想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

ど根性…、こんなに大きくなりました。

2017-01-21 22:23:16 | 日記
よく聞く『ど根性野菜』

本来は、耕された柔らかい土の畑で栽培される野菜が、
硬い石を割って…とか、コンクリートの隙間から…など、
「こんなところから??」という意外な場所から出てくると、
ど根性大根、ど根性ナス、ど根性ミカンなどと言われます。

今日、この建物で見かけたのは、『ど根性…』とまでは言えませんが、
それに近い植物です。
フェンスで覆われていて、人が入れない空間に、その場所があります。

それに気づいたのは、3年前でした。
建物の壁に、小さな緑の芽が出ていました。
わずかな突起部分に溜まる水分で、成長を続けていると思われますが、
雨が降った時くらいしか、そこに水分が溜まるとは思えません。
しかも、風が吹けば蒸発してしまうのです。
命をつなぐことの難しい場所です。

そんな中、昨年は、その葉が4枚になり、茎もしっかりしてきていたのです。

そして今年は…と言いますと、茎が枝分かれをして、さらに立派(?)になっているのです。
沖縄は、夏冬問わず風がとても強く、大きな幹の木でさえも、
くねくねと曲がりながら大きくなるほどです。
それなのに、このか細い芽が、大きく成長しているのですから、
私から見ると、立派な『ど根性植物』です。

植物には、人間には見えないほどゆっくりしたスピードであっても、
堅い石やコンクリートなどを突き破って成長する特質があるようですから、
強い生命力を感じます。
そんな遺伝子を伝え、残しながら、次の世代に繋いでいることを思いますと
いとおしさを覚えます。

『ど根性』と言わないまでも、
生きるために必要なことを感じさせてくれているこの植物に、
今日は焦点を当ててみました。

3年間の成長の記録(?)です。


 一昨年の2015年です。


 小さな芽が出ていました。


 昨年の2016年です。


 葉の数が増えました。


 こちらが、今年、2017年です。



 こんなに大きくなってきました。

コメント
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