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車検とパワステ交換

2022年01月02日 17時17分00秒 | タイで車に乗る
今日は、昨年末の話。
我が家で年末に絶対忘れてはならないのが車検。
タイでは新車で登録して8年目から年一回の車検が必要となり、直接陸運局で検査が可能だが、私は待つのが嫌いで面倒なので民間車検場を使っている。
民間車検場はピンキリで、チェックもしないで紙を書いて終わりなのも経験したが、近年持ち込んでいるのは一通り検査してくれるところ。
年末27日の10時頃に持ち込んで検査ラインを通し、15分もすれば検査完了。
前輪の操舵装置のダストブーツが破れて油が漏れており、ブレーキの遊びが大き過ぎると指摘されたが、日本の様に再検査を指示されるでもなく検査済証を頂き、代金2百バーツを払って終了。w
エンジンの下を覗くと確かに濡れており、指で触ると油だが、ダストブーツの中へ有るボールジョイントへ使われるグリスの様な粘りは無く、パワステオイルが漏れている様子。
いつもお世話になっている自動車整備工場へ行くと混雑して5時間待ちと言われたので、翌28日の朝一番を予約して帰宅。

集落で損保代理店をやる知人へ車検証と検査済証を渡して保険の継続手続きと陸運局での手続きの代行を依頼。
民間車検場でも全部やってくれるのだが、ちょっとした事でも地元との繋がりを大切にしている。

翌28日に出直して整備士へ見てもらうと、やはりパワステオイルだそうで…
上の絵で赤く囲まれた部分の一式交換。概算見積1万7千バーツ(6万円程度)で、部品を注文するので5千バーツの先渡し。
パワステの修理は部品が届く翌日以降になるそうだ。
ブレーキの遊びが大きく、ブレーキペダルを離した時に後輪からキュッと音が出るので、ブレーキだけ先に修理して貰った。
後輪のブレーキを分解し、可動部へグリスらしき黒いペーストを塗って組み立てた後に調整され、一時間程の作業だったが、こちらの代金はサービスしますと言われた。

パワステオイルの漏れは時々滲み出る程度で、直ぐに運転へ支障は出ないそうなので、29日は他県の学校の寮で生活する娘を迎えに行った。

30日は9時頃に整備工場へ到着。既に修理ブースは満杯で奥の駐車場へ車を入れられたが、予約していたのでブースが空くと直ぐに修理開始。
1時間程でパワステユニットの交換が終わっても、サスペンションを工場の奥へ持ち込んで、ハンマーと圧入機を使って整備士が騒動しているので、何かと思って見に行くと、前輪のサスペンションのボールジョイントを新品へ取り替えていた。
「もう状態が良くないので替えておきます」と言ってくれたので「ありがとう」とお礼。
若い整備士だが、面倒な作業でも一生懸命やってくれる。
上の写真がボールジョイントを入れ替えた後のサスペンションのアーム。全部入れ替えて組み立てるのに1時間近く掛かった。
こちらが交換後の写真。

以前に…
ディーラーも点検で見落とし!?10万から20万キロで交換する足回り部品。
と記事で紹介したリア・サスペンション(板バネ)のシャックルブッシュ。
前回は2018年の6月中旬に走行距離46万5千キロで交換しており、今は走行距離が56万9千キロ。
10万キロ走ったのでそろそろかなとリアサスペンションを見ると、シャックルの中心がズレて切れている様子。
フロントサスペンションの組み立てが済んだら整備士へ言おうと思っていると、私がリアサスペンションを見ていたのに気付いて忖度してくれたのか、こちらから頼まなくてもリアサスペンションを分解しシャックルブッシュを交換し始めた。
10万キロでもうこんなになっている。次は5万キロで交換か?
徐々に劣化するので気が付き難いが、新品へ交換するとリアの足回りがしっかりした印象。
部品の交換がすべて終わるとアライメントテスターを使ってチェックと調整。
ここまでで車を持ち込んでから3時間。思っていたより早く終わった。
修理料金は1万5千7百バーツ(約5万5千円)。事前に5千バーツ渡していたので、この日の支払いは1万7百バーツ。
フロントサスペンションのボールジョイントやリヤサスペンションのシャックルブッシュを追加して交換したので2万バーツくらいを覚悟したが、こちらも思っていたより安く済んだ。明細書を見ると油圧パワーステアリングギア一式が9千バーツ弱。工賃が2千バーツ弱。残りがフロントサスペンションのボールジョイントとリヤサスペンションのシャックルブッシュとパワステオイルの代金だ。

懐へ痛い修理だったが、15年で60万キロ近く走ればパワステだって劣化するだろう。修理を繰り返しながら百万キロを目指したい。
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