銅版画制作の日々

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デビルズ・ダブル-ある影武者の物語-(2011)★☆THE DEVIL'S DOUBLE

2012-01-13 | 映画:シネコン

 この真実に、ついてこれるか。

評価:+5点=75点

東宝シネマズ二条にて鑑賞。フリ―パスポートも後2日となりました。明日もう1作品観たら終了となりそうです。明日鑑賞したら締めて8作品でした。時期が悪かったなあ。もう少し早い時期にパスポートゲットすれば良かった。

さて今日観た本作は実話だそうで、これびっくり!あのサダム・フセインの息子、ウダイが題材。それにしてもこの息子、無茶苦茶です。本作を書いたラティフ・ヤヒア氏は本当にウダイとそっくりだそうで、そのおかげでえらい目に遭われたんだそうです。

何とこの作品の7割が本当のことらしい。父親の権力を傘に、欲望のままに生き、"悪魔のプリンス"と恐れられた。殺人、強姦などあらゆる犯罪に手を染め、自分に従わない人間には容赦なく拷問を加えた。

 ドミニク・クーパーがウダイを演じるとこんな風だ。
本当にやらしい表情です。一人二役を演じているけど、まさにジキルとハイドのように違います。

それにしてもえげつない男ですね。まさしく悪魔とはこのことです。


目を付けたら中学生の女の子にまで手を出す。

そんな極悪非道なウダイにそっくりなラティフは高校時代の同級生であり、顔がよく似ていたことから影武者になることを命じられた。ラティフ氏が拒むと、1週間にわたる拷問が続き、さらには家族に危害を加えると脅され、屈服させられた。


殴り続けられるラティフはたまらないです。びしばし酷い。狂気の沙汰です。

 お前は俺のものだ!なんて・・・・。怖いわ。

あらすじ

20世紀末、世界中の国家を敵にまわしたイラクの独裁者サダム・フセインには、タブー視されていた息子がいた。“狂気の申し子”と悪名高く〈ブラック・プリンス〉と呼ばれた長男・ウダイ・フセイン(1964.6.18-2003.7.22)。そのウダイ(ドミニク・クーパー)に顔が似ているという理由で選ばれ、家族の命と引き換えにウダイの影武者を引き受けることとなった男がいた。

 同じドミニクでもやっぱり違うよね。どちらがウダイかというのも一目瞭然だ。

男の名はラティフ・ヤヒア(ドミニク・クーパー)。整形手術と付け歯、徹底した所作訓練でウダイに酷似させられたラティフは、ウダイを生きることを強いられ「サダムの息子が前線にいる」というパフォーマンスのためにと、戦火の地にさえも送られた。

 ウダイの愛人で娼婦のサラブには、リュディヴィーヌ・サニエ
ジャック・メスリーヌに出演したあのフランスの女優さんでした。

 いつしかラティフに恋心を持つサラブ

莫大な資産と、全てを思うがままにすることを許される権力、毎夜抱き替える女たち、そして理由なき血への欲求。

ついには新婚の花嫁を凌辱し、父の友人ですら平気で殺すウダイ。

ウダイの飽くなき狂気に寄り添い、影武者として傍らで応え続ける日々に、自身を許容できなくなったラティフだが、彼には生死を選ぶ自由さえ許されてはいなかった。そんなある日、逃げても執拗に追いかけてくるウダイと、ついに戦うことを決意するラティフ。悪魔と対峙することを決意した彼はどう立ち向かい、何を得、何を失うのか……。

実際にラティフ氏は4年間、このような屈辱な日々をウダイと過ごしたそうだ。 生き地獄だったに違いない。ドミニク・クーパーがそんな狂気で未熟な精神状態のウダイと冷静沈着なラティフを上手く演じわけているのがとても印象的だった。
今まではそんなにインパクトなかったドミニクですが、本作でちょっとイメージがk

解説(allcinemaより)

イラクの元大統領サダム・フセインの長男にして権力を笠に数々の蛮行を繰り返し、国内外に悪名をとどろかせた男ウダイ・フセイン。本作は、彼に似ていたばかりに影武者をさせらることになった青年ラティフ・ヤヒアが体験した衝撃の実話を映画化した実録ドラマ。「マンマ・ミーア!」「17歳の肖像」のドミニク・クーパーが対照的な内面を持つ2人の男をみごとにに演じ分けて高い評価を受けた。監督は「007/ダイ・アナザー・デイ」「NEXT -ネクスト-」のリー・タマホリ。

メディア 映画
上映時間 109分
製作国 ベルギー
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2012/01/13
ジャンル ドラマ
映倫 R18+

 リー・タマホリ監督

ウダイの元影武者が「デビルズ・ダブル」を語る→ここをクリック

 

 

 

Comments (8)
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