息子は2月27日にGAT・PAT(タイの大学入試センター試験)を終え、次は3月3、4日に実施されるO-NET(基本学力試験)対策だと思っていたが、提出済みの生物のレポートが字の小ささを理由にOKにならなかったそうで、27日の夜は深夜の2時まで掛かって作り直し。翌28日に提出すると、「こんなのはダメ」と言われ、せっかく作ったレポートへ赤ペンで「×」を書かれ、何が悪いのかも答えて貰えなかったそうだ。
前期授業が終わった時も同じ先生にダメ出しされ、その時は合格まで5日掛かった。課題を手抜きした生徒が呼ばれるなら分かるが、その先生が授業をされるクラスの生徒全員が不合格に成り、合格に成るまで毎日呼ばれる。しかも受験を目前にした高3を相手にやられるから堪ったものではない。前期終了時は秋休みで、バンコクやコンケンのゼミを受講する予定だった生徒も多いが、合格にならなければ生物の評価が0になるので、合格に成るまで何度でも提出するしか無い。最後は何人かの父兄が校長に掛け合って、ようやく合格になった。まるで「バイオハザード(生物災害)」の様に感じてしまう。
今回は流石にGAT・PAT(タイの大学入試センター試験)が終わった後の呼び出しだったが、3月3、4日のO-NET(基本学力試験)も入試に使われ、良い大学へ行きたければ最低でも6割は得点しなければならない。早く終わらせなければと「×」を書かれたレポートを作り直し、三度目の正直と提出してみれば、いつもと字が違うと文句を言われる。タイでは宿題は下請けに出して受験勉強をする生徒が多いので、息子も自分でやらなかったと疑われたのだろう。「先生!僕は今そこで書いたのですよ!」と言うと、「じゃあタイトルのレタリングをやって見せて」と言われ、目の前で書いたら納得して貰えたそうだ。確かに宿題の下請けは多いのだけど、息子の場合はとんだ言い掛かりだ。
さてこれで受験勉強が出来るぞと帰る準備をしていると、「クラス全員の別のレポートが未提出なので、明日も来るように」と言われたそうだ。「先生!そんな馬鹿な!」と息子が言うと、「何か文句があるのか?」と言われたので、「はい、あります」と答えた息子。先生と息子の睨み合いに加わる同級生は居らず、ザワツイていた教室はシーンと静まり返ったそうだ。
息子はポケットからスマホを取り出し、「先生、これはレポートを提出した時の写真です。レポートの横へ置いてあるのが、スマホの時計画面です。日付と時刻を確認して下さい。そして次の写真がレポートに合格を頂いた後の写真。先生のサインが入ってます。写真はクラスの全グループ分あります。これが提出の証拠です。」
しばらく無言だった先生はニコッと微笑んで「じゃあいいよ」と仰り、同級生から歓声が上がったそうだ。
息子は理不尽なことが大嫌いで、納得できなければやってしまうタイプ。(遺伝w)今までも何度か先生と衝突しており、全校集会で生徒指導の先生をやり込めて、それが切っ掛けで先生のボイコットがあり、退職してしまわれた事もある。またやっているのかと別の先生が様子を見守っておられたらしく、息子へ近付いてきて「君は弁護士の様なやり方だなあ」と笑われたらしい。
帰り際に生物の先生へ「1年間教えて頂いてありがとうございました」とお礼を言って帰ったと聞いて、「評価が怖いのだろう」とからかうと、「いつもパパから『やり過ぎるな』とか『良好な関係の維持に努めろ』と言われるので気になった」のだそうだ。学校は1年ダブリで今年は二十歳。いつの間にやら大人になっていると思うと嬉しかった。
話は変わって、娘の卒業式の話題。
タイは3月1日が万仏節と言う仏教の祝日だったのだが、娘の学校は卒業式。
一人ずつ登壇し卒業証書と造花の花束を受け取るのだが、娘は4回登壇し、今までに担任された先生からも花束を頂いた。学習面は平均的で不満を感じる事もあったが、子供や親の要望をよく受け止めて頂いて良い学校だった。幼稚園へ入って最初の秋休みの課外授業では、タイ語が少ししか話せないからと系列校から日本語を話せる先生を準備されていたりと、細かく対応していただいて驚いた。それから校長が替わって、学校の雰囲気がルーズになったと感じたことも有ったが、タイらしい長所を感じる事が多かった。
娘へ「自分の子供が産まれたら、どこの学校へ入れるか?」と尋ねると、「ドン・ボスコに決っているでしょ!」だって。自分が卒業した学校ではなく、人気校を選ぶんだwww
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前期授業が終わった時も同じ先生にダメ出しされ、その時は合格まで5日掛かった。課題を手抜きした生徒が呼ばれるなら分かるが、その先生が授業をされるクラスの生徒全員が不合格に成り、合格に成るまで毎日呼ばれる。しかも受験を目前にした高3を相手にやられるから堪ったものではない。前期終了時は秋休みで、バンコクやコンケンのゼミを受講する予定だった生徒も多いが、合格にならなければ生物の評価が0になるので、合格に成るまで何度でも提出するしか無い。最後は何人かの父兄が校長に掛け合って、ようやく合格になった。まるで「バイオハザード(生物災害)」の様に感じてしまう。
今回は流石にGAT・PAT(タイの大学入試センター試験)が終わった後の呼び出しだったが、3月3、4日のO-NET(基本学力試験)も入試に使われ、良い大学へ行きたければ最低でも6割は得点しなければならない。早く終わらせなければと「×」を書かれたレポートを作り直し、三度目の正直と提出してみれば、いつもと字が違うと文句を言われる。タイでは宿題は下請けに出して受験勉強をする生徒が多いので、息子も自分でやらなかったと疑われたのだろう。「先生!僕は今そこで書いたのですよ!」と言うと、「じゃあタイトルのレタリングをやって見せて」と言われ、目の前で書いたら納得して貰えたそうだ。確かに宿題の下請けは多いのだけど、息子の場合はとんだ言い掛かりだ。
さてこれで受験勉強が出来るぞと帰る準備をしていると、「クラス全員の別のレポートが未提出なので、明日も来るように」と言われたそうだ。「先生!そんな馬鹿な!」と息子が言うと、「何か文句があるのか?」と言われたので、「はい、あります」と答えた息子。先生と息子の睨み合いに加わる同級生は居らず、ザワツイていた教室はシーンと静まり返ったそうだ。
息子はポケットからスマホを取り出し、「先生、これはレポートを提出した時の写真です。レポートの横へ置いてあるのが、スマホの時計画面です。日付と時刻を確認して下さい。そして次の写真がレポートに合格を頂いた後の写真。先生のサインが入ってます。写真はクラスの全グループ分あります。これが提出の証拠です。」
しばらく無言だった先生はニコッと微笑んで「じゃあいいよ」と仰り、同級生から歓声が上がったそうだ。
息子は理不尽なことが大嫌いで、納得できなければやってしまうタイプ。(遺伝w)今までも何度か先生と衝突しており、全校集会で生徒指導の先生をやり込めて、それが切っ掛けで先生のボイコットがあり、退職してしまわれた事もある。またやっているのかと別の先生が様子を見守っておられたらしく、息子へ近付いてきて「君は弁護士の様なやり方だなあ」と笑われたらしい。
帰り際に生物の先生へ「1年間教えて頂いてありがとうございました」とお礼を言って帰ったと聞いて、「評価が怖いのだろう」とからかうと、「いつもパパから『やり過ぎるな』とか『良好な関係の維持に努めろ』と言われるので気になった」のだそうだ。学校は1年ダブリで今年は二十歳。いつの間にやら大人になっていると思うと嬉しかった。
話は変わって、娘の卒業式の話題。
タイは3月1日が万仏節と言う仏教の祝日だったのだが、娘の学校は卒業式。
一人ずつ登壇し卒業証書と造花の花束を受け取るのだが、娘は4回登壇し、今までに担任された先生からも花束を頂いた。学習面は平均的で不満を感じる事もあったが、子供や親の要望をよく受け止めて頂いて良い学校だった。幼稚園へ入って最初の秋休みの課外授業では、タイ語が少ししか話せないからと系列校から日本語を話せる先生を準備されていたりと、細かく対応していただいて驚いた。それから校長が替わって、学校の雰囲気がルーズになったと感じたことも有ったが、タイらしい長所を感じる事が多かった。
娘へ「自分の子供が産まれたら、どこの学校へ入れるか?」と尋ねると、「ドン・ボスコに決っているでしょ!」だって。自分が卒業した学校ではなく、人気校を選ぶんだwww
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先生からの嫌がらせは度を越してる様に見えますが、タイ社会に出た後にはとんでもない理不尽なルールに出くわし当惑する予定ですから、免疫を作るための試金石とも言えますね。
『やり過ぎるな』『良好な関係の維持に努めろ』、これはメンカームさんの大先輩である伊藤博文と小村寿太郎、そのコンビネーションの今版ですな( ̄ー ̄)ニヤリ
あの英断、胆力が日本国を欧米列強と肩を並べるまでに押し上げた理由にして、アジア諸国を植民地から開放させた理由の一つだと思っています。お兄ちゃんへも長州魂が伝授されたのですね。
全校集会でのディベート合戦のビデオがあれば見せて欲しい気持ちです(^^)
そして、お嬢ちゃんのご卒業おめでとうございます。頭の花飾りが誇らしいですね、制服にマジックでメッセージの書きあいこしませんでしたか?
自分の子にはドンボスコですか、やはり無名校ゆえに何かと不利な戦いだったのでしょう。
受験の熾烈さを一番理解してるのが本人ですから。
まあうちの息子の話で恐縮ですが、学校リーダーなんか喜んで引き受けて、でも進学希望の子は役なんかせず学校サマーにも行かずに進学塾でしょう。
当時は親友のファースト君以外は誰も情報をくれなかった訳ですし、現在は息子を出し抜いたかつての成績優秀者らがバタバタとナナチャートで不合格して、「あいつらボクの顔みてコソコソ逃げたんだよ、やっと倍返しできたかな」って、それくらい小学校への愛着は消えてるようですね^^;ははは
ま、それもいつかは良い思い出に昇華させてくれるのを祈りましょう。
子供は子供世界の中で強大な理不尽と戦ってるのですよね。
今年20歳になります。
うちの娘の学校でも受験準備に専念するのでなく、くだらない行事に時間を費やされました。
試験前日でも行事に使うポスターを作らされていたり。
今こんなことに時間使っている場合なのかと親のほうが焦ってました。
タイでは状況判断をして何を優先すべきなのかを考える能力が無い者が多いように思います。
娘は何とか中堅国立大学に合格でき、今は親元を離れてバンコクで寮生活です。
息子さんが医学部に合格できればよいですね。がんばってください。
息を潜めていた同級生・・
社会の縮図(笑い)
娘さんの現実的な回答のドンボスコ・・
これも社会の縮図~~♪
ちょっとだけ指導して、ご飯さえちゃんと食べさせていれば、子供はちゃんと1人で成長する、って事のようで、
誠に目出度い~~♪
このちょっとだけ指導が、手加減の難しさなのでしょうが、価値観が違う所でも、共通するものは沢山有るのでしょう~~♪
試験の季節は暫く続きますね、体調にお気を付けて下さい~~♪
証拠写真は「よくやった!」と思いましたよ。備えあれば憂いなしですね。w
日本と比べるとタイは物事を感情で判断してしまう人が多く感じますが、
学校の先生までこれとは残念です。
仰る通りで、このくらい揉まれた方が、社会へ出てから困った人達へ対処し易いでしょうね。
『やり過ぎるな』や『良好な関係の維持に努めろ』は、お調子者の私の反省からでして、
私も直属上司を部下無し管理職に追いやった経験がwww。
当時の私は20代で物を知りませんでしたが、私がその時の上司の年令になると、
退職まで10年も閑職へ追いやってしまい、申し訳なかったと反省するばかり。
もう一つ息子へ言ってるのは『負ける喧嘩はするな』ですが、
日本の戦争の拡大は長州魂だけでは止められませんでしたね。
しかしながら日本が戦って見せなければ、今でも世界は植民地だらけだったかも知れません。
やりたくなくても戦わなければならなかったのでしょう。
全校集会のビデオはありませんが、生徒指導の先生の方針へYESで始めて、
内容はNOを突き付けてまして、先生は黙殺を試みられたようですが、生徒側は大盛り上がり。
教頭先生を始めとして、複数の先生からもよく言ったと褒められたそうで、
数日後の全校集会では生徒指導の先生のスピーチ中に生徒だけでなく先生までもが退場。
翌日には退職されたそうです。
娘の卒業式にマジックは使わなかったらしいです。その代わりが写真のカードかも?
娘の子供はドン・ボスコなのは、やはり学校名を聞いただけで下に見られるし、
入塾も断られたりで悔しかったのでしょう。
でもその悔しさがバネに成り、勉強するエネルギーになったのかも知れません。
ムガさんところの僕ちゃんは頑張って居られますね。
元々優秀なのでしょうし、お父さんの一生懸命な気持ちが心へ響いたのだと思いますよ。
受験戦争は始まったばかりで、まだまだ続きますから油断されないように気を付けて下さい。
世の中は理不尽だらけですが、力を合わせて頑張って行きましょう。
チョンブリさん
お嬢さんと同じ歳ですか。それでは1年前は受験で大変でしたね。
バンコクの良い学校へ行かれているのでしょう。
タイでは他人は関係無く、自分の都合だけの人が目立ちますが、
教育者までがそれとは悲しいですね。(どこかみたいに大統領まででは無いですがw)
息子は医学部志望ではありますが、模試の結果はさっぱりで、
ほぼ無理だと思いますが、最後まで諦めずにチャレンジです。
応援ありがとうございます。がんばりますよ。
ハシビロコウさん
本当に社会の縮図ですねwww。
猫でも子猫が離乳すると、小鳥や蛇の弱ったのを巣へ持ちこんで、狩りの練習をやります。
私も猫に負けない程度にやれば良いなと思ってます。
いつの間にやら育って行きますね。
息子の入試が全部終わるまでに2週間弱。
また風邪が流行ったりしてますから、気を付けてます。
いつも応援ありがとうございます。