6) 使い難い食器。その他の要因。壊れ難い事(丈夫な事)、汚れ難い事などです。
近年は食洗機も普及し、一般家庭でも使われる様になりました。その為、機械に掛けられる食器
である事も、使い易い食器の大切な要因に成ってきました。
① 陶磁器は割れ物、壊れ物で、消耗品ともなっています。又、陶器は磁器に比べ機械的に弱く、
若干吸水性があり、料理の汁を吸い込みますので汚れが発生し易いです。特に貫入のある食器に
は、茶渋や汚れなどが付き易く場合によっては、黴(かび)が生える事も珍しくありません。
黴を発生させない為には、高台の内側など、空気の流れが無い部分は、良く乾燥させる事です。
尚、漂白剤などで汚れや茶渋をとる事も可能ですが、一番良い方法は、素焼き時に一緒に焼成
すると、有機物である汚れは焼失させ、綺麗な状態になります。
② 一番壊れる事が多いのは、食器の後片付けの場合と、食器を洗う時です。
) 後片付けの際、食器を重ねる事が壊す一番の問題となるます。どうしても一度に数多くの
食器を片付ける為には、食器を直接重ねて持ち運ぶ事になります。又両手に別々の食器を持つ
事も不安定になり、取り落とすなどの破損に繋がります。床に落とすだけで簡単に破損します。
) 食器を洗う場合、洗剤を入れた狭い桶などに詰め込み、暫く放置する方法をとる場合も
あります。無造作に詰め込むと、食器の口や縁が欠ける事も起こります。特に角皿などの四隅
が丸くない場合には欠け易いです。
) 欠けた場合、補修するか廃棄処分になります。
補修には、再焼成する。割れた部分を接着剤や漆(うるし)でくっ付けた後、金継などで
見栄えをよくする。等の方法がありますが、補修の仕方などは、以前に取り上げていますので、
ここでは省力し、参考にして下さい。
③ 上絵付けの作品の絵が剥がれる。
金銀彩や赤絵が施された食器の表面を、強く擦る(こする)と絵が剥げる事があります。
下絵付けで描かれた絵は、上にガラス質の釉が載っていますので、剥がれる心配はありませんが
金銀、赤絵などは、直に作品の正面に露出していますので、強く擦ると剥がれる危険性が
大きいです。 それ故、洗う時には、強く擦らない特に注意が必要です。
以上にて、使い易い食器の条件に付いての話を終わります。
近年は食洗機も普及し、一般家庭でも使われる様になりました。その為、機械に掛けられる食器
である事も、使い易い食器の大切な要因に成ってきました。
① 陶磁器は割れ物、壊れ物で、消耗品ともなっています。又、陶器は磁器に比べ機械的に弱く、
若干吸水性があり、料理の汁を吸い込みますので汚れが発生し易いです。特に貫入のある食器に
は、茶渋や汚れなどが付き易く場合によっては、黴(かび)が生える事も珍しくありません。
黴を発生させない為には、高台の内側など、空気の流れが無い部分は、良く乾燥させる事です。
尚、漂白剤などで汚れや茶渋をとる事も可能ですが、一番良い方法は、素焼き時に一緒に焼成
すると、有機物である汚れは焼失させ、綺麗な状態になります。
② 一番壊れる事が多いのは、食器の後片付けの場合と、食器を洗う時です。
) 後片付けの際、食器を重ねる事が壊す一番の問題となるます。どうしても一度に数多くの
食器を片付ける為には、食器を直接重ねて持ち運ぶ事になります。又両手に別々の食器を持つ
事も不安定になり、取り落とすなどの破損に繋がります。床に落とすだけで簡単に破損します。
) 食器を洗う場合、洗剤を入れた狭い桶などに詰め込み、暫く放置する方法をとる場合も
あります。無造作に詰め込むと、食器の口や縁が欠ける事も起こります。特に角皿などの四隅
が丸くない場合には欠け易いです。
) 欠けた場合、補修するか廃棄処分になります。
補修には、再焼成する。割れた部分を接着剤や漆(うるし)でくっ付けた後、金継などで
見栄えをよくする。等の方法がありますが、補修の仕方などは、以前に取り上げていますので、
ここでは省力し、参考にして下さい。
③ 上絵付けの作品の絵が剥がれる。
金銀彩や赤絵が施された食器の表面を、強く擦る(こする)と絵が剥げる事があります。
下絵付けで描かれた絵は、上にガラス質の釉が載っていますので、剥がれる心配はありませんが
金銀、赤絵などは、直に作品の正面に露出していますので、強く擦ると剥がれる危険性が
大きいです。 それ故、洗う時には、強く擦らない特に注意が必要です。
以上にて、使い易い食器の条件に付いての話を終わります。