想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

何の色…?

2012-05-03 21:27:37 | 日記
秋に落葉した木々がやっと芽を吹くこの時期、木の枝から流れ出る樹液の色に
驚かされます。自然のものとは思えない色なのです。

新しい季節…、
木々は、芽を出し、葉を広げ、花や実を付けるために目覚めます。
その時、木々は厳しかった冬に傷ついてしまった部分から、この樹液を出して
いるのではないかしらと思うのです。
それが、自らの傷を治すためなのか、傷を治せない悲しみの涙なのか、
私にはわかりません。
でも、この異様は色が、ただ事ではないことを教えてくれます。

お散歩コースにあった直径が40cmほどの木が、春先に切り倒されました。
その木から出た樹液は、切り倒される時に「もっと生きていたいのに悲しい。」と
悲痛な叫びを上げて、涙を流したのではないかしら…と思うのです。
森の中には、そんな切株がいくつもあって、胸が痛む思いがします。

森を育てるための伐採もあるのでしょう。
でも、開発のために切り倒される木も多いのです。
森の木々は次々に伐採され、やがて「売り地」の立て札が立ち、
更には、空き地になって数年という場所もあります。

森がある時には、小動物や小鳥が暮らせる豊かな自然がありましたが、
かれらは行き場を失ってしまいました。

人は、癒されるからと自然を求め、リフレッシュの為にと森林浴をします。
人は、望むものは、何としてでも手に入れようと思ってきたのかもしれません。
そこには、小さな生き物や弱い者に対する配慮はなかったのでしょうか。

耳を澄ませると、森や…、木々や…、動物たちの哀しい声が聞こえてくるのは、
私だけでしょうか。



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