3) 色によって人は操られている。
色は人の感覚に大きく影響を与え、特別な意識を醸し出す働きがあります。
暖色系と寒色系があり、更に明度の大小等によって幸福感、安定感、重量感、鎮静効果の他
物の大小(見た目の違い)を狂わせる効果を演出します。
① 暖色系と寒色系、明度の差の効果。
暖色系は、赤、橙、黄、紫の範囲内の色をいいます。
寒色系は、緑、青緑、青、青紫、紺の範囲内の色と白です。
ⅰ) 赤い色は火の色や太陽を連想させ、暖かい感じを抱かせます。鮮明な赤系は血液を想
像する為、気持ちを高ぶらせ「興奮感」を与えます。それ故、エネルギーを与える色で
スポーツに関する用具や会場設備等では欠かせない色と言われ、多用されています。
・ 黄色系は「元気にさせる色」と言われて「希望、幸福、健康」等人に幸福感を与え
る色です。仏教やヒンズー教では、最高の色とされているとの事です。
・ 橙色は「爽やかさ、暖かさ、明るさ」を感じさせる色です。スーパーマッケトでは
果物や野菜などの瑞々(みずみず)しさを感じさせ、新鮮さをアピールします。
ⅱ) 暖色系は前に迫ってくる感じで、「進出色」又は「膨張色」とも呼ばれ、同じ大き
さの他の物より、実際に大きく見えるそうです。
ⅲ) 青で代表される寒色系は、水、氷、雪を連想させ、冷たい感じを与えます。
寒色系の青は、「後退色」又は「収縮色」と言われ、遠くにある様に見えます。
即ち、実物より小さく見せる効果があります。彩度の低い青系は「鎮静効果」がありま
す。青系の空間では、時間がゆっくり進み、遅く感じられとの事です。
ⅳ) 光を反射する白色(明度が高い)は、重さを軽く感じさせ、黒色(明度が低い)は
重く感じさせます。ダンボールが白色なのは、運ぶ人に軽く感じさせる為と言われてい
ます。
② 安全色彩について。
JIS規格で指定された、公に用いられる色があります。
交通標識や消火栓、災害防止や救急体制などに関わる色で、目立つ色で注意を喚起する
色です。主に赤、黄赤、黄、緑、青、赤紫、白、黒の8色です。
ⅰ) 道路標識では、路面に引かれた白、黄色、進行方向を示す、青と白、通行止めや
信号機の止まれや速度制限標識、駐車禁止などは赤、鉄道等の遮断機は黒と黄色、緊急
停止ボタンは赤で塗られています。
ⅱ) 消火栓は赤、注意書きは黄色です。救護施設は緑色で表示されています。
安全誘導(非常口表示)、担架の位置、安全旗、救急箱などは緑色で統一されていま
す。放射能関連の貯蔵施設や、管理区域、廃棄作業では赤紫が使用されます。
③ 「配管系の識別表示」もJIS規格で定められています。
石油や化学プラント等の様々な配管系では、作業の安全と危険を防止する為、作業者が
識別し易い様に管に色彩が施されています。
青は水、暗い赤は蒸気、白は空気、薄い黄はガス、灰紫は酸又はアルカリ、茶は油、
薄い黄茶は電気の管や弁、継手を表します。
・ 船舶配管の識別。
青は清水、緑は海水、鼠色は圧縮空気、銀は蒸気、赤は燃料油、黄は潤滑油、黒は酸素
橙は電線管を表します。
以上は色に付いての一般的な話で、陶芸とはほとんど関係ありませんでしたが、次回から陶芸
に関する色に付いてお話したいと思っております。
以下次回に続きます。
色は人の感覚に大きく影響を与え、特別な意識を醸し出す働きがあります。
暖色系と寒色系があり、更に明度の大小等によって幸福感、安定感、重量感、鎮静効果の他
物の大小(見た目の違い)を狂わせる効果を演出します。
① 暖色系と寒色系、明度の差の効果。
暖色系は、赤、橙、黄、紫の範囲内の色をいいます。
寒色系は、緑、青緑、青、青紫、紺の範囲内の色と白です。
ⅰ) 赤い色は火の色や太陽を連想させ、暖かい感じを抱かせます。鮮明な赤系は血液を想
像する為、気持ちを高ぶらせ「興奮感」を与えます。それ故、エネルギーを与える色で
スポーツに関する用具や会場設備等では欠かせない色と言われ、多用されています。
・ 黄色系は「元気にさせる色」と言われて「希望、幸福、健康」等人に幸福感を与え
る色です。仏教やヒンズー教では、最高の色とされているとの事です。
・ 橙色は「爽やかさ、暖かさ、明るさ」を感じさせる色です。スーパーマッケトでは
果物や野菜などの瑞々(みずみず)しさを感じさせ、新鮮さをアピールします。
ⅱ) 暖色系は前に迫ってくる感じで、「進出色」又は「膨張色」とも呼ばれ、同じ大き
さの他の物より、実際に大きく見えるそうです。
ⅲ) 青で代表される寒色系は、水、氷、雪を連想させ、冷たい感じを与えます。
寒色系の青は、「後退色」又は「収縮色」と言われ、遠くにある様に見えます。
即ち、実物より小さく見せる効果があります。彩度の低い青系は「鎮静効果」がありま
す。青系の空間では、時間がゆっくり進み、遅く感じられとの事です。
ⅳ) 光を反射する白色(明度が高い)は、重さを軽く感じさせ、黒色(明度が低い)は
重く感じさせます。ダンボールが白色なのは、運ぶ人に軽く感じさせる為と言われてい
ます。
② 安全色彩について。
JIS規格で指定された、公に用いられる色があります。
交通標識や消火栓、災害防止や救急体制などに関わる色で、目立つ色で注意を喚起する
色です。主に赤、黄赤、黄、緑、青、赤紫、白、黒の8色です。
ⅰ) 道路標識では、路面に引かれた白、黄色、進行方向を示す、青と白、通行止めや
信号機の止まれや速度制限標識、駐車禁止などは赤、鉄道等の遮断機は黒と黄色、緊急
停止ボタンは赤で塗られています。
ⅱ) 消火栓は赤、注意書きは黄色です。救護施設は緑色で表示されています。
安全誘導(非常口表示)、担架の位置、安全旗、救急箱などは緑色で統一されていま
す。放射能関連の貯蔵施設や、管理区域、廃棄作業では赤紫が使用されます。
③ 「配管系の識別表示」もJIS規格で定められています。
石油や化学プラント等の様々な配管系では、作業の安全と危険を防止する為、作業者が
識別し易い様に管に色彩が施されています。
青は水、暗い赤は蒸気、白は空気、薄い黄はガス、灰紫は酸又はアルカリ、茶は油、
薄い黄茶は電気の管や弁、継手を表します。
・ 船舶配管の識別。
青は清水、緑は海水、鼠色は圧縮空気、銀は蒸気、赤は燃料油、黄は潤滑油、黒は酸素
橙は電線管を表します。
以上は色に付いての一般的な話で、陶芸とはほとんど関係ありませんでしたが、次回から陶芸
に関する色に付いてお話したいと思っております。
以下次回に続きます。
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