Menkarm World

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◆解答◆(その4)タイの小学生向けの模試等へ出題される、解答パターンを知らないと解けない算数の問題はこれ。

2017年08月18日 11時20分44秒 | タイで子育て
今日は14日の記事で紹介した問題の解答編。

問題



四角形ABCDに対角線を引き、その交点をOとする。三角形ABOの面積は3c㎡、三角形BCOが9c㎡、三角形ADOが5c㎡。
四角形ABCDの面積を求めなさい。

先ずはヒントから。



図形の向きを変えて、こうしてみるとどうだろう?ダメなら次へ。



これならどうかな?



もう答えを書いたも同然w



何か見えて来たと思うが・・











解答に行こうかな?










それでは解答。
最初に断っておくが、私は子供の頃から勉強が大嫌い。もし間違っていれば指摘して頂きたい。


三角形ABOと三角形BCOは頂点Bを共有し、どちらの高さも同じ。
三角形の面積を求める計算式は底辺の長さ×高さ÷2であり、2つの三角形は高さが同じなので、面積の比3:9=1:3は底辺の長さの比となる。
三角形ABOの底辺AOの長さを①とすると、三角形BCOの底辺COの長さはAOの3倍の③となる。

式を書いてみると、
三角形ABOの面積は辺AO×h÷2=3 辺AO=6/h と表せる。
三角形BCOの面積は辺CO×h÷2=9 辺CO=18/h となる。
辺AO:辺CO=6/h:18/h=1:3



三角形ADOと三角形CDOは、頂点Dを共有する三角形であり、高さが同じなので面積比は底辺の長さの比と等しくなる。三角形CDOの底辺COの長さは、三角形ADOの底辺AOの3倍なので、三角形CDOの面積は三角形ADOの3倍となる。三角形ADOの面積は5c㎡なので、三角形CDOの面積は5×3=15 15c㎡となる。

こちらも式を書くと
三角形CDOの面積は、底辺CO×高さH÷2。
底辺CO=3×底辺AOなので
底辺CO×高さH÷2=3×底辺AO×高さH÷2
底辺AO×高さH÷2は三角形ADOの面積であり、その値は5c㎡なので
3×底辺AO×高さH÷2=3×三角形ADOの面積=3×5c㎡=15c㎡となる。



求める四角形ABCDの面積は、3+9+5+15=32 32c㎡




こちらはもう一つの解き方。
三角形ABOと三角形ADOは、底辺AOを共有した三角形で、2つの三角形の面積比は高さの比に等しい。
三角形ABOの面積:三角形ADOの面積=3:5=h:H 5h=3H H=5h/3
三角形BCOと三角形CDOは、底辺COを共有した三角形で、2つの三角形の面積比は高さの比に等しい。
h:H=3:5=三角形BCOの面積:三角形CDOの面積
5×三角形BCOの面積=3×三角形CDOの面積
三角形CDOの面積=三角形BCOの面積×5/3=9×5/3=15 15c㎡

式を書いてみる。
三角形ABOの面積は辺AO×h÷2=3 h=3×2÷辺AO
三角形ADOの面積は辺AO×H÷2=5 H=5×2÷辺AO
h:H=3×2÷辺AO:5×2÷辺AO=3:5 5h=3H H=5h/3
三角形BCOの面積は辺CO×h÷2=9
三角形CDOの面積は辺CO×H÷2=辺CO×(5h/3)÷2=(5/3)×辺CO×h÷2=(5/3)×9=15 15c㎡

求める四角形ABCDの面積は、3+9+5+15=32 32c㎡


最後になったが、読者の皆様から頂いた解答を御紹介。

ピギーさんから頂いた解答。

1)三角形OABと三角形OADの面積比が3:5、それぞれの三角系の底辺をOB、ODとすると高さは一緒だから長さOB:OD=3:5.
2)同様に三角形OABと三角形OCDのOB、ODをそれぞれ底辺と考えると高さが等しいので、求める面積は9×5÷3=15cm2
で、どないでしょう。


私(メンカーム)からのコメント。

解答を頂きまして、ありがとうございます。
簡潔に分かり易く説明されてますね。三角形CDOの面積は15c㎡で、見事に正解!!!と申したいところですが、設問で求められているのは「四角形ABCDの面積」。私もよくやるのですが、解けたと喜ぶと、あと1ステップあるのですよね。出題者はそのミスを狙っていると思います。


次にJIMMYさんから頂いた解答。

32㎠ですか?

私(メンカーム)からのコメント。

正解です。


最初に見た時は「なぬ!!!?」と思った設問だが、三角形の面積の出し方をきちんと理解しているならば、小学生でも解けるだろう。高校生の息子が解けなかったのは、やはり勉強不足だと思うが、学校では割合や比率を使った解法をあまりやらないので思いつかなかったのだろう。日本から買った中学受験の参考書「塾技100算数」でも、割合や比率を使って簡単に解く設問が多かった。学校での勉強との違いの一つだ。


ウドンタニ・ラジャバット大の科学展で行われた数学競技会の結果だが、娘は小学生の部を8位で入賞。37問82点満点で60点。トップは69点で差は9点あり、まだまだ修行が足りない。平均点は29点だった。
上位10人中ドン・ボスコ校が8人、アヌバンウドンが一人、そして娘。娘の小学校は、どっちみち入賞しなからと今年から学校単位での参加を見送ったので娘は個人参加したが、娘の学校では初めての入賞。
入賞者11人中9人は娘と同じ塾の子供達で、6年生3人、5年生5人、4年生一人。娘は上位でないのを涙が出たほど悔しがったが、1年の遅れは大き過ぎる。塾の先生から小学生コース修了後の次の塾が示されたが、やはり・・・



ここらしい。
ここは授業時間が他の塾の数倍多いので、行くなら急がなければならない。

タイの小学生向け算数ギフテッド問題の記事へのリンク→#中1入試ギフ

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