Menkarm World

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机を一つ買うだけなのに・・

2015年11月05日 00時04分35秒 | タイで子育て
10月21日は息子の17歳の誕生日だった。誕生日に何か買ってやろうと尋ねると、欲しいのは机。今使っている机は、9年前に買った合板製で、安物だったので化粧板の接着剤が剥がれ始めていたのだ。娘が使っているようなスチールの事務机が欲しいと言うので同じ店へ行ったが、値段交渉は渋く娘の時の1割高だし、娘の机の補修パーツを頼んでも全くやる気が無い。それでも買おうとしている妻を引き連れて店を出る。
それから、グローバル・ハウス、ドゥホーム、ホームハブ、ホームプロ、インデックス、エスビーファニチャー・・と探したら、同じスチール机でもメーカーによってかなり質が違うのが判った。酷いのは鉄板は薄くてペコペコだし、部品の切断面も切ったままで磨いてない。最初の店と同じ机が千バーツ安く売っており、これは丁寧に作られた方だと思うが、娘の机は引き出しのコロが2つも壊れたので、息子は同じ商品を欲しがらない。最低でも妹の机より良い物が欲しいらしいw。一つだけ欲しがったのはドゥホームへあったTAIYOというオフィス家具や金庫を作る会社の机。残念ながら在庫は幅3.5フィートだけで、息子が欲しい4フィートの取り寄せの話をしても販売員は乗ってこない。この日はここで諦めて帰った。親からのプレゼントもない誕生日だ。
翌日ネットでメーカーのWEBを見ると直販しているようなので、息子が電話で問い合わせると、相場が5千バーツ(2万円弱)の机が1万6千バーツ(6万円弱)と言う。形としては直販にも対応するが、実質受け付けないってことだ。それからドゥホームへ電話で問い合わせるが、後ほど担当者から折り返し電話しますと言ったきり。
こうなったら行くしか無いと、その翌日にドゥホームのセールスカウンターへ。担当者を呼んでもらい商品名を伝えると、在庫がないやら生産中止だと言って在庫がある他の商品を勧めてくる。「どうする?」と息子が私へ聞くので「昨日メーカーへ問い合わせたと言え!」と機嫌が悪くなる私。店員が楽をしようと嘘をつくのは想定内だが、毎回気分が悪くなる。手抜きを諦めた担当者がメーカーへ在庫と価格を問い合わせると「納品は20日後で、価格は5110バーツ(約2万円)」と回答があり、半額先払いで契約。
3日後wには、商品の到着連絡が携帯のSMSで届く。学校の帰りに寄ると商品の組立もやってない。面倒なのだろう時間がかかりますよ言われる。息子へ「持ち帰って自分で組み立てるか、それともここで組み立てて傷だらけにされるか?」と尋ねたら、「宿題も多いから組み立ててもらう」と言う息子。後悔するのは確実だと思うが、良い経験だと思ってやらせる事にした。
支払い後に組み立てと言うので、残金の支払い。倉庫内の商品受け取り所で組み立てを始めていたが、ネジ穴が合わないようで、手で机をドンドン叩いているのが見える。「おいおい壊される前に行って監視しろ」と息子を先に行かせる。
足元に放置されていた説明書を拾い、息子が店の作業員へ指示し、組み立てのやり直し。足の向きが逆だったようだ。しばらく順調に進んでいたが、息子が私の方を何度も見る。助けを求めているようなので、私が行くと、次は一番上の引き出しが奥まで入らないそうだ。最初に無理をして引き出しを引き抜いたのか、施錠用の金具が曲がっていたので直させる。しばらく待つと完成したと言われるので息子がチェックすると、引き出し部を支える足の固定が不十分なのが分った。締め付けろと言ったのだが、それから15分経ってもウロウロするばかりで、終わらない。締める工具が見当たらないのだそうだ。「それじゃあどうやって組み立てたの?」と息子へ言わせると、出してきたのは電動ドライバー。「それで六角ボルトをどうやって締めるんだ?」と顔を見合わせて笑う息子と私。実際は指で締めたのだろう。とうとう作業員の一人が指で締め直したが、足のぐらつきは止まらない。「工具が無ければ店から取って来いよ。売り場に有るだろうが!」と息子へ言わせる私。5人の作業員がウロウロするが、工具を持ってくる者は無し。待ち草臥れたので、試しに私の手でボルトに力を加えると半周回ったw。息子に確認させると足のぐらつきは無いと言う。「全く瞬発力だけで、トルクが無い奴らだからw」と偉そうに子供へ威張って見せる私。(馬鹿w)
納品のサインを待っている人に「可哀想だから、もういいよ」とサインする息子。車の荷台へ乗せ、作業員がロープで固定しようとするので止める。何で?と不思議がる息子を横目に車を駐車場へ移動し、ロープで固定し始める。「あいつらへ固定させたら、力任せに縛ってクッションも入れないから傷が付くし、固定も不十分だと困るでしょ」と言う。
帰宅して明るい部屋で息子が机を確認すると、あちこち傷だらけ。「せっかく新しい机を買ったのに酷いね」と息子が言うので、「だから自分で作るか?って尋ねたでしょ」と言う私。「こんなに酷いと思わなかった」と言い訳をするので、「あそこへ居る人は単純な流れ作業以外は出来ないよ」と教える。「日本だったらどうかな?」と聞くので、「日本なら小傷1つでも買わない。買うなら値引きさせる。タイだと机として使えればOKでしょ」とからかう。「作業員に悪気は無いけど、価値観の違いだな。」と言うと、考えているようだった。タイでも指導的立場の人達の価値観は日本と変わらない。うちの子供達にもしっかりした価値観を持って欲しいが・・・

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