手芸粘土では、一般的に余り大きな作品は、作らない様です。
掌(てのひら)に、乗る程度の大きさ、即ち、小物の部類が多いです。
2) 粘土の種類と特徴
紙粘土、軽量樹脂粘土、樹脂粘土、石粉粘土、油粘土、小麦粉粘土、パン粘土などの種類が
あり、その他、高価な銀粘土も有ります。
① 紙粘土
細かく裁断された紙に、糊などを加えて、粘土状にした物です。
原材料にパルプを含む為、紙粘土といいます。又、粘土分を含む物もあります。
近年、非常に軟らかく軽量のものや、液状のチューブ入りの物なども、開発されています。
又、パルプを含まない、紙粘土も開発されている様です。
) 他の粘土類よりも、安価で、ホームセンターや、100円ショップなどでも、販売され、
入手が容易です。
) 非常に軽く、乾くと固形化します。又、水彩絵の具で彩色でき、その作り易さから、幼児の
遊び道具や、工作材料として、小、中学校での図工、美術教材などにも、用いられています。
) 紙粘土にも、重さ(重量)や、手触りに違いが有ります。
弾力のある、もぞもぞした、紙粘土は、細かい細工には向きません。
持った時にやや重く、しっとりした感じの物の方が、細かい細工に向いています。
尚、 複雑な作業に適した、手芸用紙粘土の材質に、シラスバルーン(石の粉末)、タルク、
合成粘結剤、パルプ繊維粉、保存剤、保湿剤、保白剤、水などで、作られた紙粘土も有ります。
) 芯材などを入れて、使います。但し、水分に触れると、溶けて形を崩し易いです。
更に、乾燥した紙粘土は、衝撃に弱く、破損し易いから、注意が必要です。
) 乾燥後に着色や、ニスなどで表面を覆い、光沢を与え、質感を変える事も出来ます。
更に、紙粘土に絵の具を混ぜ、粘土自体に色を付ける事が出来ます。
尚、愛好家により、大人向けの関連図書も、多数出版され、作品も多く紹介されています。
② 樹脂粘土
樹脂粘土は、紙粘土よりも高価ですが、手触りが良く滑らかで、細かい造形に適します。
固まると少し透明がかった、陶器の様な質感に変わる特徴が有ります。
樹脂粘土には、、自然乾燥で硬化させる、一般的な樹脂粘土と、焼成して硬化させるタイプ
「ポリマークレイ」の、2種類の粘土があります。
) 自然乾燥用にも、幾つかのの種類が有ります。
粘土の種類によって、耐水性が有る物もありますが、基本的には、水分を避けてご使用します。
完成品には、弾力がありますが、微細な構造や薄いエッジに強い力を加えると、破損
変形する事もあります。
(商品は各メーカーから、色々な名前で、市販されていますが、一例を挙げておきます。)
a) 商品名:ハーティー
他の樹脂粘土より、安価な物で、軽量粘土です。
軽いが固まった後は、紙粘土より、しっかりしています。
用途としては、最も「スイーツデコ」に適している種類の粘土です。
軽いので、ストラップに最適です。(500~700円)
b) 商品名:グレイス
弾力性もあり、透明度も優れ、とても便利な粘土です。
殻粉を原料とした樹脂粘土で、きめが細かく、柔らかで、薄く延ばすことができます。
アクリル絵の具等での彩色が容易で、乾燥後にカッター等で切ると、断面が非常に綺麗です。
乾燥後も壊れにくく、プラスティックのように頑丈です。
デコパーツ作り(花作りなど)に最適ですが、少々重く感じます。(600~1000円)
c) 商品名:コスモス
殻粉を原料とした樹脂粘土です。白味がかった粘土で、陶器の感覚を表現したい場合に
最適です。軟らかいですが、乾燥後は頑丈になります。
乾燥後の色はグレイスに比べて、やや透明度が欠けます。デコパーツ作りに便利です。
d) 透明粘土(レジックス粘土)
澱粉と特殊樹脂(スターチ&レジン)を主原料とした樹脂粘土です。
非常に透明度の高い仕上がりになります。透過性を作品に出したい時は、最適です。
、
乾燥が早いので、作業は素早く進める事です。
) ポリマークレイ: 焼成(オーブン加熱など)して、硬化させる樹脂粘土です。
主にポリ塩化ビニルが、主成分の粘土です。 耐水性があり、一般的な樹脂粘土より
強度がありますが、落下や強い衝撃などによる破損が、起こりますので、注意が必要です。
色落ちは通常使用では、まず心配ありません。
以下次回に続きます。
掌(てのひら)に、乗る程度の大きさ、即ち、小物の部類が多いです。
2) 粘土の種類と特徴
紙粘土、軽量樹脂粘土、樹脂粘土、石粉粘土、油粘土、小麦粉粘土、パン粘土などの種類が
あり、その他、高価な銀粘土も有ります。
① 紙粘土
細かく裁断された紙に、糊などを加えて、粘土状にした物です。
原材料にパルプを含む為、紙粘土といいます。又、粘土分を含む物もあります。
近年、非常に軟らかく軽量のものや、液状のチューブ入りの物なども、開発されています。
又、パルプを含まない、紙粘土も開発されている様です。
) 他の粘土類よりも、安価で、ホームセンターや、100円ショップなどでも、販売され、
入手が容易です。
) 非常に軽く、乾くと固形化します。又、水彩絵の具で彩色でき、その作り易さから、幼児の
遊び道具や、工作材料として、小、中学校での図工、美術教材などにも、用いられています。
) 紙粘土にも、重さ(重量)や、手触りに違いが有ります。
弾力のある、もぞもぞした、紙粘土は、細かい細工には向きません。
持った時にやや重く、しっとりした感じの物の方が、細かい細工に向いています。
尚、 複雑な作業に適した、手芸用紙粘土の材質に、シラスバルーン(石の粉末)、タルク、
合成粘結剤、パルプ繊維粉、保存剤、保湿剤、保白剤、水などで、作られた紙粘土も有ります。
) 芯材などを入れて、使います。但し、水分に触れると、溶けて形を崩し易いです。
更に、乾燥した紙粘土は、衝撃に弱く、破損し易いから、注意が必要です。
) 乾燥後に着色や、ニスなどで表面を覆い、光沢を与え、質感を変える事も出来ます。
更に、紙粘土に絵の具を混ぜ、粘土自体に色を付ける事が出来ます。
尚、愛好家により、大人向けの関連図書も、多数出版され、作品も多く紹介されています。
② 樹脂粘土
樹脂粘土は、紙粘土よりも高価ですが、手触りが良く滑らかで、細かい造形に適します。
固まると少し透明がかった、陶器の様な質感に変わる特徴が有ります。
樹脂粘土には、、自然乾燥で硬化させる、一般的な樹脂粘土と、焼成して硬化させるタイプ
「ポリマークレイ」の、2種類の粘土があります。
) 自然乾燥用にも、幾つかのの種類が有ります。
粘土の種類によって、耐水性が有る物もありますが、基本的には、水分を避けてご使用します。
完成品には、弾力がありますが、微細な構造や薄いエッジに強い力を加えると、破損
変形する事もあります。
(商品は各メーカーから、色々な名前で、市販されていますが、一例を挙げておきます。)
a) 商品名:ハーティー
他の樹脂粘土より、安価な物で、軽量粘土です。
軽いが固まった後は、紙粘土より、しっかりしています。
用途としては、最も「スイーツデコ」に適している種類の粘土です。
軽いので、ストラップに最適です。(500~700円)
b) 商品名:グレイス
弾力性もあり、透明度も優れ、とても便利な粘土です。
殻粉を原料とした樹脂粘土で、きめが細かく、柔らかで、薄く延ばすことができます。
アクリル絵の具等での彩色が容易で、乾燥後にカッター等で切ると、断面が非常に綺麗です。
乾燥後も壊れにくく、プラスティックのように頑丈です。
デコパーツ作り(花作りなど)に最適ですが、少々重く感じます。(600~1000円)
c) 商品名:コスモス
殻粉を原料とした樹脂粘土です。白味がかった粘土で、陶器の感覚を表現したい場合に
最適です。軟らかいですが、乾燥後は頑丈になります。
乾燥後の色はグレイスに比べて、やや透明度が欠けます。デコパーツ作りに便利です。
d) 透明粘土(レジックス粘土)
澱粉と特殊樹脂(スターチ&レジン)を主原料とした樹脂粘土です。
非常に透明度の高い仕上がりになります。透過性を作品に出したい時は、最適です。
、
乾燥が早いので、作業は素早く進める事です。
) ポリマークレイ: 焼成(オーブン加熱など)して、硬化させる樹脂粘土です。
主にポリ塩化ビニルが、主成分の粘土です。 耐水性があり、一般的な樹脂粘土より
強度がありますが、落下や強い衝撃などによる破損が、起こりますので、注意が必要です。
色落ちは通常使用では、まず心配ありません。
以下次回に続きます。