会津市内の個人の家に珍しい石塔の歌碑があった。
明治天皇御製 神祇
国民はひとつこころにまもりけり
遠つみおやの神のをしへを
子爵 松平保男□□
裏面
源中将正之公詠日本紀意宴寄國祝□□□
あしかひの葦原の国□□□□□
天照しま□須め神のみち
源 保男□
裏面はあまり判読できませんでした。ここの家人は何でこの歌碑がここにあるか、
まったくわからないとのことであった。松平保男氏は会津松平家十二代当主で、
個人のお庭でこのような歌碑をみると時間を飛び越え、昔に戻ったような不思議な
感覚にとらわれる。正之公の遺訓を守って心一つにしていると会津の人々が誉められた
ような気分になる。大正二年発行の香取神宮宮人伊藤泰歳による明治天皇
御製神訓謹解によれば、これは寄國祝という題でお詠になったといわれるが、
いったいどこでお詠になられたのだろうか?
注、国民(くにたみ)、遠つみおや(遠津御祖)、寄國祝(くによするいはひ)
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