想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

咲きました。

2024-08-03 21:43:49 | 日記
先日来、このブログで紹介していたウバユリ。
花が咲きました。



『姥百合』と書くその花は、花が満開になる頃には葉が枯れる事が多いため、
歯(葉)のない「姥」にたとえて名づけられたそうです。

その名の由来通り、蕾のまま咲かずにじっと耐えて、今その時を迎えました。
ウバユリという名前ですから、よく見る百合の花を想像していますと、
『えっ??』と思うような花が咲くのです。
あの百合の花とは違って…、そして姥と付けられた名前の通り(?)、
パッと花開く…という咲き方ではありません。
茎の先に横向きに、2~4個くらいの花を咲かせます。
花は緑白色ですから、華やかさはありません。
そして、咲くとすぐに散り落ちてしまうのです。



こうして書き出していますと、姥百合って可哀そうな花だということを
改めて思うのです。
姥…なんて名前もさることながら、花にも華やかさはなく、
咲くまでに日数を要したにもかかわらず、あっという間に散り落ちるのです。
山地の森林に多く自生していますので、人に見てもらえることも少ない…。

ちょっとかわいそうな感じがしますが、でも、私は毎日見ていますよ。
20数年前に山梨に引っ越してきた時から、ず~っとです。
昨年までの10数年は北海道で見ていました。

秋になると大きな実を付けます。
その殻の中に薄くて平たい翼状の種がたくさん入っています。
それは風で飛ばされていくということですが、
ウバユリは宿根草だと思うのです。
種は、新たな場所に根付くということなのでしょうか。
そのへんはよくわかりません。

因みに…、
姥百合の春の時期の若芽は、おひたしや和え物として食べられるらしいのですが、
このあたりに生えているのを見ていますと、食用としてはちょっと…と
手が出にくいように思います。
また、冬の時期になると百合根のように和え物や煮物としても食べられるそうです。
これまた、このあたりの自生のウバユリですと、手が出にくい感じです。

野山に自生している植物には毒を持っているものもありますので、要注意。
私はそれらを食べることは考えていなくて、あくまでも観察して楽しんでいます。


 ウバユリってクローンなの?と思うほど、そのあたりで一斉に咲き始めています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新しい問題集 | トップ | おしゃべりのバランス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事