釉の廃棄方法について
釉の原料は、必ずしも、安全とは言えず、有害な重金属類も多く、含まれています。
故意に、釉を破棄する場合は、少ないと思いますが、無意識に、釉を下水などに、捨てている事も、
多いですので、注意が必用です。
1) 釉は下水(本下水)に流さない事
市販の釉は、色々な原材料が、交じり合い、どんな有害物質が入っているのかは、判りません。
それ故、なるべく釉は、下水などに、流さない様にする、必要が有ります。
(勿論、ご自分で調合した釉も、同じ事が言えます。)
) 大量の釉を、やたらに捨てる事は、無いと思いますが、施釉した際に、汚れた手や容器、
柄杓、筆等も、専用の器の中で、大まかに洗い、仕上げで綺麗な水道水で、洗い流す様にします。
この程度の少量の、釉ならば、環境にも大きな悪影響は、与えないと思います。
) 上記専用容器には、各種の釉が混ざり合いますが、1日放置して置けば、釉の成分は沈澱し、
水と分離します。上澄み液を取り除き、より大きな容器に、蓄えて置きます。
) 釉が入った容器を、かき混ぜたり、施釉する際などに、釉が机の上や、床に飛び散る場合が
有りますが、これを、スポンジや雑巾で、水拭きしすると、綺麗に拭き取ったつもりが、
「拭き拡げる」結果に成ります。即ち、汚れの範囲を、広げた事に成ります。
・ この場合には、その汚れが乾燥するまで待ち、歯ブラシなどのブラシで、床などから浮かせて、
紙などに、掃き入れます。釉以外に、粘土の粉末も、混入しますが、)で述べた、容器に、
一緒に入れておきます。
) この混ざり合った釉は、花瓶、徳利、壺などの、袋物と呼ばれる、外から見えない、器の
内側に使います。又、この釉に、弁柄などを、添加して、黒い釉にする事も、可能です。
なるべく、何らかの方法で、釉を使い切りたい物です。
) 前回述べた、使用後の「栃渋」や「塩酸」も、直接下水に、流さないでください。
「酸」ですので、環境に悪い影響を、与えます。重曹(重炭酸ナトリウム)や、石灰などの、
アルカリで、中和してから、下水に、捨てて下さい。
) どうしても、不要になった釉は、素焼の容器に入れて、焼成すると、ガラス化しますので、
安全になり、不燃物として、一般のゴミに、出す事も出来ます。
但し、少量づつ、処理する必要があります。
2) 釉は必要以上に、作ったり、購入しない方が、良いでしょう。
私の古い友人が、健康上の理由で、陶芸を辞めざるを、得なくなりました。
陶芸の窯や電動轆轤は、購入したメーカーに、引き取ってもらいましたが(料金は不明)、
使い掛けの粘土や、釉をどうするか、悩んだそうです。
又、将来、使うであろうと、多種類の釉を、大量に所持していましたので、この処分にも、
苦労したそうです。
この話は、次回に続きます。
釉の廃棄
釉の原料は、必ずしも、安全とは言えず、有害な重金属類も多く、含まれています。
故意に、釉を破棄する場合は、少ないと思いますが、無意識に、釉を下水などに、捨てている事も、
多いですので、注意が必用です。
1) 釉は下水(本下水)に流さない事
市販の釉は、色々な原材料が、交じり合い、どんな有害物質が入っているのかは、判りません。
それ故、なるべく釉は、下水などに、流さない様にする、必要が有ります。
(勿論、ご自分で調合した釉も、同じ事が言えます。)
) 大量の釉を、やたらに捨てる事は、無いと思いますが、施釉した際に、汚れた手や容器、
柄杓、筆等も、専用の器の中で、大まかに洗い、仕上げで綺麗な水道水で、洗い流す様にします。
この程度の少量の、釉ならば、環境にも大きな悪影響は、与えないと思います。
) 上記専用容器には、各種の釉が混ざり合いますが、1日放置して置けば、釉の成分は沈澱し、
水と分離します。上澄み液を取り除き、より大きな容器に、蓄えて置きます。
) 釉が入った容器を、かき混ぜたり、施釉する際などに、釉が机の上や、床に飛び散る場合が
有りますが、これを、スポンジや雑巾で、水拭きしすると、綺麗に拭き取ったつもりが、
「拭き拡げる」結果に成ります。即ち、汚れの範囲を、広げた事に成ります。
・ この場合には、その汚れが乾燥するまで待ち、歯ブラシなどのブラシで、床などから浮かせて、
紙などに、掃き入れます。釉以外に、粘土の粉末も、混入しますが、)で述べた、容器に、
一緒に入れておきます。
) この混ざり合った釉は、花瓶、徳利、壺などの、袋物と呼ばれる、外から見えない、器の
内側に使います。又、この釉に、弁柄などを、添加して、黒い釉にする事も、可能です。
なるべく、何らかの方法で、釉を使い切りたい物です。
) 前回述べた、使用後の「栃渋」や「塩酸」も、直接下水に、流さないでください。
「酸」ですので、環境に悪い影響を、与えます。重曹(重炭酸ナトリウム)や、石灰などの、
アルカリで、中和してから、下水に、捨てて下さい。
) どうしても、不要になった釉は、素焼の容器に入れて、焼成すると、ガラス化しますので、
安全になり、不燃物として、一般のゴミに、出す事も出来ます。
但し、少量づつ、処理する必要があります。
2) 釉は必要以上に、作ったり、購入しない方が、良いでしょう。
私の古い友人が、健康上の理由で、陶芸を辞めざるを、得なくなりました。
陶芸の窯や電動轆轤は、購入したメーカーに、引き取ってもらいましたが(料金は不明)、
使い掛けの粘土や、釉をどうするか、悩んだそうです。
又、将来、使うであろうと、多種類の釉を、大量に所持していましたので、この処分にも、
苦労したそうです。
この話は、次回に続きます。
釉の廃棄
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