楽しませてもらいました。

車が赤信号で止まった時、私は助手席で笑ってしまったのです。

その時、私の目の前には、同じ赤信号で２台の単車が止まっていて、
それぞれに乗った若者が話をしていました。
そのうちの一人が、私の笑いを誘っていたのです。

その何がおかしかったのか…と言いますと、
彼は、止まっている単車が倒れそうになるのを、片足を地面に着いて支えていました。
…が、彼はすぐに、その足を単車のペダル(？)に載せるのです。
単車は止まっていますから、当然のように倒れそうになります。
彼は、ペダルから片足を離して、地面に下ろします。
まもなく彼は、すぐにその足を単車のペダルに載せるのです。
単車は倒れそうになり…、
彼は、ペダルから片足を離して…、
地面に下ろします。
すぐにその足を単車のペダルに載せ…、
…
…
…
彼は、何度それを繰り返したことでしょう。

私は、笑いが抑えきれなくなって、主人に話しました。
主人も、何度か見ているうちに笑いだしてしまったほどです。

大きな交差点の、長い赤信号のお蔭で、私は涙が出るほど笑い、
楽しませてもらいました。

若者君、笑ってしまってごめんなさいね。
でも、あなたのお蔭で、ちょっと楽しい時間が過ぎていきました。
ありがとう…。


　公園の花壇に、可愛い花が咲いていました。