さすが…だから…

メジャーリーグの開幕が近づきました。
そんな今日、シアトル・マリナーズを応援している主人が言いました。

「新人のフリオ・ロドリゲスは、イチローを尊敬しているらしいよ。」と。

ロドリゲス曰く、「多くの人は、打てる球を打てと言うけれど、
イチローはそのピッチャーが得意な球を打てと言うところがすごい。」ということです。

なるほど…と思うのは、ピッチャーにとって得意な球を打たれると
次にはその球を投げにくくなるはずですから、
１番得意な球の次の球、つまり２番目の球を投げてきます。
それは、バッターとしては打ちやすくなるのではないかしらと思いますから、
ピッチャーの得意な球を制覇することには、大きな意味があることになります。

自分にとって打ちやすい球を打つのならば、自分の技を向上させなくていいですが、
ピッチャーが得意な球ということになりますと、自分の打つ技術を上げなければいけません。

どんなことでも同じだと思いますが、自分をより向上させるためには、
今よりも少し上のものを目指し、それに向かって進むことが必要です。

イチローさんは、今、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターということですが、
若手の選手たちへの指導もしておられるようです。
あのイチローさんだから伝えられることがあるでしょうし、
あのイチローさんの言葉だから受け入れられる人もあるでしょう。

選手時代には、多くの記録を塗り替える活躍があって感動させてもらえましたし、
人としての生き方をも、たくさん学ばせてもらいました。

選手としての現役を終えられてから、久しぶりに話題が出ましたが
やはり当時を思い出させてもらえる言葉に、改めて『すごさ』を感じています。


　近づく春を感じているのでしょうか、芝桜が２輪、花を咲かせていました。