可愛いテッシュケース
もう姉のドナーにはならない。
両親に訴訟を起こしたアナ、11歳。
しかし、その決断には
ある理由があった──。
10月9日、公開初日に鑑賞しました。シアターに入るところで、こんな可愛いテッシュを頂きました。
全米の涙を絞り、かってないほど泣けることを約束したベストセラーの映画化だそうで・・・・。母親役にはキャメロン・ディアス。15年間、ハリウッド映画でのトップを走る彼女が、初めて挑戦する母親役にちょっと期待大。そしてその娘役には、「リトル・ミス・サンシャイン」で11歳でオスカーにノミネートされた天才子役といわれたアビゲイル・ブレスリンちゃん。大人ぽくなったなあなんて思っていたけど、まだ13歳だったのね。今年中学1年生なんだ。ということで二大女優の共演!しかも話題作。
テーマは、“家族とは何か” “愛情とは何か” “生きるとは何か”色々な問題を投げかけている非常にシリアスな内容ですが。むちゃくちゃ暗くならず、この辺はアメリカ独特の前向きな感じと言えるかもです。キャメロンが母親だからというわけではありませんが・・・・。まさに若い世代の家族関係に焦点を絞って、その家族に起こった問題をどのように家族の一人一人が立ち向かうかをポジティブに描いたのではないでしょうか。
STORY
サラとブライアン(ジェイソン・パトリック)のフィッツジェラルド夫妻は長男ジェシー(エヴァン・エリングソン)、長女ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)との4人家族で幸せに暮らしていた。しかし、ケイトが2歳の時、白血病に冒されているが発覚する。そこで両親は未来ある娘の生命を救うため、遺伝子操作によってドナーにぴったりの新たな子供を“創る”ことを決断する。こうして生まれてきた次女アナ(アビゲイル・ブレスリン)は、幼い頃からケイトの治療のために何度も手術台に上がり、過酷な犠牲を払ってきた。ところがある日突然、11歳のアナは自ら弁護士を雇い、大好きな姉ケイトへの腎臓の提供を拒んで両親を訴えるという驚くべき行動に出る。ケイトを助けることが人生の全てとなっていたサラは、アナの思いがけない決断に激しく動揺し激怒する。そしてついに、愛し合う親子は、法廷の場で対決することになってしまうのだったが…。
姉ケイトのため一生懸命世話する妹アナ。そんなアナにケイトは・・・・。
そのうえに姉を救うために生まれて来たというのも確かに釈然としないよね。
長女の治療のためなら手段を選ばない母親の執念を、いまどきの母らしいティストで演じるキャメロン。
アナの突然の行動に戸惑いながらも、彼女の心情を理解しょうとする父ブライアン。
ジェイソン・パトリックの演技にグッときましたね・・・・。
長女ケイト役のソフィアちゃんもアビゲイルちゃんに負けず劣らず、病魔と闘う少女を健気に演じていました。
長女ケイトの病気の事で一丸となっていた家族。まるで家族はケイトの事無くして考えられないような状況だった。ケイトの為に頑張る!ケイトのために、犠牲を払う・・・。それがこの家族にとって当たり前だった。
しかしどうだろう?アナ自身がそのことに疑問を持つのはそのとおりだろう。姉のために自分の人生をゆだねるというのは、やっぱり納得いかないよね。
アナは自らメディアで有名な弁護士キャンベル・アレグザンダー(アレック・ボールドウィン)のところを訪問、訴訟のため彼を雇うことに・・・・。
弁護士キャンベルにはこの人、アレック・ボールドウィン。
母サラとキャンベルのバトルが・・・・!!
デ・サルヴォ判事役には、ジョーン・キューザック。ジョン・キューザックのお姉さん。名前だけ見たらジョンと間違えそうになります。
日々病魔と闘うケイトが、ある日素敵な恋に巡り合います。同じ病気を持つ少年テイラー・アンブローズ(トーマス・デッカー)との出会い。ケイトの恋のときめき、そしてその姿を見守る家族の気持ちもじんわり伝わります。
ケイトはダンスパーティに誘われ、ドレスアップした姿を叔母のケリー、サラ、アナはカメラでパチリ!
しかしこの幸せは続きませんでした。この後、テイラーは亡くなってしまいます。
ケイトの死期も少しづつ近づいているようです。
兄ジェシーも覚悟しているようでした。せっかく描いたケイトの顔なのに・・・・。
海が見たいというケイトの望みを聞いた父ブライアンは、医師から許可をもらって、アナ、ジェシーとともにケイトを連れて海へ向かう。サラの反対を押し切って・・・・。
サラも後からやって来た。家族で過ごす海はケイトにとって素晴らしい贈り物だったに違いない。
実はアナが姉への腎臓提供を拒否した理由に、意外な真実が隠されていました。アナ個人の強い意志ではなかった事が後に分かります。その辺は映画をご覧になって頂きたいと思います。
臓器提供にはっきりノ―と言えない年齢の問題は非常に難しいですね。でも意思決定が自分で出来るなら、法律の改正はするべきなのではなんて思いました。サラのようなある意味、偏った思いを持つ親も多いでしょうし、アナのように犠牲を背負うことを強いられるケースもあるわけで・・・・。
ジョディ・ピコーの世界的ベストセラー小説『わたしのなかのあなた』をキャメロン・ディアス主演で映画化した感動の家族ドラマ。白血病の姉を救うドナーとなるべく遺伝子操作で生まれてきた少女が、ある決意を胸にもう姉のドナーにはならないと両親を訴えたことから崩壊の危機に直面した家族のそれぞれの心の葛藤とその行方を切なくも優しい眼差しで描き出す。共演に「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン。監督は「ジョンQ-最後の決断-」「きみに読む物語」のニック・カサヴェテス。
メディア | 映画 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ギャガ) |
初公開年月 | 2009/10/09 |
ジャンル | ドラマ |
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