ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

私が投票しても変わらない?いいえ、確実に政治は変わります!

2017年10月19日 | 日本とわたし
衆議院選挙の投開票日が近づいてきました。
なんと、台風まで近づいてきています。
投開票日は22日ですが、それまではずっと期日前投票が可能です。
しかも、期日前投票の会場は、急に6時に閉められたりしないと聞いています。
ここ最近、予告の知らせも無しに、本来なら8時まで開いていなければならない会場が、6時に早々と閉められていたので投票できなかった、というような話をよく聞きます。
今日と明日、出かけるのにそれほど困らないお天気になりそうなタイミングを見計らって、ぜひ、投票にお出かけください!





民主主義であると思われていた日本ですが、この、前回の衆議院選挙における投票を棄権した人の数を見るたびに、しばらく呆然としてしまいます。
いろんな事情があったにせよ、この数字は多すぎます。

投票率は、年々下がってきています。


今回こそは、このグラフが、とんでもない勢いでピョン!と上がって欲しいです!

でももし、今回もまた、投票率が低いままで終わってしまったら、膨大な数の組織票を持つ自民党が、一人勝ちするでしょう。
そうすると安倍首相は、国民の信任を得たと胸を張り、その議席数の多さ、そしてもはや全党員が右へ倣えのロボットと化していることをフルに利用して、
どんなに市民が反対しようが疑問を持とうが、自分たちの都合の良い法案を、全員起立で次々に通してしまうでしょう。

モリカケカクシ解散と言われているこの解散も然り。
野党からの追求を逃れるために、憲法に違反したまま国会を開かず、憲法に違反したまま解散をし、選挙でしっかり説明すると言っておきながら、
事もあろうにテレビ放映された党首討論の場で、公判にも至っていない被告人の起訴事実を、自分にとって都合の良いものに変え、自分たちは騙されたとぬけぬけと言う。
そのような「推定無罪の原則」を無視した『説明』が、一体どうして可能だったのでしょう。
それは検察が、マスコミなどからも「国策捜査」だと批判されている逮捕を強行し、起訴したからに他なりません。

このことの裏に隠れている、本当に恐ろしい問題を、郷原信郎さんが詳しく書いてくださいました。
郷原さんはみなさんに、投票に出かける前にぜひ読んでいただきたいとおっしゃっています。

本当に、「こんな首相」を信任して良いのか
【郷原信郎が斬る】2017年10月19日
https://nobuogohara.com/2017/10/19/本当に、「こんな首相」を信任して良いのか/


さて、この表は、今年度の国会で、質問も議員立法もしていない代議士の名簿です。


代議士の仕事の最たるものである議員立法を全くしないまま、一体一年間、何をしていたのでしょう?
市民から吸い上げる(安倍首相の言葉)税金から、国会の席でぼうっと座っているだけだった人に、何千万というお金が支払われているのですから、
みなさんも、この議員の名前がご自分の投票対象であるかどうかをしっかりと調べ、税金泥棒に票を投じるようなことがないようにしてください。


安倍首相は、口を開けば、この国を守ると繰り返していますが、果たしてそうでしょうか?

働いても働いても、ちっとも楽にならない。
アベノミクスは、もともと強いものをさらに強くし、その見返りを懐に入れた自民党の、とんでもないインチキです。








それに引き換え、どれだけの富が、富裕層や大企業、そして自民党に集中しているか。







だからもちろん、消費は冷え込む一方です。




当たり前です。
どんなに経済的に苦しい家でも、絶対に必要な食べ物や日常品から、生活には別に必要の無い高級品まで、一律8%もの税金がかけられてしまっているからです。
ここアメリカは、州によって法律が違うので、消費税もまた様々ですが、絶対的に必要な食品や日常品には、消費税はかかりません。
品物によって税率が変わる。これが消費税の基本です。
こんな基本中の基本も満たしていない消費税をかけられて、怒らないのはもったいない。
投票で示しませんか?





消費税を上げる必要などどこにもないどころか、下げるべきなのです。




さて、上の志位さんが党首である共産党という党については、先日、自分のフェイスブック上に、こんなことを書き込みました。


「あんまり安倍政権がひどすぎて、共産党アレルギーが治ってしまった」

というツイートを流した人がいましたが、わたしも似たり寄ったりだったんだなあと、苦笑いしながら読みました。
震災と原発事故が起こってから今までの間に、国の仕組み、政治の内情、隠されていた社会の裏側などに興味が出て、色々と調べていくうちに、
共産党の議員の方々の国会での質疑内容の素晴らしさ、市民の側に寄り添い、言葉だけでなく、現場に駆けつけ、親身になって助けようとする姿を見るにつけ、国会議員というものの印象が大きく変わりました。

今回の選挙においても、野党共闘の強い意志は揺らがず、献身的とも言える行動を取り続けてくれています。
枝野さんの踏ん張りで大人気の立憲民主党も、共産党が、立憲民主党の候補者を支援するために、せっせと自分たちの候補者を下げてくれたことで、候補者の擁立がスムースになりました。

この、一時は破滅状態に陥った野党共闘態勢は、まだ傷を負っているままです。
そういうこともあって、今回は十分な力を発揮することはできないかもしれませんが、次に繋げていける希望が生まれました。


その野党共闘とは少し意味合いが違うのですが、一人の市民が、ある日突然決心して、安倍政権打倒のために、安倍首相本人の首を取りに、山口に乗り込みました。
その人の名前は黒川敦彦さん。
加計学園問題を追及する市民団体の中心人物です。
この人の無鉄砲さに驚きながら、毎日の選挙運動の様子をビデオで観ています。

初めは、無鉄砲にも程があると呆れていた人たちも、彼の必死で駆け回る姿を見て、いろんなデータを出したりして、応援し始めました。




山口4区の有権者のみなさん、「選挙に言ってもなあ…」などとため息をつく必要はありません。
今回の選挙はとても面白いことになりましたもんね。
ぜひぜひ棄権などせずに、現役首相の落選という、前代未聞、奇想天外のドラマを、みなさんで作ってください!


今回の選挙は二極です。三極ではありません。











安倍首相が首相を続けるのは良くない。
そう思っている人が5割近くもいるというのに、どうして自民党が圧勝する、などという予想が出続けているのでしょうか?
大企業、極右カルト集団日本会議、神道政治連盟などが、血眼になって集めている組織票は、最初から数が決まっています。
ものすごい数の票です。
けれども、それに勝ることができるものがあります。
それは、市民の数です。



この、選挙に行かなかった人たちが行くと、世紀のちゃぶ台返しが実現します。
市民側からの倍返しです。






といっても、今回の選挙、投票しようにもし辛い、気持ちよく名前を書けない、そういう方もいらっしゃるかもしれません。
けれども、今回の選挙ほど、市民の力が必要な選挙はありません。
なので、戦略的投票、という作戦が立てられました。


とにかく何が何でも、『安倍一強』だけは終わらせなければなりません。
野党議員が小選挙区で勝ち上がれるよう、どの野党でも入れてやる!という、戦の大将にでもなったつもりで書き込んでください!




立憲民主党からのお知らせを最後に。

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