彼の作品観る事なかった。以前はミニシアター系にも出ていたけど、近年はシネコンでの上映作が多かった。そんな彼の新作は結構地味でしたが、本来のジョニーデップらしい作品だったような気がする。
デップ演じるリチャードは大学で教鞭を取る教授。妻と子供もいて幸せなはずだった。ところがある日、医者から余命宣告を受ける。もし自分がその立場なら、いやあやっぱり凹むよね。それこそパニックかもしれない。思わず、ファック!と叫ぶリチャード。
思わず池に飛び込むリチャード
そんな深刻な状況に追い打ちをかけるような出来事が・・・。なんと妻の不倫告白・・。予期せぬ展開だったリチャードは死を前に怖いものなしに。そして考えついたのは、残りの人生を自分のために謳歌しようと決心。あけすけにものを言い、授業中に酒やマリファナを楽しむ。
ルールや立場に縛られない新しい生き方はリチャードにこれまでにない喜びを与え、人目を気に留めない彼の破天荒な言動は次第に周囲に影響を与えていく。しかし、リチャードの終わりは着実に近づいていた・・・。
真面目に生きてきたリチャードの人生の転換、確かに凄い。でも平行して死も進んでいくわけだ。その事実をどんな風に受け止めていたのだろう。ゆるぎない死生観。余命半年を知った時、こんなポジティブになれるものなのか?私には到底できないとつくづく思うのでした。それにしてもジョニー・デップ、見事な演技に感服でした!脇を固める俳優陣も素晴らしい。悪役っぽいダニー・ヒューストンは珍しくリチャードのとっても優しい親友役でした。
ラストで娘とハグする場面はウルウルものでした。
渋谷スクランブルスクエア
ヒューマントラストシネマ渋谷は素敵なシアターでした。また時間があったら訪ねたいです。
映画「グッバイ、リチャード!」予告編(出演:ジョニー・デップ )